2025.07.15

『キノの旅』＆時雨沢恵一先生デビュー25周年プロジェクトが始動！　続刊『キノの旅XXIV』も9月10日に発売へ!!

株式会社KADOKAWAの電撃文庫より刊行されている「キノの旅 the Beautiful Worldシリーズ」。2000年7月10日に小説第一巻を発売した同シリーズは、2025年で25周年を迎えました。

今回、『キノの旅』＆時雨沢恵一先生デビュー25周年を記念して、6か月にわたる大型プロジェクトが始動。2025年8月に開催されるポップアップショップを皮切りに、シリーズの最新続刊『キノの旅XXIV』（24巻）の発売や、“完全書き下ろし新作”の連載開始など、プロジェクトの第一弾情報が解禁されました！

『キノの旅』6か月にわたる大型プロジェクトが始動！　8月～9月に実施される企画の詳細が解禁!!

2025年8月～9月までに実施される、『キノの旅』＆時雨沢恵一先生デビュー25周年プロジェクトの第一弾情報が解禁されました。

「キノの旅 the Beautiful World 25周年記念 POP UP SHOP in 有楽町マルイ」2025年8月16日より開催！

「キノの旅 the Beautiful World 25周年記念 POP UP SHOP in 有楽町マルイ」が開催決定！　25周年を記念し、黒星紅白先生描き下ろしイラストを使用した各種グッズ販売の他、新規描き下ろしの等身大スタンディパネル展示も実施されます。

＜開催情報＞
■開催期間：2025年8月16日(土)～8月31日(日) ※定休日：8月20日(水)
■開場時間：11:00～19:00予定
■開催場所：有楽町マルイ8Fイベントスペース1,2
■入場料：無料

※展示内容や商品情報は変更になる場合もございます。予めご了承ください。
※最新情報は有楽町マルイHPのイベントページ（https://www.0101.co.jp/086/event/）をご確認ください。

待望の続刊『キノの旅XXIV』（24巻）が2025年9月10日に発売！

『キノの旅』1巻が電撃文庫から発売されて25年目となる2025年。9月10日(水)に、『キノの旅』24巻の発売が決定しました。

■新刊『キノの旅XXIV the Beautiful World 』あらすじ
「お花が満開だよ。綺麗だねえ。エルメス」運転手が言うと、「根っこが道で盛り上がっているから、そのまま突っ込んで転ばないでね」エルメスと呼ばれたモトラドが言った。ピンクの巨木が近づく。太い根が横に生え、道の上に大きな凸を作っていた。運転手が、その手前でシートから立ち上がり、タイミング良く体を少し浮かした。抜けた重みのおかげで前輪が、そして後輪が、根っこの盛り上がりを撫でるようにいなしていった。「お花が満開だよ。綺麗だねえ。キノ」エルメスが言った。「転ばなかったよ」キノと呼ばれた運転手が言った。ピンクが混じった草原を走っていたキノとエルメスは、なだらかな丘を一つ越えた時、「前方に、お仲間」「ボクにも見えた」進む道の上に、今までまったく見えなかった、自然以外の物を見つけた。それは、道と草原の隙間に横倒しになっている一台のモトラドであり、それを起こそうと力をかけているが起こせないでいる運転手だった。（「×××××の旅　―25 Years―」、他全12話）

「時雨沢恵一先生完全書き下ろし新作」が電撃ノベコミ＋で9月10日から連載予定！

『キノの旅』最新24巻発売と同日の2025年9月10日(水)より、時雨沢恵一先生による完全書き下ろし新作が電撃ノベコミ＋にて連載スタート。すべてが電話の会話だけで構成された異色作――25年を経ていまだ進化し続ける、時雨沢恵一先生の新たな世界観にぜひご注目ください！

『キノの旅』の大型プロジェクト、10月以降の企画は順次発表予定！

今回解禁されたプロジェクト第一弾情報は、電撃文庫公式X（該当ポストはこちら）などでもチェックできます。なお、10月以降も多数の企画が予定されているとのことなので、さらなる続報を楽しみに待ちましょう。

＜関連リンク＞
■電撃文庫公式サイト：https://dengekibunko.jp/
■電撃文庫公式X：https://x.com/bunko_dengeki
■電撃ノベコミ＋：https://dengekibunko.jp/novecomi/

『キノの旅』とは

「キノはどうして旅を続けているの？」

「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか？　ものすごく汚い人間ではないか？　なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」

―――短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。
彼らはいろいろな国を訪れ、いろいろな人々に出会い、そして、3日目に旅立っていきます。

著者・時雨沢恵一先生＆イラスト・黒星紅白先生が描き出す『キノの旅』は、電撃文庫から2000年7月に第1巻が発売された連作短編小説の文庫シリーズ。これまでコミック化、テレビアニメ化、劇場アニメ化、ゲーム化、舞台化など広く展開されている作品です。

著者陣プロフィール

【時雨沢恵一】
小説家。「第6回電撃ゲーム小説大賞（現・電撃小説大賞）」へ応募し、2000年7月に同作品『キノの旅 the Beautiful World（電撃文庫）』にてデビュー。『キノの旅 the Beautiful World』『一つの大陸の物語』シリーズ、『ソードアート・オンラインオルタナティブ　ガンゲイル・オンライン』（いずれも電撃文庫）は、アニメ化もされ人気を博している。その他にも『××が運ばれてくるまでに』シリーズ（メディアワークス文庫）ほか、著作多数。

【黒星紅白】
イラストレーター。電撃文庫の時雨沢恵一作品のイラストを担当。ゲーム『サモンナイト』、アニメ『世界征服～謀略のズヴィズダー～』のキャラクターデザインなど、幅広く手がける。

電撃文庫とは

1993年6月創刊の文庫レーベル。電撃文庫ではこれまで、ファンタジー、SF、ミステリー、ラブコメなど、ジャンルを問わないオリジナルなエンターテインメント作品を刊行しています。
現在活躍中の人気作家の多くは、創刊と同年にスタートした小説・イラストの新人登竜門「電撃大賞」より誕生。アニメ、コミック、実写映画、ゲーム、音楽、イベントなど、さまざまなメディアミックスも展開中です。毎月10日頃発売。