『スタンドマイヒーローズ』や『…
2025年1月25日(土)からCHUM APARTMENT(東京都)で上演される、2D(コミック)と3D(演劇)両軸で展開されるハイブリット型IPプロジェクト『ブラザーアッシュ』の本公演『ブラザーアッシュvol.1』。
『ブラザーアッシュ』は、禁煙法が制定された20XX年の世界で、反禁煙法組織【ゴールデンシガー】と呼ばれる組織が守る町・シロサカを舞台にしたハードボイルドなストーリーが展開されます。
そんな本作ですが、1月からの公演を前に2回のお披露目ミニ公演が行われていたのはご存じでしょうか? 斑鳩ヒジリ(CAST:北村健人)と佐平堂ツルギ(CAST:足立英昭)、四菱ダイヤ(CAST:新納 直)と黒羽ミツバ(CAST:Kaito)の2組によるスリリングな日常が描かれたものです。
当メディアでは両公演の取材を実施! 写真満載でご紹介します。本公演『ブラザーアッシュvol.1』に向かう前に、ぜひその雰囲気を先取りしてみてください。
2024年10月19日(土)、20日(日)の2日間、都内某所にて『ブラザーアッシュ』のお披露目ミニ公演第1回が行われました。
公演が行われた場所はカフェということもあり、訪れただけなのに作品の世界に入り込んでしまったかのような気持ちにさせられます。お店に入ると、元気いっぱいの店員さん(CAST:多田 滉/丸山武蔵)がお出迎え。
座席を示すトランプを手に、席までしっかりエスコート。公演を見に来たはずが、自分も作品に登場するひとりになった気持ちを味わえます。お客さんが全員着席すると、マスター(CAST:早乙女じょうじ)がシロサカという町や制定された「禁煙法」について説明。マスターや店員さんとのやりとりに聞き入っていると、斑鳩ヒジリと佐平堂ツルギが颯爽と登場しました。
長い足を持て余すかのように、ゆったりとソファーに腰を掛ける2人が、それぞれ「いつも」のメニューを頼み、テンポのよいかけあいが始まったとき、カウンター席にいたはずの女性が、荷物を置いていなくなったことにヒジリが気づきます。
確かに髪の長い女性がいたような……? とお客さんも記憶を掘り起こすなか、ツルギが、女性が置いていったカバンを除くと中には爆弾が。何が起きているのかとハラハラするお客さんの間を歩きながら、謎解きがスタート。
状況を整理するなか、ツルギはマスターが犯人ではないかと断言。マスターは少し茶化すものの、やがてカウンターの中から静かに、しかし狙う様にツルギへ拳銃を向け、雰囲気は緊張感マックス。
お客さんも心配そうに見守る中、じつはこの謎解きが、マスターとヒジリがプリンの試食をかけて行った“お遊び”だったことが判明。甘いものが苦手なヒジリがプリンの試食をしたくなかったため、もしこの賭けに勝ったらプリンを食べないでいい、という話だったそう。
自分の勝ちだと満足げなヒジリに対し、謎解きを100%正解できなかったと判断したマスターは「負け」(マスターの勝ち)と判定。マスターは笑顔でプリンを提示、嫌そうにプリンを食べるヒジリ、美味しそうにプリンを食べるツルギが印象的でした。
大人な2人が最後にプリンを食べる、という可愛いエンディングだった第1回に続き、2024年11月23日(土)、24日(日)には2回目のお披露目ミニ公演が行われました。
こちらも都内某所のカフェバーで実施。今回も店員さん(CAST:多田 滉/丸山武蔵)とマスター(CAST:早乙女じょうじ)によるお出迎え&エスコートによって、次々にお客さんが『ブラザーアッシュ』の世界へ誘われます。
お客さんが入りきったところで、公演がスタート。今回は幼馴染のダイヤとミツバが数年ぶりに再会し、お互いの近況報告をしたり、現在の仕事やそれぞれが支持するボスの魅力を語ったりと再会を祝した乾杯とともに話が盛り上がるところから始まります。
「だいちゃん」「みっくん」と呼び合ったり、小さい頃の話をしたり、と第1回の雰囲気とは異なり、ほんわかした雰囲気で物語が進んでいきます。
とここで、ダイヤは自身が注文した飲み物(コーヒー)に異変があることに気づきます。コーヒーにも関わらず小さな気泡が見えており、もしかしたら何か混入されているのでは? と疑う2人。
誰が何のために……? それぞれが推理をするなか、マスターと店員さんが申し訳なさそうな表情で2人の元へ。
じつは新人店員さんがコーヒーと間違えて、炭酸飲料を入れてしまったことが判明。安心したミツバは乾いたのどを潤すため、炭酸飲料を一気飲み! 笑い溢れる第2回公演でした。
お披露目ミニ公演では、まだお客さんに浸透しきっていない物語の世界観について、マスターや店員さんが、いかにも説明口調で話すわけではなく、芝居のきっかけとなるセリフ回しで「語り部」のように話してくれました。
そのおかげもあって、世界観も伝わりやすく、また「あ、ここから本編が始まるのか」とお客さんも気持ちや視線の切り替えがしやすい雰囲気に。
作品の世界にゆるやかに案内をしてくれるマスター&店員さん役の早乙女じょうじさん、多田 滉さん、丸山武蔵さんはさまざまな舞台に出演している俳優陣。
本編が始まっての自然なお芝居はもちろん、お客さんがお店に入ってきた瞬間からすでに「マスター」「店員さん」であり、お客さんはあくまで公演を見に来た「第三者」のはずが、3人接し方のおかげもあって、自身も「登場人物のひとり」というものすごい没入感を感じられます。
『ブラザーアッシュ』はオリジナル作品のため、世界観や登場するキャラクターたちがどういった雰囲気なのか、理解するためにはやや時間がかかるものだと思われました。ですが、世界観はマスター&店員さんのやりとりによってすんなりと理解することができ、4人のメインキャラクターたちについても、事前に発表されていたイラストによる見た目やキャラクター紹介そのままのキャラクター性で、まさに2Dがそのまま3Dになったかのようですぐに認識することができました。
ヒジリ(演:北村さん)は終始クールな様子で、カップを置いたり、客席を歩き回ったり、一挙手一投足、常に品のある仕草でお客さんたちを魅了。ヒジリと相対するツルギ(演:足立さん)は常に威圧感を纏い、その凛々しい表情を崩さず、余裕のある雰囲気を漂わせていました。
ダイヤ(演:新納さん)は、そのクールな様子は憧れのヒジリをまねているのかと思わせつつも、気心の知れたミツバと一緒だからか、喜怒哀楽がはっきりしており、じつは表情豊かな子なのか、と印象付けてくれました。
そんなダイヤといいコンビネーションを見せるミツバ(演:Kaitoさん)。とにかく元気いっぱい! 天真爛漫で、溢れるパワーを持て余すさまが可愛らしく、兄貴分のツルギに犬コロのようについて回る姿が想像できるほど。
2公演ともに30分程度という短い時間ながらも、キャラクターひとりひとりはもちろん、彼らの関係性や普段の会話も想像してしまえるようなキャラクターのわかりやすさで、オリジナル作品は見たことがないという人や「観客没入型」という新しい演劇の形に苦手意識があるような人でも、すんなりと楽しむことができる内容でした。
4人が勢ぞろいする本公演『ブラザーアッシュvol.1』では、どのようなやりとりが見られるのか、どのように物語が展開していくのか、期待しかありません。
『ブラザーアッシュvol.1』は、2025年1月25日(土)から2月2日(日)までの公演。途中、それぞれ違った物語を楽しむことができる【A公演】【B公演】の2種類が用意されているので、どちらも観劇して、『ブラザーアッシュ』の登場人物になった気持ちで、この世界を堪能してみてはいかがでしょうか?
■公演スケジュール
■公演あらすじ
――ドン・トラカゼが死んだ。
四十九日を終えた頃、ゴールデンシガーのボス、佐平堂ツルギと斑鳩ヒジリはシロサカのとあるカフェで会う。
どちらがトラカゼの後継者かを決めるためだ。
部下の黒羽ミツバと四菱ダイヤも巻き込み、話し合いをするふたりだが、事態は思わぬ方向に。
「でもさ、僕たち組員がドンの死を知らされたときには、ドンはすでに棺の中。なんか変じゃない?」
「何が言いたい?」
「……噂があるんだよ。ドンは病気で亡くなったんじゃない。殺されたんだってね」
■キャスト
斑鳩ヒジリ役:北村健人
佐平堂ツルギ役:足立英昭
四菱ダイヤ役:新納直
黒羽ミツバ役:Kaito
副店長役:ルーク・ヨウスケ・クロフォード
店員A:多田滉
店員C:藤本裕真
■スタッフ
原案:竜騎士07
脚本:株式会社coly
舞台演出・上演台本:吉谷晃太朗
キャラクターデザイン:黒希真夏
ヘアメイク:西村裕司(earch)
衣装:木鋪ミヤコ(doldol dolani)
衣装製作:大屋博美(doldol dolani)
制作協力:株式会社FAB
企画・プロデュース:相吉美沙(株式会社coly)
主催:株式会社coly
■WEB関連
公式Xアカウント:https://x.com/BrotherAsh_info
公式Instagramアカウント:https://www.instagram.com/brotherash_info/
推奨ハッシュタグ:#ブラーシュ
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