映画興行市場における2021年…
凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社BookLivより、運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」にて、マンガ好きの会員※4,712名を対象にした「“長編マンガ”に関する意識調査」が行われました。その結果が発表されましたので、ご紹介します! ※過去半年以内にマンガ作品を購入したブックライブ会員
【調査サマリー】
・「2022年に読み続けたい、現在連載中の長編マンガ」1位は『薬屋のひとりごと』、2位は『呪術廻戦』、3位は『暁のヨナ』
・「2021年に完結した長編マンガ」人気1位は『進撃の巨人』、2位は『ヲタクに恋は難しい』、3位は『あせとせっけん』
・長編マンガを「よく読む」「時々読む」と答えた人の合計は約9割
・長編マンガをまとめ読みしたくなるのは「無料版や試し読みでハマった時」、追いかけて読むのをやめてしまうのは「展開にマンネリを感じた時」
・好きな連載作品のために、読者がしていることは?発売後すぐに購入、海賊版にNO、友達へのおすすめや拡散も
※“総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ”
「2022年に読み続けたい、現在連載中の長編マンガ作品は?」(3つまで複数回答可)という質問をしたところ、1位に輝いたのは『薬屋のひとりごと』でした。大人気ノベルのコミカライズで、中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)が持ち前の好奇心と薬学の知識で謎を解いていくミステリーです。ブックライブ読者が選ぶ「本当に面白いマンガベスト100ランキング」でも、2020年・2021年と2年連続で5位以内にランクインしています。
2位は『呪術廻戦』でした。2020年のアニメ化をきっかけに男女問わず人気となり、ブックライブのランキング上位に定着しています。呪術+身体能力、というバトル要素に加え、各キャラクターたちの魅力についても語る声が多く届きました。
3位は女性を中心に人気の『暁のヨナ』でした。2009年から続くロングラン連載で、古代アジアをモチーフにした壮大なストーリーが数多くの読者を惹きつけています。他にも4位の『赤髪の白雪姫』や5位の『虫かぶり姫』 と、女性向けのファンタジックな作品が複数上位にランクインしました。
原作:日向夏(ヒーロー文庫/主婦の友インフォス)
作画:ねこクラゲ 構成:七緒一綺 キャラクター原案:しのとうこ
©2022 Natsu Hyuuga/Shufunotomo Infos Co.,Ltd. ©Nekokurage/SQUARE ENIX
©Itsuki Nanao/SQUARE ENIX
https://booklive.jp/product/index/title_id/464597/vol_no/001
【ブックライブユーザーコメント】
・すべての事柄が繋がっていくのが面白い!楽しみながら薬草についても詳しくなってしまいます。
・主人公のサバサバした性格が痛快です。謎解きはもちろん、恋模様も今後どう発展していくのか気になります。
・原作とマンガ、両方楽しんでいます。ミステリーとしてもしっかりしているし、宮中での生活、人間関係も面白いです。
©芥見下々/集英社
https://booklive.jp/product/index/title_id/522861/vol_no/001
【ブックライブユーザーコメント】
・登場人物がみんな魅力的で、ストーリーも面白い。バトルシーンも迫力あって好きな作品です。
・アニメを見たのがきっかけで、原作にもハマりました。とにかくみんな幸せになって欲しい。
・随所に伏線が散りばめられていて、読み進めていくワクワク感が良い。先がどうなるのか全然予想できず、続きが気になる!
©草凪みずほ/白泉社
https://booklive.jp/product/index/title_id/200982/vol_no/001
【ブックライブユーザーコメント】
・最初は普通のお姫様だったのに、過酷な運命の中でどんどん強くかっこよく成長していく主人公が好き。
・壮大なスケールで読み応えが凄くあるし、恋愛の要素だけでなく、人と人の関係の難しさや美しさを感じられます。
・ストーリーにどんどん引き込まれる。主人公の成長と、周りを巻き込んで今後どうなっていくかが楽しみ。
2021年は、数多くの人気長編連載マンガが完結した年でした。そこで、「2021年に完結した長編マンガで、好きな作品・思い入れのある作品は?」(2021年に完結巻が配信された作品が対象、3つまで複数回答可)という質問をしたところ、1位は『進撃の巨人』でした。社会現象級となったヒット作品がいったいどのような結末を迎えるのか、約11年半にわたる連載を追い続けてきた多数のファンから注目が集まりました。
2位は『ヲタクに恋は難しい』でした。アニメ化に加え、実写映画化によって「現代のオタクの生態」を世に知らしめた作品となり、オタクな読者がつい共感してしまうシーンも多数。主人公たちを「理想のオタクカップル」として称賛する声が多数届きました。
3位は『あせとせっけん』でした。とあるコンプレックスを持つ地味OLと、同じ会社の商品開発担当、不器用な社会人2人のラブコメディです。その不器用ぶりと心温まるやりとりがSNSでも話題となり、男性向け作品ながら女性読者からも好評を博しました。
©諫山創/講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/40660/vol_no/001
【ブックライブユーザーコメント】
・斬新なアイデアと、衝撃的な展開。ここ近年で一番続きや結末が気になる漫画でした。
・1話からたくさんの伏線があって、最終回では泣けました。何度も何度も読み返したくなる作品です。
・作者様本当にお疲れさまでした!という作品。読む方もエネルギーが必要で、毎回真剣に楽しませていただきました。
©ふじた/一迅社
https://booklive.jp/product/index/title_id/313198/vol_no/001
【ブックライブユーザーコメント】
・オタクとして、「こんなオタク同士のカップルだったら本当に幸せだよな~!!」と憧れます。
・絵が綺麗で、登場人物のオタクな会話がおもしろい!読むたびにほっこりする3組のカップル、ずっと幸せでいてほしい。
・それぞれのカップルの仲が深まっていく様子がとても可愛らしくて、読んでいて楽しかったです。
©山田金鉄/講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/60010713/vol_no/001
【ブックライブユーザーコメント】
・男性向けの作品ですが、絵が綺麗で女性でも読みやすく、うなずける部分も多々あり最後まで楽しく読みました。
・主人公二人のやり取りが、ほのぼのとしてほほえましくて、とても好きな作品です。
・ヒロインに常に寄り添ってくれる、誠実な大人の恋愛。終わり方もとても良かったです。
続いて、長編マンガについての読者の行動や傾向を調査しました。「長編マンガをよく読みますか?」という質問には、「よく読む」と答えた人が4割、「時々読む」と答えた人と合計すると約9割にのぼります。
その理由をきいてみると、1位は「結末が気になる作品がたくさんあるから」という回答でした。長編作品として定着してから読み始める作品に加え、作品の序盤ではこんなに長く続くと思っていなかった…という、いつのまにか追いかける作品が増えていく現象は数多くの人が体験しているようです。
2位は「じっくりと展開を追うのが好きだから」でした。細かな設定や描写を余すところなく味わいながら、先の展開を考察したりハラハラしたり、マンガ好きならではの楽しみ方をされているようです。
3位は「壮大なストーリーが好きだから」でした。特に近年人気のファンタジー設定の作品は、その世界観に没入して読む楽しみを見出している人が多いようです。
【ブックライブユーザーコメント】
・軽い気持ちで読み始めたらハマってしまい、いつのまにか長期連載に…!というパターンが多く、ラストを読むまでは読み終われない作品がアレもコレもと増えていきます。
・サクッと読める短編も良いですが、好きな作品はやっぱり長編が多いです。設定やキャラクターの心理描写や伏線をふまえてハラハラしながら、じっくり読むのが好きです。
・ファンタジー作品が好きなので、設定やストーリーが壮大な長編作品が自然と多くなってしまいます。どっぷりひたれる時間が幸せ。
次に、長編マンガについて「まとめて読みたくなるのはどんな時?」「追いかけて読むのをやめてしまうのはどんな時?」という質問をし、それぞれの動機や理由を探ってみました。
「まとめて読みたくなるのはどんな時?」の1位は、「無料版や試し読みでハマった時」でした。電子書籍の利点として、作品の冒頭は多くの作品で無料公開されており、また期間限定で試し読みの増量や冒頭巻まるごと無料で読める場合もあります。自分好みの作品との出会いのきっかけとして、便利に活用されているようです。
2位は「クーポンや値引きでお得になっている時」でした。電子書籍ではキャンペーンが頻繁に実施されており、前から読みたかった作品や途中まで読んだことのある作品を一気に買うなど、”大人買い”の動機としては大きいようです。
3位は「時間にゆとりができた時」でした。長編ならではの複雑な設定やストーリー展開など、作品の魅力を最大限に味わうにはある程度まとまった時間が欲しい、という声が多数届きました。
【ブックライブユーザーコメント】
・最初の方を無料で読んで、そこからズブズブと…っていうパターンが多いです。買って失敗することがないので助かります。
・前から気になっていた作品や、久しぶりに続きをまとめて読むのは、値引きの時やクーポンが使える時に大人買いすることが多いです。
・忙しいと作品をちゃんと味わえないので、まとまった時間が確保できた時に、ガッと集中して読みたいです。
一方、「長編マンガを追いかけて読むのをやめてしまうのはどんな時?」という質問の1位は、「展開にマンネリを感じた時」でした。マンガ好きならではの目線の鋭さに加え、その作品を愛しているからこそ、マンネリを感じてしまうと”途中離脱”の原因となってしまうケースは多いようです。
2位は「展開が自分の好みじゃなくなった時」でした。マンネリが嫌がられる一方で、展開があまりに意外すぎても、読者はついて行けなくなってしまう…という、マンガならではの難しさがうかがえます。
3位は「続巻が出るまで、間が開いてしまった時」でした。具体的な期間としては、数年以上開いてしまうと、読んでいた時の熱が冷めてしまい、そのまま離脱してしまう、という意見が目立ちました。
【ブックライブユーザーコメント】
・展開がマンネリになってくると、途端に読み続ける気力がなくなります…途中まで好きだった作品だとなおさら悔しい。
・読み始めた時とだんだん話の方向が変わってきてしまったり、まさかの展開が裏目になって離れてしまった作品がいくつかある。
・続きの巻が出るまで2~3年待つのはしんどいです。熱が冷めてしまったり、次の巻が出ても気付かなくなってしまいます。
「好きな連載作品のために、心がけていること・行動していることは?」という質問をしてみたところ、1位は「単行本が発売・配信されたらすぐ購入する」でした。やはり単行本にまとまってから読む人は多く、電子書籍の場合、予約機能や通知機能も買い忘れ防止に一役買っているようです。
2位は「連載時から最新話を読む」でした。単行本を出すには、まず連載時から人気を獲得しなければいけないという実情もあり、連載時からの応援はとても励みになる、と作者自身が発信するケースもSNSで度々話題にのぼります。近年の電子書籍では、マンガ雑誌の配信に加え、単行本にまとまる前の単話版も配信している作品も増えてきており、「単行本が出るまで待てない」というファンにとっても、そして作者にとっても、双方に有益な環境が整備されつつあります。
3位は「海賊版を利用しない」でした。近年度々ニュースになっている海賊版問題ですが、「好きな作品が続いてほしいなら、ちゃんとお金を払うべき」というマンガ好きからの声が数多く届きました。キャンペーンやクーポンは上手に利用しつつ、好きな作品・作者はきちんと応援したい、という意識の高さがうかがえました。
他には、友達にすすめたり、レビューやSNSで作品の良さを拡散するといった行動が上位にランクインしました。
【ブックライブユーザーコメント】
・ハマっている作品の単行本はすぐに買う。夜中の0時になってすぐ読むことも。電子だと買い忘れがないので助かる。
・本当に好きな作品は単行本にまとまるまで待てないので、単話でも買ってます。
・好きな作品がちゃんと続いてほしいからこそ、海賊版はダメ。ちゃんとお金がマンガ家さんのところにいってほしいです。
【調査概要】
・調査タイトル :「長編マンガ」に関するアンケート
・調査方法:ブックライブ会員に対してアンケートメールを送付。フォームより回答
・有効回答数: 4,712名
・調査時期:2021年12月7日~12月9日
※本調査内では、単行本で5巻以上連載が続いているマンガ作品を「長編マンガ」として定義しています。
※本調査を使用する際は、“総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ”とご記載ください。
総合電子書籍ストア「ブックライブ」は、“いつも心に「マンガ部屋」を。”をコンセプトに、人生を豊かにする本との出会いと、心ゆくまで楽しむことができるサービスを今後も提供されるとのこと。
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」について】
ブックライブは、凸版印刷グループの総合電子書籍ストアです。2011年よりサービスを開始し、マンガ、書籍、ラノベ、雑誌など、国内最大級の品揃えを誇ります。読者の利便性を最優先に、いつでも、どこでも簡単に楽しめるサービスを提供しています。
●総合電子書籍ストア「ブックライブ」 https://booklive.jp/
●公式Twitter https://twitter.com/BookLive_PR
≪「使いやすい電子書籍ストア」No.1を獲得≫
2020年9月「電子書籍・電子コミックに関する調査」(実査委託先:ESP総研、調査対象:20~29歳)において、「使いやすい電子書籍ストア」部門で第1位を獲得されました。
【株式会社BookLiveについて】
BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。
URL: https://www.booklive.co.jp/
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