現在、第2クールが放送・配信中…
2023年10月13日、立川ステージガーデンで女性VTuberグループ「ホロライブ」に所属している常闇トワさん初となるソロライブ「Break your ×××」が開催されました。
今回、本ライブのオフィシャルレポートが届きましたので、たっぷりの写真とともにご紹介します!
※以下、オフィシャルレポート原文ママとなります。
10月13日、ホロライブ4期生の常闇トワが自身初となるソロライブ「Break your ×××」を立川ステージガーデンで開催した。9月27日には1stフルアルバム「Aster」をリリースしており、今回は同作収録曲を中心とした、すべてオリジナル曲のセットリスト。ホロライブの中でも歌唱面で高い評価を集めていたトワが、一人のシンガーとしての晴れ姿を現地動員・配信を通して届けた。
2020年1月にデビューしたトワ。公式プロフィールの「夢」の欄には、「ソロライブ!フルアルバム発売!海外でのライブ!」と書いてある。4年目にしてこのうち2つが叶うこととなり、3つめの夢についても、本公演が韓国でライブビューイングされたことで確かな足掛かりとした。
定刻が近づくと、デジタルメッセージボードでファンから寄せられた様々な「Break your ×××」が流れ始めた。トワ自身は何を壊しにきたのか。今日は、それを見せつける場でもある。影ナレでは本人が「一緒に盛り上がる準備はできてるか! 声出す準備もできてるか!! 行くぞー!!」と叫び、ロックミュージシャンのライブのように熱く盛り上げる。
やがてステージ上部のモニターにまばゆい光が現れたかと思うと、オープニング映像がライブの開幕を告げる。通常衣装姿で現れたトワが「聞かせて」と歌詞の一節をささやけば、重厚な生バンドサウンドの「FACT」がライブの先陣を切った。トワがハンドマイクで持前の力強い歌唱を響かせながらステージを左右に歩けば、紫のツインテールと黒い尾が妖艶に揺れる。眷属たちは紫のペンライトとコーラスで、待望の日に花を添えた。
M1.「FACT」
黄緑の鋭い瞳を光らせながらライブの狼煙を上げたトワだったが、続くMCでは緊張を隠さず笑う。このお茶目さも彼女の魅力だ。ステージから現地組とのコミュニケーションを楽しんだ後は「常闇トワ1stソロライブ、こっから始まりだー!」と高らかに宣言した。
クラップの要求から軽妙なギターサウンドが鳴り響き、ボカロP・すりぃ提供の「AKUMA」へ。 がなりまじりのハスキーな歌と小悪魔らしいキュートな振り付けのギャップで会場中を虜にしつつ、サビでは「デビデビ」で眷属にマイクを向け、現地動員&声出しありのライブを心から楽しんでいる様子だ。
M2.「AKUMA」
buzzGが手掛けたロックチューン「ライメイ」のイントロが走りだせば、サプライズでキービジュアルのライブ衣装にチェンジ。羽衣のようなドレスに、ショートパンツとナポレオンジャケットのスパイスを効かせた甘辛スタイルで、高い位置でくくったポニーテールがよく映える。配信では様々な視点からトワを追い、角度によってかわいくもかっこよくも見える新衣装を堪能できた。
「トワは壊したいものがいっぱいあります。過去の自分とか、VTuberはこうじゃなきゃいけないとか、アイドルはこうじゃなきゃいけないとか、そういう縛ってる固定概念を壊してやっていこうと思います。今日は壊すために、自分を超えるために、ついてきてほしいです!」
M3.「ライメイ」
宣誓のようなMCの後には、インストBGMとともにバンド紹介。そのままアップナンバー「born to be real」(ANCHOR提供)へなだれこむ。生バンドライブならではの演出と真っ赤なレーザーに強制的にテンションを引き上げられ、曲を経るごとに激しさの増すトワの歌唱に陶酔していく。
熱狂は一転し、「おとせサンダー」などで知られるぼっちぼろまるが担当した「タイダナワンダー」へ。コミカルなSEが楽しい同曲では軽快なステップを見せたり、両腕を飛行機のように伸ばして走り回ったりとやりたい放題。落ちサビで切なげな表情を見せたかと思えば、強めのがなりでラスサビにつなげるなど、一瞬たりとも油断させないパフォーマンスを繰り広げた。
照明が寒色に切り替われば、ドラマチックなストリングスが心を揺さぶる誓いの歌「Present Day」へ。<ずっと黙っていたんだけど 心ってやっぱ正直だ><揚げたこの腕 わかんないんでしょ?>我々に問いかけるような歌詞をたたみかけ、曲の最後には右腕をまっすぐ上へと掲げた。
M6.「Present Day」
短めの幕間映像を経た後は、怪しげな曲調の中に切ないメッセージ性が垣間見える「Whose thorns?」。「みんなの前にいる常闇トワとありのままの常闇トワ」を表現したという歌詞をミドルテンポに乗せ、しっとりと歌い上げた。
ジャジーなピアノサウンドに誘われた先は「ミッドナイト・ランナウェイ」。青に染まったペンライトはトワの腕振りに操られるように左右に揺れる。時折振り付けに揺れる衣装の裾ときらめきが、都会の夜景を思わせた。
M7.「ミッドナイト・ランナウェイ」
「Purple Disease」は、ホロライブ関連のヒット曲をいくつも手掛けてきたかめりあによるもの。トワはハンドマイクからピンマイクに切り替えると、自由になった両腕を使ったダンス、跳ね上げるようなアクセントが印象的なラップで、セクシーな一面を演出。バンドサウンドの緩急にけだるげなニュアンスがまざって、「歌姫・常闇トワ」の新境地を味わわせた。
休むことなく「Cry Out」へ。表現力が問われる大人な曲が続くが、トワはものともしないどころか気持ちよさそうに歌いこなす。透き通ったロングトーンが体内に反響するように響き渡り、魅入ることしかできなくなっていた眷属は、曲の終わりに一瞬遅れて歓声を上げた。
M10.「Cry Out」
ヘビーなサウンドに、コーラスとヘドバンを要求したのは「マイロア」。この重厚すぎるバンドサウンドを従えられるのは、ホロライブの中でも随一のパワーボーカルを誇る常闇トワだからこそ。ほとんど叫んでいるような「ここまでおいで」が、あまりに頼もしく響き渡った。
マイロアとはまた違う毒を孕んだロングトーンは、「ANEMONE」の歌い出しだ。 アルバム「Aster」のリード曲でもあり、ペンライトはアネモネの花を思わせる赤に染まる。太くも伸びやかな声で、歌詞に込められた激情を表現した。
M12.「ANEMONE」
ここでスペシャルゲスト・猫汰つな(ぶいすぽっ!)が登場。「ソロライブをしたかった」と話していたトワの思いを一緒に背負い、ステージに立ったつな。親友との会話でエモーショナルな空気になったところで、二人でデュエット曲「二人三脚 feat. 猫汰つな」のタイトルコール。
背中合わせで始まった歌いだし、対になっている振り付け、美しいハーモニー。何より<なんだかさ 寝れなくて><付き合うよ><転んでも 立ち上がる><手伝うよ>など二人の会話をたどるような掛け合いに、どうしても涙腺が揺さぶられる。トワの声も表情も今日一番やわらかいものになり、つなのハイトーンボイスと絡み合って、どこまでも響き渡った。
M13.「二人三脚 feat. 猫汰つな」
やや声を震わせながら「3Dで同じステージに立てて本当によかった」と、つなとのステージを振り返ったトワ。続いて「常闇トワとしての軌跡の曲となっていますが、まだ実は完成していないです。今日はみんなと一緒に歌って、この曲を完成させたいです」と話すと「Antares」へ。音源ではさまざまな場所で活躍するトワの友人たちがコーラスに参加していたが、今日は会場と配信の眷属が参加。思いに応えようと懸命に声を上げる様子にトワは「みんなー!伝わった!ありがとう!」と叫び、無事「Antares」は完成した。
M14.「Antares」
ライブもそろそろ終盤。「『ERROR』のカバーから始まり、最初のオリジナル曲『Palette』、そして『FACT』。トワにとって思い出しかないnikiさんに書き下ろしていただいた、救いの歌です」との紹介で始まったのは「Twilight」。本人が希望した白いペンライトに照らされながら、丁寧に歌い上げた。
本編最後のMCでは「友達がたくさんできたのも、ソロライブができたのも、やりたいことを『やりたい』と言ってマイウェイでやってきたトワのことをみんなが応援してくれたからだと思います」と感謝を示しつつ、「トワは自分の声に自信がなかったけど、ホロライブに入れて、いろんな人に見つけてもらえた。この声が好きだと言ってくれる人、集まってくれる人、インターネットで見てくれている人、国を超えて見てくれている人、いっぱい出会いました。本当にうれしかった」と、胸の内をつむいだ。
本編最後に「サンビタリア」を歌い始めると、ここまでずっとこらえていた涙があふれだす。『大丈夫、ここにいるよ』と伝えるような温かい歓声が客席からステージを包み込み、涙を隠そうと下を向いたトワに再び前を向かせる。トワは最後には「君まで届け!」とまっすぐ歌い切り、手を振りながら退場した。
M16.「サンビタリア」
どこか感傷的な充実感が包み込む会場だったが、ほどなくしてアンコールの声が。するとステージが暗転し、真っ暗な会場に「Palette」のアカペラが響き渡った。トワは再び通常衣装で姿を現し、自らつづった詞を歌い上げる。ラスサビの盛り上がりと同時にライブ衣装へ転換。羽化のようなその変化は、初めてのオリジナル曲から歩んできたトワの軌跡を実感させた。
さきほど泣いてしまったことすらも豪気に笑い飛ばし、「マジでみんなに会えてよかった!」と話す姿は、もういつものトワだ。「今日のことも糧にして、次のステージに行きたいと思っています!みんなにもついて来てほしいです!」と、これからを感じさせる言葉もくれた。
M17.「Palette」
クライマックスが迫るがアルバムにはもう1曲、まだ歌っていない歌がある。トワは今日一番の笑顔を咲かせながら「行くぞ!魁!!」と叫び、オーディエンスを煽っていく。お祭り気分も最高潮を迎えたラスサビでは銀テープが放たれ、ペンライトを振る者、タオルを振る者、つかんだばかりの銀テープをそのまま振り回す者と、眷属も出し惜しみなしで熱狂する。
最後には「今日は本当に、来てくれてありがとう! 大好きだよ!」と叫び、エンドロールをもって常闇トワ・初のソロライブの幕は下ろされた。
M18.「魁」
今回の挑戦で、壊した過去の自分やしがらみもあれば、一方で新たに完成した曲、そしてつながった絆がある。スクラップ&ビルドの先に、常闇トワはどんな足跡を残していくのか。「マイペース」と自称する割にはしっかり者で、少し優しすぎる彼女の背中に、これからもついていきたい。
取材・文/ヒガキユウカ
写真/Takashi Konuma
▼Z-aN:¥6,500(税込)
▼SPWN:¥6,500(税込)
■受付期間&URL
2023年11月13日(月)21:00まで購入可能。
※2023年11月13日(月)23:59まで何度でもご視聴いただけます。
※2023年11月13日(月)23:59を過ぎると、アーカイブ視聴中でも視聴できなくなります。
※本チケットの購入時には、別途サービス手数料として220円が発生いたします。
Z-aNチケット購入URL:https://www.zan-live.com/live/detail/10315
SPWNチケット購入URL:https://spwn.info/47RtcjP
■受注期間
2023年10月23日(月)18︙00まで
受注販売の期間や注意事項・詳細は、公式HPの販売ページなどをご確認ください。
グッズ購入(日本):https://shop.hololivepro.com/products/tokoyamitowa_1stlive_2nd
グッズ購入(海外):https://shop.hololivepro.com/en/products/tokoyamitowa_1stlive_2nd
「ホロライブプロダクション」は、カバー株式会社による独自システムを活用して「YouTube」などで動画投稿やライブ配信を中心に活動する女性VTuberグループ「ホロライブ」、男性VTuberグループ「ホロスターズ」が所属するVTuber事務所です。ライブ配信での応援やTwitterでの交流ができる次世代のバーチャルタレントが所属する事務所であり、精巧な2D・3Dキャラクターモデルを使用した実況・配信を得意としています。
<公式WEBサイト・SNS関連>
・ホロライブプロダクション公式サイト:https://www.hololive.tv/
・ホロライブプロダクション公式Twitter:https://twitter.com/hololivetv
・ホロライブプロダクション音楽公式Twitter:https://twitter.com/hololive_music
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・ホロライブプロダクション公式ショップ:https://shop.hololivepro.com/
「ホロライブ」は、カバー株式会社による独自システムを活用して「YouTube」などで動画投稿やライブ配信を中心に活動する女性VTuberグループです。ライブ配信での応援やTwitterでの交流ができる次世代の二次元アイドルグループであり、精巧な2D・3Dキャラクターモデルを使用した実況・配信を得意としています。
<公式WEBサイト・SNS関連>
・ホロライブ公式サイト:https://hololive.hololivepro.com/
・ホロライブ公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCJFZiqLMntJufDCHc6bQixg
(C) 2016 COVER Corp.
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