2023年5月にCBGKシブゲ…
2023年5月にCBGKシブゲキ!!にて上演されるeeo Stage reading 朗読劇『あの星に願いを』(脚本:吉岡茉祐/演出:田邊俊喜)。
5月25日(木)からの開幕を控え、稽古場にてキャスト陣にインタビュー! 今回は笠間淳さん(小松幸助役)と入江麻衣子さん(小松弘美役)の対談をお届けします。
>>eeo Stage reading 朗読劇『あの星に願いを』稽古場対談インタビュー<狩野翔&汐谷文康&田邊俊喜編>
>>eeo Stage reading 朗読劇『あの星に願いを』稽古場対談インタビュー<礒部花凜&笹翼&松本ひなた編>
※以下敬称略
――本朗読劇に出演が決まったときの気持ちを教えてください。
笠間:僕は前作にも出演させていただきまして、そのときに当時の出演者たちといろいろ考えて、芝居を突き詰めていって、ある一定の完成を見た作品なので、そこから新しい側面をどういう風に出していくのかと思っていました。
「再演」にあたり、まゆしぃ(吉岡茉祐)が脚本を新たに書き下ろした部分もあり、それは僕にとっては新しさを感じる内容だったので、ではその世界観をどう出していくのか、今回から出演される方々とどう表現を擦り合わせていくのか……ドキドキしながら稽古に臨みました。と同時に、初演の頃には見えなかった視点で物語が見えるようにもなっていて、稽古中トシくんが言っている「初演からやってきたメンバーは、それをなぞらないように」という言葉を念頭に稽古が出来ていると思います。前回、すべてを出し切った状況ではありますが、新しいメンバーとともに新しい『あの星』を表現できたらいいなと。今回は奥さん(弘美)と一緒に出演しますので、幸助の新しい側面が見せられたらいいなと思っています。
入江:前作に出演されている方が多くいらっしゃるので、先輩方についていけば……という点では安心しています。私は『あの星』初出演ですが、タイトル自体は前々から知っていましたので、もともと知っている作品に出演させていただける嬉しさと楽しさで胸がいっぱいです。
――稽古場の雰囲気はいかがですか?
入江:本読みの段階から皆さん完璧すぎて……。作り上げられたものを見せていただき、そこに私を含めて新メンバーが参加させていただくという形で稽古がスタートしていったので、やりやすかったです。
笠間:入江さんが演じる弘美という人物は、初演の時に存在は明言されていたのですが、夫婦としての会話があったわけではなくて、ただ存在しているだけでしたので、今回会話ができるというのはかなり新鮮な気分です。
幸助としては、教師の面だけではなく、パートナーを持つ一人の男性としての面も出していますし、役者としては自分が担当する役のいろいろな面を見られる、というのはやりがいに繋がるので、僕も楽しく稽古に参加しています。
――稽古を重ねていくなかで、より夫婦らしさを突き詰めていく形でしょうか?
笠間:僕のイメージですけど、幸助と弘美はいかにも“夫婦”という雰囲気を出すよりは、昔からの“戦友”みたいな。すべてわかりあっていて、それが絆になっているみたいに演じた方が面白いかなと思っていて。
入江:確かに! 弘美さんの幸助さんに対する第一印象を聞いていると特にそうですよね。恋愛感より、人と人との結びつきが深いような気がしました。
笠間:惚れたはれたというよりは、自分にないものを返してくれる人同士なのかなと。
“恋”って「素敵」だとか「この人好き」って思ったりする自己の感情の部分が多いですが、“愛”って自分にないものをお互いに補完できたうえで、ふたつでひとつになれる「他者」の概念がより重要になると思うんですよ。そういう意味では、(金田)裕介たちも完璧ではなくて何かが欠けている子たちばかりで、みんなで補い合って絆を作っている感じなので、幸助と弘美は彼らがこれから行くべき道筋を教えてくれる存在だなと。
入江:きれいな面だけではなく、ある種の汚い部分も描かれているので、その儚さが作品の美しさにも繋がっているのかなと思います。それをあわせて、うまく一緒に表現していきたいですね。
――今回演じられる登場人物について、どのような人物だという印象を受けられましたか? また、ご自身に似ている点や相違点がありましたら教えてください。
笠間:幸助は健吾の目標となるべき存在で、生徒たちと同じ目線で物事を考えてくれる人……ですが、それはあくまでも教師としての一面で、一人の人間としてみたらいい意味でずるい人。すごくおちゃらけているように見えて、めちゃくちゃIQ高そうと感じる瞬間もあったり、いろいろなことを考えていそうな部分もあって、そのギャップが幸助の魅力ですね。それが生徒に愛される理由なのかなと。友達のように接してくれるけど、友達では解決できないような事象が起きたときには、ちゃんと大人として対応してくれる。親かと思うくらいに接することもありますし、そういう部分をきちんと表現したいですね。
物語全体通して、弘美との関わり合いのなかで、愛するものを守る男としてのギャップも見せられたら素敵だなと思います。
そして、幸助と僕の共通点ですが……似ていたい、と思うくらいですかね(笑)。
入江:最初から最後まで(山口)星羅たちに寄り添う人だなと思います。弘美は幸助さんと同じ大人組なので、人生の先輩として彼らを見守る母親的存在なのかなと。実際、身近にいたら少しめんどくさいタイプの人かもしれませんが(苦笑)、チャーミングな人でもあるので、母性本能にあふれた人として表現したいなと思いながら演じています。
共通点ですが、私も弘美のように誰かの相談に乗ることや話を聞くことが多いので、その部分は似ているかもしれないですね。
――本朗読劇は2つのエンディングのルートがあるお話です。それぞれのエンディングについて、どう思われましたか?
笠間:僕の個人的な好みで話しますと、好きなのは「シリウス」の結末ですが、「プロキオン」の方がある意味、ハッピーなのかなと思いました。詳しいことはネタバレになるので何も言えないのですが……。「シリウス」の方は、裕介が本当の意味で辿りたかった道なのかなと。「プロキオン」は正にみんなが望んだ物語。裕介が「みんな」と作り上げたラストだと思います。
入江:私は「プロキオン」の方が好きですね。笠間さんがおっしゃるように、ハッピーと言えるのはこちらかなと。とはいえ、受け取る側の見方、感じ方によってはハッピーなのかどうか全然違うと思いますので、どちらも見ていただいたうえで、皆さんにとってのハッピーがどちらなのか、見定めてほしいです。
――ありがとうございました。それでは最後に本朗読劇の見どころ、聴きどころとあわせてファンへのメッセージをお願いいたします。
笠間:見どころはトシくんがしている挑戦的な演出ですね。
ありがたいことに、僕は朗読劇をやらせていただくことが多いのですが、そのなかでもトシくんの作る朗読劇は非常に独特ですし、台本を読み込めていない人、役作りを理解していない人をしっかりと見抜く演出家なので、そういう意味ではトシくんの朗読劇に参加することで成長すると感じています。本来、作品によって役者たちが成長させていただくのはあってはならないことだと僕は思っていて、見ていただく方々に100点以上のものを提示するのが役割なので、「僕はこの作品で成長させていただきました」みたいのは、本当は好きじゃないんです。「成長した段階で来いよ!」と思うので。
ただ、トシくんの演出する朗読劇は「もうこれ以上の伸びしろはない」と思ったその先を攻めていける舞台。彼は成長のその先を見せてくれる演出家です。そういう意味では僕自身、『あの星』で成長させていただく部分があると思うので、いち役者としては見に来てくださる方に最上級のものをお届けすることはもちろんですが、登場人物同様、完璧ではない僕たちが少しでも成長して変化していく、まさに青春を謳歌していると思いますので、その様子を1回でも多く見ていただいて、何かしら感じ取っていただけたらありがたいです。
映像作品とは違い、日々の公演のなかで成長していく……たまに退化するかもしれませんが、人間が最後までもがき続けるさまを見ていただけたらと思います。
入江:予定調和なお話ではない部分、そしてきれいな部分だけでは終わらないところが『あの星』の見どころだと思います。私は初めて台本を読ませていただいたときに、透明感があって、キラキラしたお話だなと思ったのですが、じっくり読んで稽古をしていくなかで、美しさの中に潜む、人を愛するが故の悲しさ、残酷さ、ネガティブな感情が端々に詰め込まれていると感じるようになりました。そういう気持ちが込められているからこそ、儚い……それが美しさにになっていると思いますので、およそ100分の公演の時間のなかで、色々な想いを感じ取っていただけたら嬉しいです。ぜひどちらのルートも見てください!
<あらすじ>
屋上。
誰もが一度は憧れる未開の地。
彼らは、そこを『楽園』と呼び、憩いの場にしていた。
――あれから10年。
健吾と莉緒、裕介の3人は、彼女の手紙に書かれた約束を果たすため、再び集まった。
高校生たちの青春と、その少し後の不完全なものたちのお話。
<公演日>
2023年5月25日(木)~5月28日(日)
5月25日(木)15:30★/19:00
5月26日(金)14:00/19:00
5月27日(土)12:00/16:00/19:30★
5月28日(日)12:00/16:00
本公演:約110分
イベント公演:約90分
★=イベント公演
※上記の時間は【開演時間】です。開場時間などの詳細は公式サイトにてご確認ください。
<会場>
CBGKシブゲキ!! https://cbgk.jp/
<キャスト>
金田裕介:狩野翔、汐谷文康
山口星羅:青山吉能、南早紀
橋本健吾:濱健人、笹翼
西ノ森莉緒:吉岡茉祐、礒部花凜、一村すみれ
中野風太:今井文也、松本ひなた
山口聡:中神一保
小松弘美:伊藤彩沙、駒形友梨、入江麻衣子
小松幸助:笠間淳、長谷川芳明
<アンサンブル>
美藤大樹、野本侑歩、祐花、荒井瑠里、Sachi
<チケット情報>
チケット販売スケジュール
・当日引換券(eeo会員限定)
販売期間:5月22日(月)23:00~各公演前日23:00
入金〆切:各公演前日23:59まで
販売サイト:カンフェティ
※チケットをご希望される方は「eeo会員」および「カンフェティ」のご登録が必要です(無料)。
※キャスト出演回&組み合わせについては、チケットご購入前に必ず『あの星に願いを』公式サイトで事前にご確認をお願いいたします。
【通常公演(朗読劇)チケット料金】
■SS席(最前列~3列目)
特典付き:9,700円(税込)
特典なし:8,700円(税込)
■S席(4~7列目)
特典付き:8,700円(税込)
特典なし:7,700円(税込)
■A席(8列目~)
特典付き:7,700円(税込)
特典なし:6,700円(税込)
※当日券は、上記前売チケット料金に+500円(税込)となります。ご注意ください。
[通常公演チケット特典]
2Lブロマイド
※特典は公演当日、劇場受付にて1枚、お渡しいたします。
【イベント公演チケット料金】
■SS席(最前列~3列目)
特典なし:7,700円(税込)
■S席(4~7列目)
特典なし:6,700円(税込)
■A席(8列目~)
特典なし:5,700円(税込)
※当日券は上記前売チケット料金に+500円(税込)となります。ご注意ください。
※イベント公演は、チケット特典はございません。
【グッズラインナップ】
・アクリルスタンド(全15種)
・ブロマイド4枚セット(Aセット・Bセット・Cセット 全192種)
・ランダムブロマイド2枚入り(全32種)
・インスタントフィルム風ブロマイド(全32種)
・キャラクリアケース(全1種)
・パンフレット
・複製台本
■グッズ通販■
受付期間:5月16日(火)17:00~6月5日(月)23:59 ※お支払い完了まで
お届け時期:7月中旬発送予定
※通販サイト(eeo Store)にてグッズご購入の際は、登録無料の「eeo会員アカウント」が必要になります。
▼グッズのご購入はこちらから▼
■受注販売スケジュール■
<2次受注>
受付期間:5月18日(木)17:00~6月5日(月)23:59
入金締切:6月5日(月)23:59まで
※1次受注は終了いたしました。
■販売価格■
5,000円(税込)【受注販売/購入制限なし】※送料別
■返礼品■ ※後日配送お届け
ステラボード(A5アクリルボード[台座付]):1点
※当たりは、キャスト直筆サイン入りです(ランダム当選)。
▼ステラボード(公演応援グッズ)のご予約はこちらから▼
<WEB関連>
eeo Stage reading 朗読劇『あの星に願いを』公式サイト:https://eeo.today/stage/title/roudoku-anohoshi
eeo Stage reading 朗読劇『あの星に願いを』公式Twitter:https://twitter.com/roudokuAnohoshi
eeo Stage公式Twitter:https://twitter.com/eeo_stage
(C)2023 朗読劇『あの星に願いを』 /eeo Stage
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