2023.09.26

会いたい人に会えるなら、誰に会いたいですか？　eeo Stage reading MNOP#7『紡がれし箱』最速ゲネプロレポート！

2023年3月15日(水)からシアターKASSAIで上演中のeeo Stage reading MNOP#7『紡がれし箱』。

「eeo Stage reading MNOP#7『紡がれし箱』」は、俳優・殺陣振付師である鵜飼主水さん、脚本家・演出家、俳優である萩原成哉さんによる団体「もんどなるやオリジナルプロジェクト」通称「MNOP」と「eeo Stage」がタッグを組んで行う「eeo Stage」シリーズの最新作です。

鵜飼さん、萩原さんとともに佐藤弘樹さん、中尾拳也さんが出演される本公演のゲネプロの様子を特別にお届け！

▼千秋楽生配信チケットのご購入はこちらから　※劇場チケットは完売▼

生配信チケット販売ページへ

▼グッズのご注文はこちら！▼

eeo Storeへ

不思議なエレベーターが向かう先は？

薄暗い中、舞台の中央にあるエレベーターの中に“一人の男”（中尾さん）がいます。彼は自身の過去に想いを馳せつつも、静かな口調で気持ちを吐露し始め、次第に場面は謎の男（鵜飼さん）との思い出を振り返るかのようなやりとりへ。愛情さえも感じさせるような二人の会話の最中、突如また別の人物が登場。彼に「このままでいいのか？」と質問を投げかけます。

“一人の男”は「いいんだよ、多分」とどこか悲し気な表情で答え、とある選択をした瞬間、先ほどまでは回想シーンを表現していたはずの空間には、謎めいた雰囲気を持ったドアマン（鵜飼さん）とベルボーイ（萩原さん）が現れ、止まっていた時が動き出したかのようにエレベーターが……。

ドアマンとベルボーイは、エレベーターがあるのは“どこかにあるホテル”で、ここにあるエレベーターに乗れば「会いたい人に会うことができる」と説明。二人はエレベーターの説明やお互いの紹介をテンポのよい掛け合いとともにしてくれるので、思わず笑ってしまいそうになります。

そんな二人のもとに、ふらりと“男”（佐藤さん）が。ドアマンとベルボーイは“男”に、このエレベーターが乗れば会いたい人に会えるものであること、そして「会いたい人はいますか？」と問いかけます。すると“男”は静かに「父が殺した人」と回答。“男”はベルボーイに促されるままエレベーターへ。

そして、場面は「父が殺した人」＝最初、エレベーターに一人で乗っていた男（中尾さん）の過去へと移ります。

男が見た“会いたい人”の過去、そして思い返される自分の過去

ここからは中尾さんが“一人の男”、佐藤さんが“男”をそれぞれ演じ、ドアマンを演じる鵜飼さん、ベルボーイを演じる萩原さんがさまざまな役柄を兼任しながら、朗読シーンが展開していきます。

“一人の男”と“男”の父親の出会いと関係性、“一人の男”と母親のいびつな家族愛、“男”と彼の両親との関係、父が人殺しになった理由……さまざまな想いや感情が複雑に絡み合い、“一人の男”、“男”、父親、母親、とすべての人物たちの真実が明らかに。

会いたい人に会った“男”のなかですべてがつながった瞬間、彼はエレベーターを降り、現実へ。そして、ある決意を胸に一歩を踏み出します。踏み出した先にあるものは何だったのか……ぜひ劇場、または配信で。

おだともあきさんの劇中歌が物語を鮮やかに彩る

今回、劇中歌として、MNOPの公演ではおなじみ、シンガーソングライター・おだともあきさんの楽曲が多数使用されています。

冒頭、物語の不思議さを表すかのように、幻想的な曲調の「ミステリアス」、“一人の男”と彼の母親との関係性を“男”がそっと見つめるシーンではミディアムテンポの「泥棒のはじまり」、“一人の男”と“男”の父が楽しく過ごすシーンでは幸福感が伝わってくるような「ライト」、父が人を殺してしまう場面では静かなバラード調の「雪桜」、そして朗読を締めくくるラストソングには優しさが溢れる「おつかれさまのうた」。

ストーリーや登場する人物たちの気持ちにリンクするかのような曲調、歌詞になっているため、物語に引き込まれる要素の一つになっています。

eeo Stage reading MNOP#7『紡がれし箱』は、脚本を手掛けた萩原さん自身もSNSで「全員もれなくしんどい難しい！」と叫んでしまうほど、色々な意味で難しく、ただそれは単純な朗読劇ではないがゆえの難しさのように感じられました。

一度だけではなく、何度も見ることでひとつひとつのシーンやセリフに込められた想いを感じられる舞台なので、劇場で観劇したという方も視点を変えて配信も楽しんでみてはいかがでしょうか？

公演は3月19日(日)まで。劇場チケットは完売していますが、千秋楽公演の生配信チケットは現在販売中です。

また、グッズは、劇場販売／通販（eeo Store）にて実施中。難解な物語を深く理解するための朗読台本（複製）、複製サインとメッセージ入りのポラロイド風ブロマイド、全身姿を堪能することができるアクリルスタンドなど、どれもぜひゲットしたいアイテムになっていますので、お買い逃しなく。

eeo Stage reading MNOP#7『紡がれし箱』千秋楽公演生配信＆グッズ通販

■生配信■
■配信対象：3月19日(日)17:00公演（千秋楽）
■販売期間：3月8日(水)18:00～3月26日(日)20:59
■配信期間：3月19日(日)16:45～3月26日(日)23:59
　16:45～　前説
　17:00～　本編開始
■視聴チケット：3,000円（税込）
※1週間のアーカイブ付きです。
※〈3カメスイッチング映像〉での配信となります。
※本編（約60分）＋前説の配信です。
※アフターイベントの配信はございません。

生配信チケット販売ページ：http://confetti-web.com/mnop7_streaming

■グッズ通販■
受付期間：2023年3月2日(木)18:00～2023年3月27日(月)23:59　※お支払い完了まで
お届け時期：2023年5月上旬頃発送予定

※通販サイト（eeo Store）にてグッズご購入の際は、登録無料のeeo会員アカウントが必要になります。

▼グッズのご注文はこちら！▼

eeo Storeへ

eeo Stage reading MNOP#7『紡がれし箱』公演概要

＜日程＞
2023年3月15日(水)～19日(日)　全9公演
3月15日(水)19:00
3月16日(木)14:00／19:00
3月17日(金)14:00／19:00
3月18日(土)13:00／18:00
3月19日(日)12:00／17:00
※公演時間：約100分（アフターイベント含む）
※別途、各公演後に「MNOPファンクラブ会員限定イベント」を実施いたします。

［アフターイベント］
①目指せインスタ映え！！
②あなたのお悩み解決箱！
③レトロゲーム大会！
④アフターライブ！
⑤鵜飼主水先生の殺陣教室。
⑥メンタルババ抜き王決定戦
⑦即興劇大会！
⑧千秋楽直前トークショー！
⑨千秋楽大ビンゴ大会！！

※諸事情により変更の可能性がございます。
※⑨については、当日物販にてビンゴカード（1枚500円・税込）を販売いたします。

［MNOPファンクラブ会員限定イベントについて］
①私物サイン会
②チェキ会（別会場にて）
③舞台上開放撮影会　※MNOPの登壇はございません。
④チェキ会（別会場にて）
⑤似顔絵会
⑥メッセージカード会
⑦チェキ会（別会場にて）
⑧お見送り会

※諸事情により変更の可能性があります。
※⑨千秋楽公演のみ、FC会員限定イベントはございません。
※チケットご購入タイミングにかかわらず、該当公演のチケットをお持ちの「MNOPファンクラブ会員」の方のみご参加可能です。当日は会員証または会員画面をご用意ください。

＜会場＞
シアターKASSAI　http://www.kassaikikaku.co.jp/

＜ストーリー＞
「ようこそお帰りくださいました」

そう言われて思う……ホテルにいるらしい。
不気味な雰囲気と格式の高さが入り混じる…
存在すらも曖昧なそのホテルはきっとココにある。

―ココにあるから僕はココにいるのだ―

「…あなたの用事はどのエレベーターに？」

当たり前のようにそこにある、
いくつもあるエレベーターを前に想う…

―これまでの人生を―

「さぁ、参りましょう」

そう語りかけてくるのはどこか懐かしくも思える様な
初めて会うはずの二人だった…

＜キャスト＞
鵜飼主水、萩原成哉、佐藤弘樹、中尾拳也

＜スタッフ＞
演出・脚本：萩原成哉
楽曲提供：おだともあき
舞台監督・美術：渡邉勝樹
音響：田中慎也
照明：和田優也
衣裳：沼崎和馬
ヘアメイク：青山亜耶
スチール：下條祐美
デザイン：升田智美（Mdesign）、中村美咲（A3）
制作：宮田真由
当日運営：若林沙織（MNOP）
物販運営：中村夏希（A3）
宣伝・広報：奥村寿代（A3）、朝倉華奈子（A3）
商品企画：宮腰夏帆（A3）、伊藤渚（A3）
WEB制作：青木隆志（A3）
プロデューサー：濱田優希（A3）
エグゼクティブプロデューサー：松本章宏（A3）
主催：eeo Stage／株式会社A3