2022年7月より放送スタート…
2022年7月より放送予定の「うたわれるもの」シリーズの最終章、「うたわれるもの 二人の白皇」。本作では「うたわれるもの 偽りの仮面」で明かされなかった全ての謎が解き明かされます。
放送がいよいよ今週末に迫る中、クオン役の種田梨沙さんにインタビューを実施!
キャラクターを演じるうえで意識されていることやネタバレギリギリで見どころなどを伺いました。
本記事を読めば放送がますます楽しみになること間違いなしです!
ぜひチェックしてみてくださいね。
―――前作のTVアニメ『偽りの仮面』から7年、ゲームから6年ついに『二人の白皇』が放送されます。今のご心境はいかがですか?
種田:
ありがたいことに本編以外のゲームでもクオンを演じさせていただく機会がこの6,7年の中でも多かったので、そんなに『うたわれるもの』という作品から離れていた印象はなかったです。でもやっぱりTVアニメ『うたわれるもの 偽りの仮面』から7年と今聞いて、「ようやく皆さんのもとにアニメの『二人の白皇』をお届けできるんだ」っていうことが素直に嬉しいなと思いました。
―――クオンとは長いお付き合いですね!
種田:
これだけ長い年月演じることになるとは……!
それこそ初代から考えたら20年以上続いている作品なので、「私も『うたわれるもの』のファミリーになったんだな」と、このクオンを演じて改めて実感しました
―――キャラクターを演じる上で「ここを意識した」というポイントや、印象に残っているディレクションがあれば教えてください。
種田:
クオンは口調や一人称が特徴的なキャラクターで、自分のことを「わたくし」と言ったり、「~かな」という語尾を付けて話したりするので、すごく覚えやすいキャラクターだと思います。
『うたわれるもの』シリーズには頼もしいヒロインが多いので、「ハクがヒロインでクオンがヒーローかも?」と思うようなシーンもたくさんありました(笑)。「偽りの仮面」では2人の相棒感が特に強く、クオンを好きになったらハクも好きになるし、ハクを好きになったらクオンも好きになる。2人を好きになればなるほどそんなふうに感じてしまいます。
クオンは今回の『二人の白皇』で正体が明かされるんですけど、クオンのただの女の子ではない魅力がどこから来るのかっていうのが『二人の白皇』でようやく明かされるので、クオンの魅力の根っこにある部分、クオンは何者なのかというのを『二人の白皇』で皆さんに改めて知って欲しいです!
―――クオンを長い間演じていくうえで、演じる際の意識に変化はございましたか?
種田:
基本的には芯がしっかりしているキャラクターなので、あまりぶれないようには気を付けています。しかし、まだ周りに支えられる年頃の女の子ではあるので、そういった弱い部分であったりとか、反対に「自分のポジションを全うしなければいけない」というしっかりした部分もあったりと結構ふり幅の大きいキャラクターです。
ただ一番意識しているのは芯があって自分の信念を貫ける強いキャラクターという部分。そこはどれだけ弱っていようが、どれだけ取り乱していようが、どれだけギャグやシリアスに振っていようが軸の部分はなくならないように気を付けて演じています。
―――久しぶりのTVアニメ収録現場での様子やエピソードを教えてください。
種田:
同じ事務所の先輩の桐井大介さんとオボロとクオンっていう近しい役で今回『二人の白皇』でがっつり掛け合いをさせていただくシーンがありまして、デビュー当初からお世話になっている先輩と、アニメで共演できると思っていなかったので嬉しかったです。
今回藤原啓治さんが演じてくださっていたハクを利根さんが引き継ぐということで、現場でも藤原さんが演じられていたハクを大切にしながら毎回アフレコに挑んでくださっていることがお芝居だけでなく、過去の資料を全部持ってきていたところや、直前まで音声を聞けるように用意されていたところからも感じられました。
ゲームの現場では別々に撮っていたので見えてこなかった、皆さんの「うたわれるもの」にかける思いを現場で見て胸が熱くなりました。
―――利根さんが演じるハクについてはいかがでしょうか?
種田:
演じている役者は違うけれど、キャラクターあっての声優です。それはどの役者さんもすごく大切に演じてくださっているので、どちらが良いとか前とは違うという概念を取り払ってこの『二人の白皇』を楽しんでいただきたいです。
もちろん藤原さんが演じていたからこそのハクの魅力もあったと思うのですが、利根さんもそれをすごく大切に演じてくださっているというのは声を聴いても分かると思います。
利根さんが演じているハク、藤原さんが演じているハクではなく、2人が演じているハクになっているなと。
皆さんにも色々な想いやご意見があると思いますが、令和にやるからこその『二人の白皇』、そしてハクとオシュトルを、まずは純粋に愛して楽しんでもらえたら嬉しいです。
―――前作である『うたわれるもの 偽りの仮面』を振り返っていただいての感想や印象に残っている場面を教えてください。
種田:
『二人の白皇』は物語のスタートから怒涛の展開なので、全編を通してもシリアスなシーンが多くて……。
でも『偽りの仮面』はハクとクオンが出会うところからスタートするので、2人の関係が育まれていくキュンとするようなシーンもあります。前半はキャラクターを通してギャグテイストが強いので、今では考えられないくらい笑えるシーンがあったり、人間ドラマもすごく丁寧に描かれているので、ぐっとくるような感動するエピソードもあったりして、『偽りの仮面』は『偽りの仮面』から出てきたキャラクターの全部載せみたいな魅力があります。『二人の白皇』とは違う楽しみ方ができる作品だと思うので、やっぱり『偽りの仮面』から見てほしいです!
―――今回からクオンの御側付きであるフミルィルが登場します。今回アニメで初めて向き合ってみていかがでしたか?
種田:
今回の『二人の白皇』以降フミルィルを演じる儀武さんがよりフランクに、すごく親身になって接してくださるようになり、フミルィルとクオンのポジションを儀武さんがすごく大事にしてくださっているのを感じ、本当に御側付きじゃないですけど、現場でも支えていただきました。
それも相まってフミルィルというキャラクターはクオンにとってはムードメーカーでもあり、本当にちょっと過保護な「お姉ちゃん」みたいなキャラクターで素敵だなと改めて思いました!
―――面倒見もよく可愛らしい面もありつつ、凛とした強さもあるクオンですが、種田様が感じるクオンの魅力を教えてください。
種田:
クオンの魅力をひとことで表すのは、すごく難しいなとずっと思っていて……。
もちろん芯が強くて自分を持っているというキャラクターというところもあるんですけど、意外と現実にいそうでいないキャラクターなんですよね。
その理由を考えたときに、ネタバレになってしまうので言えない部分も多いのですが、クオンってただしっかりしてるお姉さんっぽいだけでなく、どこか人を惹きつける力があるキャラクターだなって思っています。
ただしっかりしているだけではなくて、弱い部分も周りの人間を惹きつける魅力のひとつで、強い弱い全部ひっくるめて人に愛される才能に恵まれている、ひとことで表すならカリスマ性が近いのかな?決して偉そうにしているわけではないんですが、そういう人を集める力があるっていうのがただモノじゃない感が出ている部分だと思います。
見た目や動きが可愛いのはもちろん、内面とか育ちをひっくるめてあのクオンというキャラクターの魅力が作られているんだなと。
―――ご自身とクオンの共通点はありますか?
種田:
私も温泉に入ったり食べたりすることが好きなので、『偽りの仮面』のときは「分かる分かる!」と思って、食べるシーンは楽しく演じさせていただきました!
―――クオンの憧れる部分や羨ましいと感じる部分はありますか?
種田:
私もハクが大好きなので、ハクというキャラクターと出会えているという部分は一番羨ましいです(笑)
またトゥスクルやヤマトで家族や友人にすごく恵まれて、クオンもすごくみんなを大切に思っているところはすごくいいなぁと思います。
―――今回は一度トゥスクルに戻ったクオンがヤマトやハクたちとどう関わってくるのかも見どころのひとつかと思いますが、いかがでしょうか?
種田:
今回のキービジュアルでもあるとおりに、「これはクオンだよな……でも何だこの格好?」と思うシーンもあったりして、今までのクオンではいられない状況の中で物語がスタートします。ゲームをやっている方はすべて知っていると思うんですけど、クオンの役割や立場も明確になりますし、クオンだけでなくハクや『うたわれるもの』という世界観について、今まで張られていた伏線や謎もこの『二人の白皇』で全部明かされます。
皆さんが知りたかったこと、気になっていたことを全部描きます。
メインキャラクターだけでなく、ストーリーにかかわってくるキャラクターのみせ場もあり、皆さんが観たかったシーンが絶対にあるので、絶対に観てください!
初めて観る方は「これってどういうことなんだろう?」というワクワク感を抱えながら1話ずつ観て欲しいなと思います!
―――他に気になるキャラクターや注目して欲しいキャラクターはいますでしょうか?
種田:
今回あんなに可愛がられていたネコネや天真爛漫だったアンジュがすごく苦労するシーンもあって、観ていて私もつらかったです。
あと相対するキャラクターそれぞれに自分の正義があって、みんながむやみに争っているわけじゃないということが観ていくと分かるので、みんなが主人公の話があると思っていただければ嬉しいなと思います。
―――アフレコで利根さん演じるハクと掛け合ってみていかがでしたか?
種田:
『うたわれるもの』ってキャラクター同士の恋模様も結構描かれることもあって、今回の『二人の白皇』もハクとクオンの2人が向き合って素直に話すシーンがありました。
藤原さんのときもそうだったのですが、若干照れくさいイイ感じのシーンを撮り終わった瞬間に、ブースの向こうの音響の皆さまが「フゥ―ッ★」ってこっちに言ってきたりして、「茶化すな!」って笑ってしまいました(笑)。
また、利根さんが藤原さんのお芝居を大切に演じてきてくださってるからこそ、「今のシーン、お 2 人のハクを同時に感じた」と思った事が何度もありました。物語の終盤では特にそういったシーンが多かったので、オンエアが私もとても楽しみです。
―――いよいよTVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』が放送されます。
ネタバレギリギリで見どころを教えてください。
種田:
今回『二人の白皇』のTVアニメはなんと全28話ということで、普通のアニメの2クールよりも多い話数でじっくり全編を描いてお届けします。もちろんアニメなのでゲームの細かい部分はもしかしたら描かれないかもしれないのですが、本当に大事なシーンは全て大切に描いておりますし、何よりもゲームだと動きがなかったあんなシーンやこんなシーンにアニメの動きがついてそして新たに声を吹き込んだ役者さんの演技があり、本当に『偽りの仮面』以上に魅力的な画面作りになっているので、本当に皆さんのご期待に応えられる作品になっていると思います。ワクワクしながら待っていただけたら嬉しいです!
<放送>
2022年7月2日(土)よりTOKYO MX、BS11ほかにて全28話放送
※初回、1話2話連続放送予定
TOKYO MX:初回7月2日(土)25:00〜26:00(レギュラー放送:毎週土曜25:00〜)
BS11:初回7月2日(土)25:00〜26:00(レギュラー放送:毎週土曜25:00〜)
北海道テレビ:初回7月4日(月)25:55〜26:55(レギュラー放送:毎週月曜25:55〜)
AT-X:初回7月7日(木)23:00〜24:00(レギュラー放送:毎週木曜23:00〜)
リピート放送:毎週月曜11:00~/毎週水曜17:00~
<配信>
dアニメストア 7月2日より毎週土曜25:00~ 地上波同時先行配信
7月9日より毎週土曜24:00〜
ABEMA、U-NEXT、アニメ放題、Amazon Prime Video、GYAO!、niconicoチャンネル、ニコニコ生放送、FOD、DMM TV、バンダイチャンネル、Hulu、TELASA、J:COMオンデマンド、milplus、スマートパスプレミアム、RakutenTV、Google Play、HAPPY!動画、ムービーフルplus、ひかりTV、ビデオマーケット、music.jp、GYAO!ストア
<イントロダクション>
2002年のシリーズ第一作『うたわれるもの』の発売から20年。
シリーズ累計売上本数100万本突破の大ヒットゲーム、
その最終章が待望のTVアニメ化!
『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』
獣のような耳と尾を持つ、様々な種族が暮らしを営むとある世界。
ある山奥ののどかな辺境の集落“ヤマユラ”に、
自分に関する記憶を全て失った仮面の青年“ハクオロ”が現れたことから物語は始まった。
『うたわれるもの 偽りの仮面』
“ハクオロ”と同じく名前も記憶も失った青年“ハク”は獣の特徴を持つ美しい少女・クオンに危機を救われる。
大國『ヤマト』を舞台に、出会いが新たな出会いを呼び、大きな戦乱の渦へ導かれていった。
前二作で散りばめられた、全ての謎が解き明かされる。
『うたわれるもの』三部作、すべての結末へ。
<あらすじ>
「頼んだぜ、アンちゃん。」
帝の崩御から始まったヤマトの動乱。
ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大将・オシュトル。
彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉体と魂は世界の一部と化した。
その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。
オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、
ハクとしての人生を捨て、正体を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。
そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、
父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。
一方、ヤマトでは混乱に乗じて、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。
やがてヤマト軍の侵攻は、本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び……。
ヤマト全土を巻き込む戦乱が、幕を開ける。
「うたわれるもの」シリーズ最終章。
全ての謎が、今解き明かされる。
<スタッフ>
原作:AQUAPLUS
監督:川村賢一
シリーズ構成:横山いつき
キャラクター原案:甘露 樹、みつみ美里
キャラクターデザイン/総作画監督:中田正彦
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
美術設定:天田俊貴
文字デザイン:コレサワシゲユキ、灯夢
色彩設計:佐藤美由紀
美術監督:高峯義人
特効監修:谷口久美子
撮影監督:横山 翼
3DCG:サンジゲン
編集:後藤正浩
音響監督:山口貴之
音楽:AQUAPLUS
オープニングテーマ:「人なんだ」/Suara
エンディングテーマ:「百日草」/Suara
アニメーション制作:WHITE FOX
<キャスト>
オシュトル(ハク):利根健太朗
クオン:種田梨沙
アンジュ:赤﨑千夏
ネコネ:水瀬いのり
ルルティエ:加隈亜衣
アトゥイ:原 由実
ノスリ:山本希望
オウギ:櫻井孝宏
ウルゥル/サラァナ:佐倉綾音
キウル:村瀬 歩
ヤクトワルト:江口拓也
シノノン:久野美咲
ムネチカ:早見沙織
フミルィル:儀武ゆう子
ライコウ:置鮎龍太郎
ミカヅチ:内田夕夜
ウォシス:菊池幸利
マロロ:杉山大
シチーリヤ:三宅麻理恵
ソヤンケクル:最上嗣生
オーゼン:佐々木義人
トキフサ:志賀麻登佳
デコポンポ:大川透
ボコイナンテ:中西としはる
イラワジ:白熊寛嗣
トリコリ:藤田昌代
シス:山村響
ヤシュマ:田丸篤志
ゲンホウ:大川透
イタク:小林裕介
アルルゥ:沢城みゆき
カミュ:釘宮理恵
ウルトリィ:大原さやか
カルラ:田中敦子
トウカ:三宅華也
クロウ:小山剛志
ベナウィ:浪川大輔
オボロ:桐井大介
ドリィ/グラァ:渡辺明乃
ムント:白熊寛嗣
<公式HP>
https://utawarerumono.jp
<公式Twitter>
https://twitter.com/UtawareAnime
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(C)うたわれるもの二人の白皇製作委員会
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