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魅力あふれる地獄へようこそ。「鬼灯の冷徹」原画展レポート

9月22日(水)より「鬼灯の冷徹」原画展~地獄資料館~が松屋銀座にて、開催されています。
「モーニング」(講談社刊)で2011年〜2020年まで連載された漫画作品「鬼灯の冷徹」。
地獄を舞台に閻魔大王第一補佐官・鬼灯と個性豊かな登場人物たちが繰り広げる楽しい地獄の日常を描く本作品は、単行本の累計発行部数が1400万部を突破、2014年にアニメ化され、2017年には第二期も放送されました。
過去最大規模となる本展では、江口先生の漫画原稿やカラー原画を中心に約200点以上を展示!
今回は、その「鬼灯の冷徹」原画展の様子を写真と一緒にお伝えします。

※これから行く方はここから先、ネタバレに注意してください。

「鬼灯の冷徹」9年の軌跡!歴史資料館

入場して最初に見えるのは「歴史資料館」です。ここでは約9年間の「鬼灯の冷徹」を取り巻く出来事が、年表でまとめられていました。
初めてモーニングの表紙を飾ったあのときから、連載に幕を下ろし、この原画展が開催されるまでの軌跡が細かく記されています。

そして反対側には「モーニング表紙ギャラリー」が!2012年1号の表紙を飾ってから計26回、そのすべての表紙が展示されている様子は圧巻です。

正面には豪華絢爛「鬼灯の冷徹 金色屛風」が。

最終話のカラー扉をもとに作成されたそうです。

続く「モーニング表紙原画セレクション」では、モーニングの表紙を飾ったカラー原画がいくつかピックアップされ、原画の「お題」や江口先生ならではのこだわりが掲載されています。

地獄について詳しくなろう!地獄案内所

このエリアではまず、人間の死後の行き先を決める裁判についての展示がありました。
その第一〜第十の裁判について、それぞれの担当の裁判官と第一補佐官、担っている役割を解説。早く行き先を決めて裁判を終わらせたいけれど、ついつい個性豊かな担当者に会ってみたくなってしまうかも……

八大時獄めぐりでは、8つの地獄が1つずつ解説されています。どれも実際には、絶対に味わいたくないような罰が待っている地獄ばかり。

そして海外の地獄についても展示されており、文化が違うと地獄も違うようです。

鬼灯の拷問研究では、時代によって変わっていく拷問が紹介されています。鬼灯はアイデアマンのようで、その発想がシュールで面白すぎる……

その他、地獄の楽しい生活や、知識の神である白澤が運営している、桃源郷にある「極楽満月」の紹介があり、登場キャラクターたちの日常を覗き見ることができます。

そして次のエリアでは……

鬼灯が趣味で育てているあの金魚草に、お水をあげられるフォトスポットが!今にも鳴き声の大合唱が聞こえてきそう。ジョウロも用意されているので、ぜひ写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

個性豊かなキャラクターたち!「住人記録室」

鬼灯を始めとし、閻魔大王、茄子、唐瓜、桃太郎ブラザーズ、お香、ピーチ・マキ、ミキ、白澤といったお馴染みのキャラクターたちが大集合!
キャラクターの基礎情報と、作者の江口先生だからこそ解説できる貴重なお話も掲載されています。

端から端までイラストがぎっしり詰まった絵巻「鳥獣人物鬼画」は、その長さに見た人全員が驚くはずです。

そして、地獄の仲間たちが大集合したフォトスポットや、閻魔様の足元であの先輩とともに職業体験できるフォトスポットも。またとないこの機会に、ぜひ写真を撮ってみてください!

江口先生が本展覧会のために描きおろした「鬼灯の冷徹」連載10周年ちびキャライラストは、普段とは違うパーティー衣装に身を包んだキャラクターたちが可愛すぎます。

幻の(!?)描きおろしイラストや、地方限定のイラストも展示。

あの落書きも大集合!「創作部屋」

最後の「創作部屋」は、江口先生の創作活動をまとめた展示エリアです。本展覧会のキービジュアルができるまでの過程も貴重な動画で見ることができます。遊び心がたっぷり詰まった扉絵や、Twitter投稿でお馴染みの「落書き」シリーズなどどれも魅力的なイラストばかりです。

地獄に入り込んでしまう展示会

「鬼灯の冷徹」の歴史や個性豊かな仲間たち、魅力あふれる地獄など内容が盛りだくさんの本展は、時間が経つのも忘れてその世界に入り込んでしまいます。江口先生のこだわりが詰まった美しすぎる原画たちを、ぜひその目で見てみてください!

開催情報

会期
2021年9月22日(水)〜10月5日(火)
午前10時〜午後8時(入場は閉場の30分前まで/最終日は午後5時閉場)

※9月26日(日)、10月3日(日)は午後7時30分閉場
※新型コロナウィルス感染症拡大の状況により、営業日・営業時間が変更になる場合がございます。詳しくは松屋ウェブサイトをご確認ください。

会場
松屋銀座 8階イベントスクエア
(東京都中央区銀座3-6-1)
他、全国巡回予定

入場料
■入場料=一般1,100円(900円)、高校生800円(600円)、中学生600円(500円)、小学生400円(300円)

■グッズ付チケット=1,700円(1,500円)<高校生、中学生、小学生などの区分けはありません。>

※未就学児無料 ※( )は前売料金。
※グッズ付チケットは「オリジナルPPドキュメントケース」
詳しくはこちら

お問い合わせ
松屋銀座 TEL:03-3567-1211(大代表)

注意事項
※混雑時は、お待ちいただく場合や整理券を配布する場合がございます。

©江口夏実/講談社

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