株式会社A3による事業「Jo…
2022年10月26日(水)からCBGKシブゲキ!!で上演中のeeo Stage action 劇団MNOP#2『悪を以って愛と成す』。
本公演は、株式会社A3による事業「Joy Creation Platform『eeo』」が贈る、新たなショーエンターテインメント「eeo Stage」シリーズと、俳優・殺陣振付師である鵜飼主水さん、脚本家・演出家、俳優である萩原成哉さんによる団体「もんどなるやオリジナルプロジェクト」通称「MNOP」がタッグを組んで行うもので、11人の男たちが魅せる“action”に期待が高まる公演です。
今回、刻(トキ)役の中尾拳也さん、流(ナガレ)役の奥村等士さんにインタビュー! 自身が演じる役どころについては勿論、中尾さんと奥村さんの意外な共通点など、お話を伺いました!! また、『悪を以って愛と成す』の最新情報もお届けしますので、インタビューは最後までお見逃しなく。
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――本公演へのご出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
中尾:僕はなるさん(萩原成哉さん)と舞台で共演したことが何度もあるのですが、その時から「こういう話(舞台)をやりたい」という構想はお聞きしていまして。そこからだいぶ内容が固まってきて、正式なお話をいただいて、出演させていただくこととなりました。ただお話いただいた時にはまだ台本がなく、プロット段階だったので、僕は「こういう役をやりたいです!」と希望を伝えさせていただきまして。なるさんは僕の希望をそのまま役に落とし込んでくださって、刻というキャラクターが完成しました。なるさんは勿論、僕は主水さんの殺陣も好きですし、いつかMNOPの公演に出演したいと思っていたので、本当に嬉しいです。
奥村:僕はなるさんの公演にパフォーマーとして、ずっと参加してきました。パフォーマーという立場から、メインの皆さんを見た時、本当にカッコよくていいなと憧れていて、いつかはお芝居をやる立場で舞台に出られたらいいな、メインで出たいなと思うようになっていました。そんな時、とある大きなタイトルのオーディションに合格して、ありがたいことに大きな舞台に立たせていただくことになりまして。僕はすぐになるさんに報告しました。なるさんの舞台をきっかけに、お芝居をやりたいと思うようになったので、そう思わせてくれたなるさんにはすぐ言わないとと思って。僕の話を聞いて、なるさんも喜んでくれましたし、「今度、オリジナルの舞台をやるからメインで出てほしい」とお話をいただいて、本当に嬉しかったです!
お芝居についてはまだまだ勉強が必要ですが、メインのキャストとして出る以上は本気で頑張ろうと思いました。先輩方の姿を見ながら頑張りたいです。
――これまでパフォーマーとして出演されていたとのことですが、具体的にはどういったことをされていたのでしょうか?
奥村:もともと男子新体操の競技をやっていたので、その経験を生かしたパフォーマンスを舞台で披露していました。体を動かす系のミュージカルには出たことはありますが、舞台でメインの役どころというのは初ですし、殺陣も初めてなので、殺陣という形がしっかり決まった中でどれだけ自分の個性も出せたらいいなと思っています。
中尾:大丈夫だよ! 僕も殺陣をがっつりやるのは初めてだもん。
奥村:そうなんですか?
中尾:うん。
アクションという点では別の舞台でも経験はありますが、日本刀を手にここまでど派手な殺陣がある舞台は初です。セリフで語るより、刀で語る、みたいな描写が多い役どころなので、そこが大変でもあり、難しいところでもあり、やりがいがあります。
――演じられる登場人物について、どのような人物なのか、また、ご自身と似たところがありましたら、あわせて教えてください。
中尾:刻は少し先の未来が見える人で、現実離れした人。言葉を選ばずに言うと、狂った人だと思います。そんな彼が公羊と出会い、本来見えるはずの彼の未来が見えなかったので、「世界を変えてみないか?」と誘われると興味を持って付いていき、彼とともに人を殺していきます。刻は楽しそうに戦いますし、微笑んでいることが多いので、それが“狂気”に感じてもらえたらいいなと思っています。
――ご自身で「こういう役をやりたい」と希望されたと先ほどおっしゃっていましたが、具体的にはどのような希望を出されたのでしょうか?
中尾:「サイコパスな役をやりたいです」と話したんです。実際本編にはサイコパス感のあるセリフも多いんですけど、サイコパスを意識してやると全然サイコパスな人にならなくて……。無意識の中で狂気を出すことで、刻を見た人に「この人、サイコパスだ」と思ってもらえないといけないので、楽しそうに人を殺していく=他の人と感覚が違う=サイコパスだ、という風に感じていただけたらいいなとは思っています。まぁ一番おかしいのは別の人ですけどね。
――奥村さんは、ご自身が演じる流についてどのように思われますか?
奥村:流は悪者な感じがしないんです。かなり普通の人、むしろいい人だなと。
流は色々なことを知るために世界を飛び回っていて、なるさんのイメージではパルクールをしながら動き回る人。色々な場所で色々なことを知りたい、という衝動で動くんですが、自分のことには無関心な人です。世界を知りたいけど、自分のことは気にしていない、という感じですね。
似ているところは、僕もアクロバットが得意なので、飛び回るということができるところは似ていますが、人間性として似ているところは見つからないです。
中尾:奥村くんが動けるから、流という人物設定にパルクールで街を飛び回るみたいなのを入れてくれたのかもしれないね。
奥村:そうかもしれないですね。なるさんが僕自身の特性を生かせるようなキャラクターにしてくれたので……。
おそらく流の根底には、本当に知りたいものがあると思うんですけど、漠然としていて、これを知りたい! という答えのようなものはわからないんです。だからこそ、世界を飛び回って知識を得ることで、自分が知りたかったことが何なのか、初めて自分でも理解できるようになるのかなと。
中尾:流は確かに悪を強く感じない人だから、もっとダークさを出してほしい!
奥村:(笑)。刻とは対照的な人物かもしれないですね。
――ちなみに中尾さんと奥村さんは今回が初共演ですか?
中尾:共演は初なんですが、某ミュージカルに出演していた、という共通点がありまして。じつは同じ役を担当しているんです。
奥村:そのキャラクターを中尾さんが演じた次の代として、僕がその役を演じているんです。
中尾:この間、その公演があったので、見に行かせていただいたんですけど、アクロバットすごっ! って思いました。同じ役でも僕とは違うアプローチもしていましたし……。ご縁だと思うんですが、今回、こうやって共演できて嬉しいですね。
奥村:僕もいつか共演できたらいいなと思っていたので、中尾さんとご一緒できて嬉しいです!
――稽古場の様子や雰囲気はいかがでしょうか? 何かエピソードがありましたら、教えてください。
中尾:めっちゃ雰囲気いいです! 悪いところを見たことがないですもん。主水さんが殺陣をしっかりと教えてくれますし、なるさんはひとりひとりのことを考えて演出をつけてくださるので。真面目に、真剣に、取り組んでます! 全員悪者じゃないです(笑)。稽古は本当に楽しいです。
奥村:僕はお会いするのが初めての人ばかりでしたし、このメンバーでは最年少なので、めちゃくちゃ緊張して稽古場入りしたんですが、皆さん、本当に優しくて……。僕がわからないことが多い中、色々と教えてくださるので、ありがたいです。
――ひとりひとりのことを考えて演出をつけてくれる、ということですが、萩原さんからのアドバイスで印象に残っていることはありますか?
奥村:僕はお芝居が初めてなので、いただいた台本に書かれたセリフをそのままの意味としてとらえて読んでいたんです。「悲しいよ」というセリフがあって、その言葉通り、悲しい気持ちで読んでいたんですけど、なるさんからは「流はその悲しみすらも未来に繋げていく人だから、悲しみよりもっと優しさを込めて言っていいよ」とアドバイスいただきまして。セリフに込める感情は必ずしも言葉通りではなくてもいいんだ、ということを学びました。
中尾:僕はなるさんに「自由にやっていいよ」と言われたことですね。これまで様々な舞台を経験してきて、お客さんからの見え方とか共演相手とのセリフの掛け合いのタイミングとかすごく気になってしまうんですけど、なるさんは「その時の感情で動いてほしいから、拳也のタイミングでセリフを言っていいよ」と。
普通は会話をしている相手とのセリフ被りはしない方がいいんですけど、「(セリフを)被せたいと思ったら被せてもいいよ。拳也が刻はこの場面でこういう気持ちになっているんだ、とセリフから受け取ったのなら、拳也が感じたとおりにやってみていいよ」と。それは嬉しかったですね。オリジナル作品だからこそ、僕も舞台を作る側の一員として提案をして、それを受け入れてもらえたので。
奥村:演者に任せてくれるところも多いのが、今回の舞台だなと思います。僕もなるさんに、セリフの意味を理解するために何度か質問したことがあるんですけど、「もっと自分で考えてみて」「自分なりにやってみて」と言われまして……。難しくはあったのですが、稽古を重ねる中で僕なりに考えて、なるさんに提示したら「そういう風にとらえてくれたのか……鳥肌立った」と言ってもらえて、嬉しかったなぁと。自分が提示したものを認めてもらえた気がして、お芝居をする上での自信につながりました。
――ありがとうございました。それでは最後に『悪を以って愛と成す』の見どころとともに、公演を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
中尾:見どころは全部! 一回見ただけでは物語が分からないかもしれないです。11人がそれぞれ言いたいこと、感じていること、想いの受け取り方はお客さんによって異なると思いますので、皆さんなりに感じ取ってもらえたら嬉しいです。また、殺陣も多いし、アクションも多いし、11人出てるし、目が足りないかも……。ですが、それが生の舞台の良さだと思います。千秋楽まで怪我なくやれたらいいなと思います。
奥村:ひとりひとりのバックボーンや抱えているものがすごく大きいのに、自分の信念のために戦う男たち……すごく魅力的だと思いますので、最初から最後まで全部見てほしいです! 人物も物語も殺陣もアクションも全部全部見てほしいです。
<日程>
2022年10月26日(水)~10月30日(日) 全7公演
<会場>
CBGKシブゲキ!! 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-5 ザ・プライム 6階
公演公式ウェブサイト:https://eeo.today/stage/title/akuai
・劇場販売:10月29日(土)13時公演/18時公演、10月30日(日)12時公演の観劇チケットをお持ちの方が当日劇場物販にて購入可能
・通販(eeo Store):10月29日(土)10:00~11月6日(日)23:59 ※お届け予定日:11月下旬頃
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チケットが全席完売した10月30日(日)12時からの千秋楽公演について、生配信が決定しました! 残念ながらチケットが購入できなかった方、別日に公演を見たという方も、『悪を以って愛と成す』の千秋楽をぜひ一緒に見届けてください!!
■対象:10月30日(日)12:00公演(千秋楽)
■販売期間:10月28日(金) 21:00~11月6日(日) 20:00
■配信期間:10月30日(日) 12:00~11月6日(日) 23:59
■視聴チケット:3,000円(税込)
※生配信は[定点引き]の映像となります。
<チケット取り扱い>
カンフェティ
http://confetti-web.com/akuai
※WEB予約のみでの受付となります。
[チケットについてのお問合せ先]
https://www.confetti-web.com/support/qa_reg_1.php
[購入・視聴方法]
https://www.confetti-web.com/guide/streaming/
公演公式ウェブサイト:https://eeo.today/stage/title/akuai
(C) 2022 MNOP『悪を以って愛と成す』/eeo Stage
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