1,000人が回答、推し活の悩みは金銭面…! 推し活費用の捻出はポイ活、節約、さらには投資からも【松井証券株式会社調べ】

2024年10月30日、松井証券株式会社より「推し活とお金に関する実態調査」の結果が発表されました(調査時期:2024年9月)。これは、全国の20~69歳の“推し活”を行っている人合計1,000名を対象にインターネット調査されたもの。

同調査では、推し活をしている人の3人に2人は悩みを抱えていると回答し、その悩みの多くが「推しに使える金額が少ない」「貯蓄ができない」でした。このほか、推し活の費用を「投資」で捻出している人の声もまとめられているので、年末年始に自身の“推し活”について考えるキッカケにしてみては?

【松井証券株式会社調べ】「推し活とお金に関する実態調査」の結果が発表に!

松井証券株式会社による、全国の20~69歳の“推し活”を行っている人合計1,000名を対象とした「推し活とお金に関する実態調査」がインターネット調査にて実施されました。本記事では、その結果をご紹介します!

調査結果サマリ

【人気の“推し活”と悩みについて
■推し活で人気なのは「マンガ・アニメ・ゲームのキャラクター」、次いで「国内アイドル」となりました。また、スポーツ選手や音楽ミュージシャンも人気が高い傾向に。

■一方で、推し活をする人の半数が「推し活にかかる費用を負担に感じている」と回答。最も負担に感じている項目は「グッズの購入費用」となりました。

【推し活の費用捻出について
■推し活の費用は「5,000円/月」が理想と現実のライン。実際に使う金額は「5,000円/月未満」が半数以上に対して、理想では「5,000円/月以上」が半数以上で逆転しました。なかには毎月200,000円を“推し”に注ぐ猛者も。

■推し活の費用捻出は「節約」、次いで「ポイ活」となり、普段の消費活動の延長線での行動が最多となりました。一方で消費活動ではなく、「副業」や「投資」など追加の収入源から捻出している人も。

■推し活に1か月30,000円の費用をかけている約3人に1人が投資を実施。

【推し活投資について
■推し活の費用を「投資」で捻出している人は、「国内株式」や「投資信託」の割合が高く、さらには約半数が「新NISA」を活用しているという結果に。

■推し活の費用を「投資」で捻出していると回答した人の約半数が、「推し活投資」を行っている実態が明らかに。具体的には、「推しが広告で出ている企業の銘柄を購入」や「推しの所属事務所と資本関係のある企業へ投資」するといった声が寄せられました。

■“推し活をしているが、現在投資をしていない人”の半数以上が、今後「投資をしたい」と回答。

調査概要

■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2024年9月
■調査対象:全国の20~69歳の「推し活」を行っている男女1,000名
■世代割付:20代、30代、40代、50代、60代各200名(男女100名ずつ)
■調査機関:ネオマーケティング

人気の“推し活”と悩みについて

ここでは、「あなたの“推し”は?」「推し活に悩みはありますか?」「推し活費用の中で負担を感じるものは?」といった質問に対する回答が寄せられました。

推し活で人気なのは「マンガ・アニメ・ゲームのキャラクター」

推し活を行っている1,000人に「あなたがやっている“推し活”の内容を教えてください。」という質問をしたところ、「マンガ・アニメ・ゲームのキャラクター」(22.7%)、「国内アイドル」(21.7%)が20%を超え、人気の高さがうかがえました。

次いで、「スポーツ選手・チーム」(19.7%)、「ミュージシャン・バンド」(17.7%)がランクイン。(複数回答)

推し活の悩みは「推しに使える金額が少ない」「貯蓄ができない」

推し活をしている人の3人に2人は悩みを抱えており、その悩みは「推し活に使える金額が少ない」が最多(43.0%)で、次いで「貯蓄ができない」(41.3%)となりました。

この結果から、好きな推しのために惜しみなくお金を使いたいという気持ちと、実際に使える金額には限度があるという金銭的なジレンマを半数近くの人が抱えていることがうかがえます。また、「共有できる友人がいない」(26.1%)、「仕事や家庭の時間配分」(23.9%)など、人間関係や推し活をする時間に関する悩みが続きました。(複数回答)

「グッズの購入費用」が最も負担に…なかでも「VTuber」推しに多い傾向

続いて、推し活の費用を“負担に感じる”と答えた人に、具体的に何が負担に感じるか聞いたところ、「グッズの購入費用」(32.3%)、「コンサートやライブのチケット購入費用」(29.4%)、「遠征費用」(26.8%)が上位に入りました。さらに、「ゲーム内課金」(9.9%)や「投げ銭」(6.5%)などオンラインでの費用も負担の項目に上がっています。(複数回答)

負担に感じる項目のトップだった「グッズの購入費用」を推し別に見てみると、「VTuber」(41.7%)が最多に。また、宝塚や2.5次元も含めた「舞台俳優」もほぼ同率(41.0%)となっています。(複数回答)
昨今、アパレルや食品などさまざまなシーンとのコラボを行うマンガやアニメ、ゲームのグッズはコレクター心をくすぐるのでしょうか。ファンの苦労が垣間見える結果となりました。

推し活の費用捻出について

ここでは、「毎月“推し活”に使う金額 ~現実と理想~」「推し活費用はどのように捻出していますか?」「推し活費用に月3万円かけている人の投資実施率」といった回答がまとめられています。

推し活費用は「5,000円/月」が理想と現実のライン

月に“推し活”に使っている金額は「5,000円未満」が55.9%となり、「10,000円以上」を推し活に使っている率を上回りました。一方で、理想の推し活に使いたい金額を聞いてみると、「5,000円以上」が55.5%に。

この結果から、5,000円が理想と現実のラインであることがうかがえます。また、なかには「国内アイドル」や「マンガ・アニメ・ゲームのキャラクター」に毎月200,000円を注ぐ猛者もいました。

推し活費用の捻出は「節約」「ポイ活」のほか、「副業」「投資」などからも

推し活の費用をどのように捻出しているか訊ねたところ、「節約」(36.8%)がトップに。次いで「ポイ活」(36.3%)、「収入の余剰」(34.4%)となり、消費活動の延長線での行動が最多となりました。

一方で消費活動ではなく、「副業・副収入」(13.1%)や「投資」(8.8%)など、追加の収入源から捻出している人もいるようです。(複数回答)

推し活に“月3万円”の費用をかけている約3人に1人が「投資」を実施

推し活費用を1ヶ月に30,000円以上使っている人と、「投資」で推し活費用を捻出している人をかけ合わせてみると、1ヶ月に推し活費用を30,000円以上かけている人の約3人に1人が「投資」を行っていることが明らかに。

また、「推し活費用はどのように捻出していますか?」の質問で「投資」と回答する人が8.8%だったのに対して、推し活費用に月30,000円以上かけている人の投資実施率は約4倍の33.3%となりました。この結果から、推し活費用をかけている人ほど「投資」をしている割合が高いことがわかります。

「投資」で推し活費用を捻出している人の約半数が「国内株式」「新NISA」を活用

「推し活費用はどのように捻出していますか?」の質問で「投資」と答えた人(8.8%)に、どのような投資をしているか訪ねたところ、「国内株式」(59.1%)、「新NISA」(48.9%)、「投資信託」(43.2%)が上位に入りました。(複数回答)

「投資」で推し活費用を捻出している人の約半数が「推し活投資」を行っている

推し活の一環として、推しに関連する銘柄へ投資することを「推し活投資」と呼びますが、実際に推し活費用を「投資」で捻出している人の半数以上(53.4%)が、「推し活投資」を行っているという結果に。

また、「推し活投資」を行う際に重視している点、基準としている指標や銘柄の選び方について具体的に聞くと、「推しが広告に出ている企業の株を買う」(東京都30代男性)、「推しの所属事業所を持分法適用会社として保有している会社に投資したので、資本関係のあるところにしている」(東京都20代男性)、「推しタレントの所属事務所の株を購入して株主優待をもらう。」(神奈川県50代男性)などの声が寄せられました。

“推し活しているが、現在投資をしていない人”の半数以上が、今後「投資をしたい」と回答

“推し活しているが、現在投資をしていない人”に、今後投資をしたいか聞いてみたところ、半数以上の56.5%が「投資をしたい」と回答。「節約」や「ポイ活」、「収入の余剰」など消費行動から推し活費用を捻出している人についても、その半数以上が「今後投資を行いたい」と考えていることがわかりました。

推し活費用を「投資」で捻出している人の約半数が「新NISA」を活用!

松井証券株式会社による今回の調査では、推し活をしている3人に2人が推し活に関して悩みを抱えており、「推し活に使える金額が少ない」「貯金ができない」と金銭的に悩む人が多い傾向に。また、推し活費用は「節約」や「ポイ活」から捻出しているという実態があるようです。

一方、「投資」から推し活費用を捻出している人も一定数おり、その約半数が「新NISA」を活用していることが明らかに。さらに、投資していない人の半数以上が投資に関心を示しており、「老後の費用のため」(48.2%)や「生活防衛費用のため」(42.3%)といった将来への不安解消の期待が表れていました。

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■投資信託について:https://www.matsui.co.jp/disclaimer/fund.html
■業者名等:松井証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第164号
■加入協会名:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会

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