フォローする

480人が回答!「“推し”がいる(いた)経験は?」男女で主な推し対象が異なる結果に【朝日大学マーケティング研究所調べ】

朝日大学(岐阜県瑞穂市)の附属研究機関である朝日大学マーティング研究所は、推し活について調査を実施、その結果を発表しました。

調査の結果、半数以上が現在または過去に“推し”がいる(いた)経験を持っていることが判明。男性は「アニメ・漫画・小説」、女性は「日本の有名人」が主な推しの対象となっていることが明らかになりました。

朝日大学マーケティング研究所による「推し活に関する調査」詳細

■調査期間:2024年10月7日(月)~10月12日(土)
■調査方法:朝日大学マーケティング研究所のパネル利用によるインターネット調査
■対象者:居住地 関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
     年代 20代・30代・40代・50代
     性別 男女
■回収サンプル数:480名

■調査データ
推し活の実態編:http://marketing.asahi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/12/202410.pdf
推し活の内容編:http://marketing.asahi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/12/202411.pdf
推し活による日常生活への影響編:http://marketing.asahi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/12/202411.pdf

調査の背景について

日常生活の多様化が進むにつれて、趣味や興味関心も細分化され、各自が熱心に応援する対象も様々な方向に分散しています。また、ITが進展したことで細かな情報も手に入りやすくなり、このような環境下、推しを応援する活動が余暇の有力な過ごし方となり、資金と時間が消費されるように。そのような状況から、朝日大学マーケティング研究所は推し活の実態を把握するための調査を実施したそうです。

「推し活に関する調査」の主な結果

※以下、プレスリリース原文ママとなります。

■半数以上が現在または過去に“推し”がいる(いた)経験を持つ

“推し”に関して、現在「いる」は37.5%、「過去はいたが、今はいない」は14.4%で、合計で半数を超える。「いる」を性別でみると、男性(29.2%)よりも女性(45.8%)のほうが、16.6ポイント高い。女性のほうが多いが、年代別に低い年代ほど「いる」が高く、高い年代ほど「過去はいたが、今はいない」が高い傾向がみられる。経年で“推し”が過去のものとなり、離れてしまう人が少なくない。対して男性は「いる」がいずれも3割前後で年代による傾向は明確にはみられない。簡単に“推し”から離れず、長く続ける人が多いためと思われる。若い時に“推し”がいても年代上昇とともに離れがちな女性、“推し”がいる人は少ないが長く続ける人が多い男性、という特性がみられた。

■男性は「アニメ・漫画・小説」、女性は「日本の有名人」が主な“推し”対象

“推し”の対象ジャンルとしては「日本のミュージシャン、バンド、歌手」(31.7%)の割合が最も高い。他に「J-POPアイドル」(26.9%)、「日本の俳優」(19.3%)、「アニメ・漫画・小説のキャラクター」(16.5%)、「スポーツ選手」(14.9%)が高い。最近は韓国を中心に海外のアイドルや俳優を推す人も多いが、上位には日本の有名人が並んだ。このうち「J-POPアイドル」は性別を問わず、有力な“推し”の対象。上位のうち「日本のミュージシャン、バンド、歌手」と「日本の俳優」は女性からの人気が高く、「アニメ・漫画・小説のキャラクター」は男性からの人気が高い。女性では現実世界が“推し”の対象だが、男性では仮想世界が対象となっている。男性は“推し”を長く続け、女性は経年で離れる傾向がみられたが、これはそれぞれの対象が仮想、現実であることが影響する。現実の人物は歳をとって変化(結婚、出産、老化、引退など)するため“推し”の継続が難しい。

■“推し”の平均ファン歴は7.11年、女性より男性のほうが長い

“推し”の平均的なファン歴は7.11年だが、性別でみると男性(7.75年)が女性(6.70年)よりも長い。男性は仮想世界が“推し”対象であり長い。女性は現実が“推し”の対象であり、ファンをいかに長く続けてもらうかが課題となる。また男女とも高い年代でファン歴が長い傾向は見られず、18~29歳でも「15年以上」の割合が男女とも1割以上(15.8%と12.1%)を占める。50~59歳でも3年未満の割合が男女とも相当数(41.2%と50.0%)いる。年代に関わらず、ファン歴が短い層も長い層も相応におり、推し始める年齢には制限がない。

■今回の調査を通じて

日常生活が成熟した日本では、推し活は有力な余暇の過ごし方となっています。資金と時間を投下するモチベーションも強いだけに、受け皿となった業界には大きなメリットをもたらす機会となります。今回の調査では、回答者の半数以上が“推し”を持った経験があり、大半が強い思いを持って応援していると回答しています。推しの対象は、人物に留まらず、アニメ・漫画・小説の主人公、スポーツなどのチーム、店舗や製品のブランドなど様々です。そして推し活のスタイルには性別や年代などの属性によって違いがあることがわかりました。ファンとの絆を深めるためのマーケティング活動(=ファンマーケティング)の在り方が、ますます重要なポイントとなってくることを想像できる結果が得られました。

朝日大学マーティング研究所「公開リサーチデータ」

マーケティング研究所では、話題のサービス、消費トレンド、世の中の新しい動きを先取りした事象について、自主的に「トピックス・リサーチ」を実施し、調査データ集積のポータルサイトとして広くデータを公表しています。また、企業様などからの市場調査のご要望にスムースにお応えするために首都圏、東海圏など全国規模のモニターにアクセスできる仕組みを保有しています。

■名称:公開リサーチデータ
■調査レポート:200本以上
■詳細:http://marketing.asahi-u.ac.jp/data/

推し活情報は「OSHI+(推しプラ)」でチェック!!

当メディア(eeo Media)とともに株式会社A3が運営している通販サイト「eeo Store online」内には、あなたの推し活にプラスするための専用ページ「OSHI+(推しプラ)」がオープン♪ 推し活に関連するメディアコンテンツ、推し活グッズのさまざまな情報をお届けしています。

下記バナーをクリックしてチェックしてみてください!

推し活情報をチェック

新着記事はこちら