2023.10.10

いよいよ明日開幕！　eeo Stage action 劇団MNOP#2『悪を以って愛と成す』より鵜飼主水＆富田翔による対談インタビューをお届け!!

　2022年10月26日(水)～10月30日(日)にCBGKシブゲキ!!で上演されるeeo Stage action 劇団MNOP#2『悪を以って愛と成す』。

　本公演は、株式会社A3による事業「Joy Creation Platform『eeo』」が贈る、新たなショーエンターテインメント「eeo Stage」シリーズと、俳優・殺陣振付師である鵜飼主水さん、脚本家・演出家、俳優である萩原成哉さんによる団体「もんどなるやオリジナルプロジェクト」通称「MNOP」がタッグを組んで行うもので、11人の男たちが魅せる“action”に期待が高まる公演です。

　公演を直前控える中、享次（キョウジ）役の鵜飼主水さん、公羊（クヨウ）役の富田翔さんにインタビュー！　主演でもあり殺陣振付を担当している鵜飼さんの舞台への想い、富田さんが出演を決めたきっかけ、そして稽古場でのエピソードなどたくさんお話いただきました!!

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「二人の舞台への熱い思いを直接聞いて、感銘を受けました」（富田さん）

――本公演へのご出演を決めたときのお気持ちを教えてください。また、鵜飼さんは主催側の立場でキャスティングに携わられたと思いますので、キャスティングをしたときのお話をお願いします。

鵜飼： 普段、僕は（萩原）成哉と「MNOP」という団体で、主催として朗読劇を主にやっているので、今回のような舞台らしい舞台、しかも大人数で、というのは実は初めてなんです。
こんな機会はめったにないので、キャスティングについては成哉から相談を受けて決めて皆さんにオファーしましたし、「この人とやりたい！」という人が集まりましたので、公演はもちろん、出演者が決まったときは、やった！　夢が叶った！　みたいな気持ちでした。今回、かなりわがままを言わせていただいたので、できることがとても幸せです。

富田：僕は二人から「こういうことをやりたいんだ」という熱い想いを直接聞いて、その想いに感銘を受けたので、出演を決めました。

――萩原さんと鵜飼さんからはどのようなお話があったのでしょうか？

富田：話を聞いたときはまだざっくりとしたプロットでしたが、そのプロットとともに、MNOPとしては初めて舞台をがっつりやるのでこういう風に見せたい、殺陣がメインになるけどそれだけではない男たちの物語を舞台で表現したい、というようなお話ですね。二人がどういう想いを持って舞台を作ろうとしているのか、いろいろ聞く中で、僕を必要としてくれている想いを感じましたし、こういう舞台に出演できるのもご縁なので、ぜひやらせてくださいと返事しました。

――演じられる登場人物について、どのような人物なのか、また、ご自身と似たところがありましたら、あわせて教えてください。

鵜飼：享次はすごい陰気なんです。主人公っぽいんですけど、挫折に弱くて、あることで躓いてしまって……。彼の腐り方とか、とことん落ちてしまう情けなさが僕自身と似ているなと思いましたね。
去年もコロナ禍がまだ続いていて、世の中が大変な状況で舞台が中止になったりしましたし、今年に入っても3本連続で出演予定だった公演がなくなってしまって……。
一生懸命取り組んでいた分、それがなくなったときってものすごいダメージがあるんですよ。享次もまさにそうで、本気だったからこそ大事なものがなくなったときの辛さや衝撃は凄まじいもので……。あまり話してしまうとネタバレになっちゃうので、あとは舞台を見ていただきたいのですが、僕としては、そういう点で割と享次と似ている部分があるなと思いました。あ、でも、僕にはない強さを持っているので、そこは憧れますね。
ちょうど今月、誕生日を迎えて、35歳になり、35歳になって初の舞台がこの舞台なので、新しい1年を新鮮な気持ちで迎えつつも、今までの経験をうまいことお芝居に乗せて、舞台を盛り上げられたらいいなと思っています！

富田：公羊という人物はもともと享次に対しての思いが強くて、人生をこの男に賭けて生きてきたんですよ。でも、享次はあるとき、突然いなくなってしまう。公羊は享次に裏切られたと感じてしまって、享次がいなくなった世界で、公羊の信念はそれまでとはまったく違う方向に向いてしまうんです。自分にとっての唯一の存在である人間がいなくなってしまったとき、方向性が変わってしまうときの感情の変化をどう表現しようかなと思っていますね。新たな内面を引き出せればなという感じです。

――自分にとっての唯一の存在である人間＝享次がいなくなり、公羊は孤独に陥るということなのでしょうか？

富田：そうですね。この作品は“孤独感”がテーマの一つだと僕は思っていて、だからこそ公羊以外の人たちって、大体二人組のペアで動いている（戦っている）んですよね。お客さんから見たら、孤独にならないように二人で動いている、とか、仲がいいからペアになっているように見えるかもしれないですけど、それぞれの正義のために、戦うことが当たり前の世界で生き残るためにペアになっているというだけで。なんというか、もともと孤独な人たちだから、孤独になっても何も感じないというか……これは本編を見ていただくとその意味合いがわかるんですけど、物語が展開していく中で見えてくるすれ違いとか、思いの違いとか、結構込められたものが深い作品だと思います。

お互いがお互いの立場で支え合える関係性

――ちなみに、稽古場の様子や雰囲気はいかがでしょうか？何かエピソードがありましたら、教えてください。

鵜飼：和気あいあいとした稽古場です！

富田：殺伐としてますね……。

鵜飼：なんでだよ！（笑）　稽古場の雰囲気を一番ほぐしてくれるのはあなたでしょ？

富田：（笑）。

鵜飼：成哉が稽古場に入れない日は僕が稽古を進行しないといけなくて、でも、今回は殺陣振付も担当してるし、さらに役者としての出演もある中で、やることが多くて僕がパンクしちゃったことがあるんです。その時に、翔さんがうまいこと和やかな雰囲気にしてくれて。和やかにしなきゃ、とか、僕がやってあげないと、いう意識ではなくて素でできてしまうのが翔さんなので、器の大きな人だなと思いましたね。

富田：公羊がふざけない役なので、稽古場でふざけておかないと僕がすごく怖い人だと思われちゃうから。あと、本番でふざけそうだから、今、ふざけておこうかなと（笑）。

鵜飼：（笑）。

富田：今回は主水が座長でもあり、殺陣振付師でもあるので、やることが多いんです。だから、僕は僕の立場として担えるものがあれば担いたいなと。舞台は本番がすべてだと思うので、そこに向かうための稽古場をいい空気にできたらいいなと思って、ふざけただけです（笑）。
あと、僕、今回の現場に知り合いがあまりいないので、仲良くなりたくて。最近ようやくみんなと仲良くなりました。

鵜飼：翔さんの一言は影響力が強いので、話し始めるとみんなが聞くし、伝播するんです。気づかないうちにみんなが巻き込まれてて……。翔さんがみんなをうまく巻き込む、というのが正しいかもしれないですけど、人を引き付ける力や魅力が翔さんにあるので、ご一緒できて僕も楽しいし、助かっています！

富田：ありがとう。でも全然大したことしてないからね（笑）。

――ありがとうございました。それでは最後に『悪を以って愛と成す』の見どころとともに、公演を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

鵜飼：ここまで記事を読んでくださり、誠にありがとうございます！　主催側に回っている身としては、本当に幸せだなと思える毎日が続いています。MNOPは「あなたのためのエンターテインメント」を掲げて活動をしている団体ですが、現時点であなたに届けられる作品の完成形がようやく見えてきています。みなさまが劇場に来た時にワクワクやドキドキ、来てよかったなと思える作品を作り上げますので、ぜひ劇場で体感していただけたらと思います。劇場チケット、応援チケットもまだありますので、よろしくお願いいたします！

富田：今回、主水と成哉の作品に初めて参加させていただきます。私事ではありますが、僕が主演の舞台の時に主水も出演していて、殺陣師も担当してくれていました。その時にものすごく助けられましたし、支えてもらった面もあるので、今回は主水をセンターにおいて、僕が主演である彼を支えることができたらと思っています。ぜひ劇場で公演を見ていただけたらと思います。

eeo Stage action 劇団MNOP#2『悪を以って愛と成す』公演情報

＜ストーリー＞
全員悪者（な風貌）の登場人物が、皆、それぞれに戦う意味を持つ。
かつて、街はそんな男が頂点にいる事で平穏を保っていた。きっかけはなんだったのかわからない…その男は消えた。
絶対的存在のいなくなったその場所は無法地帯と化し、街には暴力が溢れていた。男たちは言う。守るべものがある…と。
彼らが守りたいものは何なのか？力・金・頭・技・心…何かを極めたものが頂点に立つ？
いや違う…頂点に立った者が何を持っているか…

――　俺はよぉ…ただ守りたかっただけなんだよ　――

＜日程＞
2022年10月26日(水)～10月30日(日)　全7公演
10月26日(水)19:00
10月27日(木)14:00☆／19:00
10月28日(金)19:00
10月29日(土)13:00☆／18:00
10月30日(日)12:00

※上演時間は、110分を予定しております。
※☆＝アフタートークあり

≪アフタートーク≫
■10月27日(木)14時公演
MC:萩原成哉
登壇：鵜飼主水・富田翔・吉田宗洋・土田卓・黒木文貴・須永風汰

披露楽曲：「もしも」（歌唱：おだともあき）

■10月29日(土)13時公演
MC:萩原成哉
登壇：鵜飼主水・富田翔・中尾拳也・奥村等士・星璃・伊藤澄也

披露楽曲：「悪者」（歌唱：おだともあき）

＜チケット価格＞
SS席
【特典付き】10,500円（税込）
【特典なし】9,500円（税込）

S席
【特典付き】9,500円（税込）
【特典なし】8,500円（税込）

A席
【特典付き】8,500円（税込）
【特典なし】7,500円（税込）

※当日券の場合は、上記各種チケット代にプラス500円（税込）となります。
※ご来場者全員に限定の「公演記念ポストカード」をプレゼントいたします。
※チケット完売公演および完売席種につきましては、当日券の販売は予定しておりません。残席がある公演・席種につきましては、当日精算予約チケットの販売を、10月25日(火)17:00より開始いたします。

＜当日精算予約＞
10月25日(火)17時から受付開始！
詳細は公演公式ウェブサイトならびにeeo Stage公式Twitterにてご確認をお願いいたします。

※本公演は紙チケットのご用意および発送はございません。
※チケットを2枚ご購入のお客様は、同行者様と必ず同時にご入場をお願いいたします。

＜先行販売（抽選）でチケットをご購入のお客様＞
※メールにて座席番号を通知いたします。
※当日、受付にて「座席通知メール画面（画面または印刷）」と「本人確認書類（免許証、健康保険証、パスポート等）」をご提示ください。

＜一般販売（先着）でチケットをご購入のお客様＞
※当日、受付にて「注文番号がわかるメール（画面または印刷）」と「本人確認書類（免許証、健康保険証、パスポート等）」をご提示ください。
※座席番号は当日受付スタッフよりお伝えいたします。

特典：非売品キャストブロマイド（2Lサイズ）

※ブロマイドのデザインは、各キャスト・各公演ごとにそれぞれ異なります。デザインはお選びいただけません。
※応援キャストの変更・払い戻し等は一切できませんので、購入時には必ず公演日時と座席・特典有無・応援キャスト名をご確認の上お求めください。
※特典は公演当日、劇場受付にて応援キャストのブロマイドをお渡しいたします。

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詳細は公演公式ウェブサイトで♪

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＜会場＞
CBGKシブゲキ!!
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-5 ザ・プライム 6階

＜キャスト＞
享次（キョウジ）：鵜飼主水

刻（トキ）：中尾拳也
愚（オロ）：須永風汰
仁（ジン）：星璃
陽（ハル）：伊藤澄也
純（スミ）：黒木文貴

流（ナガレ）：奥村等士
信（マコト）：土田卓

祈（イノリ）：吉田宗洋
詠詩（エイジ）：おだともあき

公羊（クヨウ）：富田翔

＜スタッフ＞
脚本・演出：萩原成哉
殺陣振付：鵜飼主水
楽曲提供：おだともあき
音楽：黒木脩平

舞台監督：川畑信介（合同会社obbligato）
舞台監督助手：松谷香穂
剣帯製作：斉藤なぎ
美術：椎橋蘭奈
音響：田中慎也
　　　中村光彩
殺陣効果音：原田朱理
照明：和田優也
収録：Hakua
デザイン：升田智美（Mdesign）
　　　　　大串潤也(mepakura)
　　　　　山下雄基
　　　　　世羅淳美
　　　　　中村美咲（A3）
衣裳：西田さゆり(Ns costume)
スチール：下條祐美
ヘアメイク：青山亜耶
　　　　　　寺田さとみ