今回は 20 代会社員の「ひーちゃん」にお話を伺いました!多趣味なオタクのひーちゃんが「ぬい活」にハマった経緯を中心に、片道 2 時間の通勤や遠征時での工夫、ミニマリスト的推し活の心得などを聞きました。仕事や趣味と推し活を両立する秘訣とは?
名前:ひーちゃん 職業:会社員 趣味:2.5 次元などのミュージカル観劇、アウトドア、ぬい活 好きな作品:魔法使いの約束、ブルーロックなど
今回は 20 代会社員の「ひーちゃん」にお話を伺いました!多趣味なオタクのひーちゃんが「ぬい活」にハマった経緯を中心に、片道 2 時間の通勤や遠征時での工夫、ミニマリスト的推し活の心得などを聞きました。仕事や趣味と推し活を両立する秘訣とは?
名前:ひーちゃん 職業:会社員 趣味:2.5 次元などのミュージカル観劇、アウトドア、ぬい活 好きな作品:魔法使いの約束、ブルーロックなど
ひーちゃん:ぬいぐるみに囲まれた家庭で育ったので、元々ぬいが好きでした。オタクになって他のグッズも集めたものの、グッズをおしゃれに飾るのがあまり得意ではないと気づきました。インスタとかでお部屋に綺麗にグッズを飾っている投稿を見て自分でやってみても、ときめかない棚しかできなくて…。一方でぬいは「そこにいればかわいい」というのもあって、ぬい活にハマりました。 グッズをコレクションすることよりも、体験を大事にしているというのもあります。私は観劇や旅行、アウトドアが好きなんですが、ぬいは一緒に連れていけるのがいいですね。他にもご飯を食べるとき、一人で食べるのもいいけど、友達と食べたらより思い出が増えるじゃないですか。そんな感じでぬいを連れていっています。
ひーちゃん:一人っ子でぬいぐるみと一緒に育ち、ずっと家の中でぬいと遊んでいました。大人になって周りのオタク友達がぬいを連れ出すようになってから「ぬいを外に出してもいいんだ」と気づいたんです。 ぬい撮りって観光地や映えスポットでぬいを取り出して写真を撮る…みたいなイメージがあると思うんですけど、何気ない場所に連れていって撮影してもかわいいんです。ぬい撮りで人気のある投稿も、本当に何でもないところにポツンとぬいがいることが多いんですよね。私も、何気ない日常を切り取るところから始めてみました。
ひーちゃん:ぬい服は「どこに着ていくか」「手持ちの小物に合わせられるか」を考えてお迎えしています。私は旅行することが多いので「旅行に行くなら、ぬいもリュックを持っていたらかわいいな」と思って、リュックをお迎えしました。人間のお買い物と変わらないかもしれないですね。直近だと全身のお洋服が一着欲しくて、ぬい服作家さんのワンピースを買いました。今度行くフィンランドの街並みとも合うと思うので、ワンピースもお着替えで持って行く予定です。
ひーちゃん:基本週5出社です。北関東の自宅から都内の会社まで、通勤は片道2時間で収まるか収まらないか…みたいな感じです。
ひーちゃん:2.5次元などのミュージカルを見るのが好きなので、サブスクで映像を見て楽しんでいます。あとは音楽も好きなので、好きな音楽を聴いてるのが言われてみれば推し活かな…?こう振り返ってみると、通勤時間も推しを摂取しているなって思います。
ひーちゃん:通勤に使っているバッグが推しのグッズです。他には薬を入れてる巾着もグッズですね。キーホルダーを付けていくわけではないんですけど、日常使いしてるものに推しが浸透しています。仕事の後に現場があるときは、ちょっと荷物が増えるんですけどグッズをバッグの中に忍ばせてます。
ひーちゃん:作品によって変わるかもしれないです。例えば『魔法使いの約束』だったらぬいぐるみが好きで、『ブルーロック』だったらアクスタが好き、みたいな感じです。作品によってはグッズの種類が少なかったりするので、色やデザインで「これが好きだな」と思えるものを選んでいます。
ひーちゃん:私の推しって、境遇がちょっと悲惨というか…そういう感じの子が多かったりするので「推しも頑張ってるから、私もこのぐらい頑張ってやるかぁ」とは思いますね。急に理不尽な依頼が来ても「推しと同じ状況だ!」と、逆境を乗り切っています。スマホケースが推し仕様なので、休憩時間にはスマホを見て「顔がいい…」と推しを摂取しています。推しに触れてると幸せになるので、幸せやご機嫌をもらって仕事にも繋げています。
ひーちゃん:遠い地域への遠征には、基本的に夜行バスを使うようにしています。仕事の後でもそのまま夜行バスに乗れるのは、時間の削減になると感じます。新幹線より安く済むのもありがたいです。夜行バスは早めに予約すると安くなることがあるので、そういった割引も活用しています。 夜行バスには温かくなるアイマスクと耳栓を、お守りみたいな感じで持っていきます。両方つけたら絶対に寝れるんです。何もつけずに爆睡するときもあるんですけど…。私にとっては移動時間って「ワクワクしながら移動できる」ものなので、長距離であってもストレスがあまりないかもしれないです。現場へ行く道のりや時間も、推し活の一部だと思います。
ひーちゃん:自分の心の声をちゃんと聞くようにしています。界隈ごとに新しいオタ友さんが増えてくると、現場に全通している方や、グッズをいっぱい買っている方も目に入るんです。そういう方もいる中で、いかに自分の心地よさを大切に、マイペースに推し活できるかを意識しています。 例えば「これがときめいたな」とか「最近ちょっと疲れてるな」とか、自分自身の声をその都度聞いてあげています。しっくりこないことはやらないようにしていて、ちょっとずつ自分に合う推し活を見つけていってるって感じですかね。
ひーちゃん:思ったことを素直にノートに書き出していますね。 推し活で楽しかったことはもちろん、後悔したことも書いています。その場のノリでグッズ買っちゃったけど、本当は必要なかった…とか。最初はそう思ってしまうことすらも嫌だったんですけど、ちゃんと一回振り返ることで「じゃあ次はどうしようかな」って切り替えることができています。
ひーちゃん:ぬい活に限らずかもしれないですけど、「かわいいから」っていう理由で買うのをやめてみたんですよ。「具体的にこのグッズをどこで使いたいか」「お手入れは大変じゃないか、私に管理できるか」と、一歩先まで考えるようになりました。かわいいけれど使い道が思いつかないものは、手に取るのを控えています。自分の手に余るものだったときに罪悪感に変わってしまうので。 グッズをお迎えした後も、ずっと気持ちよく使いたいですね。 私の場合は「持っていて幸せ」より「せっかくあるのに使ってあげられてないな…」という気持ちの方が大きくなっちゃうので、ファイルを開いたときにしか見れないような、コレクション目的のグッズは控えています。 あとは、自分の生活に落とし込んで考えるようにしています。ぬいなんかは特に、一緒に暮らす子として見ています。それこそ最近『魔法使いの約束』で新しいぬいが発売されて、迷ったんですけど結局お迎えしませんでした。今いるぬい2人にプラスしてお迎えしてしまうと、「誰を連れて行こう」とか「ずっとほったらかしになってる」とか思ってしまって、きっと胸が痛むので…。
ひーちゃん:自分がモヤモヤした気持ちになるのが、活用できていないグッズを見るときだと気づいたんです。他の人のようにおしゃれや映えを重視した推し活は私の場合すごく労力が必要なので、やらないようになりました。
ひーちゃん:そうですね。ぬいと一緒に楽しむのが目的なので、ぬいを連れていく先が推し活の現場でもカフェでもアウトドアでも、感覚的にはそんなに変わらないです。元々の趣味とぬい活との相乗効果で、より楽しみが増えました。ぬいがちょっと汚れるくらいは気にしてなくて、アウトドアの後はお風呂に入ってもらえばいいと思っています。
ひーちゃん:最初はぬいメインで撮る方がいいのかなと、ぬいをアップにしていたんですけど、最近はその場の雰囲気の中にいるぬいがかわいくて、ヒキで撮ったりしています。適当に撮った写真が良かったりするので、あまり深く考えずにとにかく枚数を撮っていますね。いっぱい撮っているうちに、ベストショットが増えていっています。
ひーちゃん:趣味で登山をしたときに撮影した1枚です。この日は天気がイマイチで、ずっと雲の中を歩いていました。頂上からの景色もよく見えず、普段なら悔しいと感じる天候だったんです。そんな時に、ぬいを置いて撮影してみたら思いの外かわいくて、幻想的な景色に感じられて。ぬいが一人いるだけで、一転して印象に残る思い出のロケーションになりました。
ひーちゃん:ぬいのおかげで、何でもない景色が映えるものになるところです。何気ない日常にも色がつくのが、ぬい活の魅力だなと思います。