WOWOW開局30周年記念とし…
2023年4月より放送が開始されるTVアニメ『事情を知らない転校生がグイグイくる。』。放送直前スペシャルと題し、メインキャストを務める小原好美さん・石上静香さんに特別インタビューを実施しました。
本作は、川村 拓先生が手がける『事情を知らない転校生がグイグイくる。』が原作のTVアニメ。
作品の魅力やキャラクターを演じた感想、そして声優を目指すキッカケとなった小学校の思い出など、ここでしか読めないお二人のエピソードは必見です!
原作を読んでいる方も未読の方も、本作のPVを観れば約1分で作品概要が掴めます。
クラスでひとりぼっちの西村 茜を演じる小原好美さん、事情を知らずにグイグイ話しかける転校生・高田太陽を演じる石上静香さんのお声を、まずはお聴きください!
同じ事務所の先輩後輩でプライベートでも親交のあるお二人は、5年前に共演して以来、「再びメイン共演すること」を目標の一つにしていたそうです。
「役の合格をいただけたこと、共演の夢が叶ったことへの喜びで胸がいっぱい」「共演の知らせを受けて、まさに運命だなと思った」と、興奮冷めやらぬ状態で対談スタート。
「大人も懐かしい気持ちで楽しめる作品ですが、主人公と同じ小学生にこそ観てほしい」と、熱く語ってくれたお二人のインタビューを最後までお楽しみください。
――それぞれが演じるキャラクターの特徴や魅力を紹介していただけますか。
西村 茜役・小原好美さん(以下、小原さん):
西村さんの見た目の特徴といえば、大きな瞳。あと、いつもモノトーン寄りの服を着ている子だからどうしても暗く見えがちで、からかわれることが多いです。
でも実は、クラスの中で一二を争うくらい感受性が豊か。顔に出さないだけで、周りのみんなと同じような感情を持っている“普通の女の子”なんだと、お芝居しながら感じました。
高田太陽役・石上静香さん(以下、石上さん):
高田くんは、明るく元気でグイグイくる男の子。まさに“太陽”という名前がふさわしい、全てを明るく照らすような子です。実は演技をしたり原作を読んだりしていくうちに、“純粋で優しい子”という印象が強くなっていきました。
クラスメイトにからかわれても、「どうしてそんなことを言うんだろう?」と純粋に疑問を持ったり、周りの人とは違う捉え方をしたり。“邪の心がないからこその優しさ”が、高田くんの根本にあると思います。
――本作品の原作や台本を読んでみて、どんな印象・感想を持ちましたか?
石上さん:
もともと原作が大好きなんですが、アニメ化するにあたって、西村さんがクラスメイトにからかわれているシーンをどう表現するのかなと個人的に心配でした。
ただ監督もそこはすごく気にされていて、「死神」っていうセリフも“いじめ”っていうよりは、“好きな子をからかっている程度”に聞こえるように演出されています。落としどころがキレイだなと思いつつ、安心してアフレコさせていただきました。
小原さん:
「グイグイくる」っていうワード自体は作品のポイントになってきますが、ものすごく激しい展開ではないので、ゆっくり進んでいく時間を楽しめる作品です。
西村さんのエピソードは、彼女の繊細な気持ちに触れていくと同時に「自分も経験したことあるな」と共感できるポイントもすごく多い。西村さんって意外と共感できる子だよ、ということを、アニメを通じてより多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。
――お互いの声が入ったキャラクターを観て、どんな印象を持ちましたか?
小原さん:
石上さんから「高田くんは元気で明るい、優しい子」っていう説明があったと思うんですけど、どんなセリフであってもそれがお芝居の中ですごく伝わってきます。石上さんの中にある“高田くん”を表現しようと、丁寧に言葉を紡いでくださっている感じがしましたね。
もちろん、他のキャストの方々とも一緒にアフレコしていますが、本当にみんな役にピッタリだなと感じています。
石上さん:
小原さんと同じく、この作品に関しては、私の中での脳内キャスティングどおり! ドストライクな声質を持つ人たちをオーディションで選んだなっていう印象が、アフレコのときからありました。
そんな中、小原さんは(別のキャラクターでオーディションを受けていながらも)西村さん役に抜擢されたんですが、西村さんは小原さんにしか演じられないなって思いますね!
暗くなりすぎず、かといって明るい声質だと、“西村さんのイメージ”と違っちゃう。その絶妙なラインに上手くはめ込める役者さんは、声質が幅広い小原さんしかいないって思います。聴いていて本当に気持ちがいい!!
小原さん:そんなヨイショしなくていいよ……!(照れ笑い)
石上さん:いや、本当にそう思ってるから!
小原さん:そうなんですかね?(照れ笑い)選ばれた理由が未だに分からないので、いつかその理由を聞けたらなぁと思います。
――アフレコの雰囲気はどうでしたか?
石上さん:結構アドリブ自由な現場だよね?
小原さん:そうだね、何やっても許されるし……。
石上さん:何やっても許される!? 私、許されてないよ(笑)。
小原さん:あ、そうだ、許されてないわ(笑)。でも、許されてる人もいるよね?
石上さん:
許されてる人もいるね、日野くん役の河西健吾さんとかね(笑)。私の場合、高田くんのセリフを言うときに「西村さんをちょっと惚れさせてみよう」っていう演技をたまにするんですよ。でも監督から「高田くんの軸がブレます、友達としての好きっていうニュアンスなので」って言われて……。
小原さん:
高田くんは役どころ的に絶妙なラインに落とし込む必要があるからか、「もうちょっとそこは抑えていただいて」とか多いですよね。
石上さん:
日野くんは、今のところアドリブほぼ通ってるのにね(笑)。楽しいアフレコ現場なので、イベントとかでみんな揃って登壇したら、きっと賑やかな時間になるんじゃないかなって思います。
――この作品は小学校が物語の舞台ということで、印象に残っている小学生の頃の思い出は何かありますか?
小原さん:
たしか小学校2年生だったと思うんですが、学芸会で『スイミー(※)』の主人公・黒い魚を演じたのをキッカケにお芝居がすごく好きになりました。
学芸会がとっても楽しかったので、自分でオリジナルの物語を書いて「一緒にお芝居する友だち集めます」ってクラスメイトに声をかけたら、8人くらい集まってくれて……。放課後やお昼休みに空き教室で練習してたら、担任の先生が自由時間の授業コマに“小原学芸会の時間”を設けてくれました。
石上さん:めっちゃいいエピソード!!
小原さん:
みんなの前で披露して……といっても、小さな教室ですよ(照れ笑い)。でも、その出来事がキッカケとなって、今があるのかなって思います。
(※)作・絵:レオ=レオニ、訳:谷川俊太郎/小2国語教科書に掲載
――最後にメッセージをお願いします。
小原さん:
原作漫画を読んでいても読んでいなくても、日常を描いたストーリーなので、いい意味で考えすぎずに癒されて共感してもらえる作品です。
高田くんも西村さんもそこらへんに実在するだろうなって感じるくらい、“近い距離感”で楽しんでいただける物語なので、ぜひ私たちと友だちになってくれたら嬉しいなって思います。
石上さん:
この作品は、観る年代によって感じ方や捉え方が異なると思います。
小学生の子が観たら、「高田くんみたいになりたい」とか「西村さんみたいな子に明日話しかけてみようかな」って思うかもしれない。20代は「小学生ってこんな感じだったよね」と思い出しながら懐かしい気持ちで観られますし、30代40代の親世代は「高田くんみたいな子に育てたいな」といった視点も入ってくる。
大人が観ると「懐かしい面白い」って感じるのはもちろん、個人的には小学生の子に観てほしいなと思っています。幅広い方々に観ていただきたい作品です。
■放送情報
2023年4月9日(日)22:00よりTOKYO MX、読売テレビ、テレビ愛知、BSフジ、アニマックスにて放送開始
TOKYO MX:23年4月9日(日)から毎週日曜 22:00~
読売テレビ:23年4月10日(月)から毎週月曜 25:59~
テレビ愛知:23年4月10日(月)から毎週月曜 26:05~
BSフジ:23年4月11日(火)から毎週火曜 24:00~
アニマックス:23年4月15日(土)から毎週土曜 23:00~
<配信>
ABEMA:23年4月2日(日)より毎週日曜 22:00~(先行配信)
※ほか、順次配信予定
■イントロダクション
Twitterで話題となり、月刊「ガンガンJOKER」で連載開始。これまでの累計PV数は2億以上。
転校生の高田くんは知らない。
クラスメイトの西村さんが、何故かクラスの皆から「死神」と呼ばれていることを。
「死神」だなんて……なんてかっこいいあだななんだ!
からかわれてる女の子。クスクス笑うクラスメイト。
転校生の高田くんは、そんなクラスの事情は知らない。
無知で、素直は、最強だ。
だからまっすぐ、彼女に届く。
そんな小学校の教室から始まる物語は、誰もがあの頃を思い出し、心にまっすぐ届いてくる。
■スタッフ
原作:川村 拓(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
監督:影山楙倫
助監督:川西泰二
シリーズ構成:ヤスカワショウゴ、ほしかわたかふみ
キャラクターデザイン:嘉手苅睦
音楽:増田俊郎
美術監督:呂 佳芳
色彩設計:柳井皓太
撮影監督:川田哲矢
編集:柳 圭介
音響監督:原口 昇
アニメーション制作:スタジオサインポスト
■キャスト
西村 茜:小原好美
高田太陽:石上静香
日野大地:河西健吾
安達海美:近藤玲奈
笠原すみれ:丸岡和佳奈
北川虎太郎:天﨑滉平
高田雪子:種﨑敦美
茜の父:福山 潤
■主題歌
オープニングテーマ:近藤玲奈「アルコルとポラリス」
エンディングテーマ:Kitri「ココロネ」
■関連サイト
公式サイト:https://guiguikuru.com
公式Twitter:https://twitter.com/guiguikuru_pr
(C)川村 拓/SQUARE ENIX・事情を知らない製作委員会がグイグイくる。
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