2022年5月25日(水)～5…
2024年1月25日(木)からCBGKシブゲキ!!で上演中のeeo Stage reading 朗読劇『はなしぐれ』。
本作は、あることが原因で夢を諦めた大学生・坂井進と、どこか人見知りな雰囲気を漂わせる島崎美波が雨の日に神社で出会ったことをきっかけに、また、彼らと時を同じくして、初々しい恋を育む南野マリアと北井道留の2組の恋模様の進展と共に、登場人物たちが過去を受け入れながら、未来へと歩んでいくさまを描いた朗読劇です。
朗読劇『はなしぐれ』がどのような公演だったのか、たっぷりの写真とともにお届けします！
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吉岡茉祐が脚本家として本作に託した“想い”とは…？ eeo Stage reading 朗読劇『はなしぐれ』脚本家・吉岡茉祐単独インタビュー
公演が始まる前、前説として突然始まったのは「花時雨ラジオ・出張版スペシャル！」です。マリアと道留を演じる出演者陣がテンション高く、楽しく進行しつつも劇場でのマナーを説明。なぜ前説にラジオが？ と思わされるものの、出演者陣のレアなやりとりに、思わず聞き入ってしまいます。
楽し気な前説が終わると、しっとりとした音楽が流れ、いよいよ朗読劇『はなしぐれ』本編がスタート。
「下ろしたばかりのスニーカーに泥が付いている」
雨の音や映像だけではなく、セリフでもその光景が想像できるような進のモノローグから本編は始まりました。
神社の境内で雨宿りをしている進のもとに、見知らぬ女性・美波がやってきます。沈黙が気まずく、それとなく会話をする2人。進は自己紹介をするものの、美波は名乗ることなく名前のヒントだけを与え、雨が止むと「また会えたら、その時に」と言い、去っていきます。
一方、マリアと道留は雨の日デート中。マリアは下ろしたてのスニーカーに泥がついていることに、少しがっかりするものの、道留はしょんぼりするマリアが可愛らしいのか、ニコニコしながら見つめています。
そんな中、大きなくしゃみをしてしまったマリア。ムードを壊してしまうようなくしゃみに、またもがっかりするマリアに、笑みを浮かべながら上着を貸す優しい道留。彼から上着を借りたマリアはドキドキが止まらず、心の中で「この雨がやまなければいいのに」と願います。
「この雨が早く止みますように」と願うのは美波。できるなら進にはもう会いたくない、と心の中で吐露します。しかし、数日後、またもや同じ神社で進と再会。ただ前回と違うのは、進の後方に慎介がいたこと。
「デート中？」と2人を茶化すように言う慎介は、女の子慣れした様子で美波に「名前は？」と質問。もちろん答えない美波でしたが、慎介のメンタリズムにより、進が聞けなかった「美波」という名前が明らかに。いきなり「美波ちゃん」と「ちゃん付け」で呼ぶ慎介に圧倒される美波。
やがて、進と美波は同じ大学の同じ学年の同じゼミ専攻だったことが判明。進は漫画のような出来事に驚きつつも、学食で美波との楽しい時間を過ごします。そこへ、美波曰く「三次元の男性が苦手」という蘭子が登場。進は美波に連絡先を聞きつつ、蘭子を気遣うように別テーブルへ移動。慎介と合流した進は、部活動の話や慎介の彼女の話で盛り上がります。
一方、蘭子は進と慎介の会話を煙たがりながら、美波に進と慎介が「危険人物」であることを申告。美波は、一度は進と会いたくないと思ったものの、次第に印象が変わったことから、蘭子の言う進の印象には疑問を抱くように。
彼らの会話を遮るようにチャイムが鳴り、進と美波は教室へ。学食に残った蘭子と慎介は特に会話もなく……かと思いきや、とあるきっかけから、意外な共通点と慎介の秘密が明らかに。
雨で濡れた床で転倒したマリアは、転んだはずみで目の前にいる恭介に下着を見られ、ショックを受けてしまいます。そこへ、道留が颯爽と登場。恭介がマリアに何かしているのではないか、と疑い、マリアを守るように恭介から離す道留。そこでマリアは、道留と恭介が友達であることを知ります。タイプが違うように見える2人が友達であることに驚くマリア。ですが、道留が恭介に対し、自分を「大切な人」と話してくれていることを知り、マリアは道留に対しての想いがさらに募っていきます。
そんな彼女に気づいたのか、道留は「付き合ってください」と告白、2人はついに恋人同士に。メールアドレスを交換したばかりの2人は、見ているこちらが照れてしまうようなやりとりを繰り広げ、マリアと道留の恋は順調に進展してきます。
進は自身がバイトをする居酒屋「杜の都」に美波を連れてきます。店長の岩渕に「デートか！」とからかわれつつ、お酒を楽しむ2人。美波が神戸出身であることや蘭子が東北出身であることが明かされ、じつは進や岩渕も東北出身であることが判明、さらにその会話を聞きつけ、進と美波が通う大学のOB・遠藤も現れ……。
ほどよい緊張感に包まれる物語の中でも、居酒屋「杜の都」でのシーンはどこか力を抜いて楽しめる雰囲気。酸いも甘いも知る岩渕と遠藤が、進と美波をからかいつつも優しくアドバイスをするシーンは、自分もこんな話をしてもらいたい、自分もこんな話ができる大人でありたい、と思わせてくれます。また、岩渕と遠藤が軽快なアドリブを聞かせてくれるので、つい笑ってしまうような場面も。
岩渕と遠藤の話をきっかけに進と美波が将来について考え、共通点を持つ蘭子と慎介は「同士」として仲良くなり、恭介のからかいによって距離が近づいたマリアと道留は恋人同士になり……と、それぞれの関係性が徐々に変化していきます。
やがて、それまで語られることがなかった真実も明かされていき、すべての“点”が繋がったとき、驚くような展開が。
公演は1月28日(日)まで。隠していた過去、誰にも知られたくない秘密、夢や願いを諦めた先にある未来――脚本を手掛けた吉岡さんが『はなしぐれ』に込めた想い・伝えたいことが何だったのか、演出の田邊さんが「雨」をキーとして映像や音で表現したかったものとは何なのか、劇場でじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
※集合写真および公演写真は、1月25日(木)14時公演で撮影したものです（出演：笹翼さん、相羽あいなさん、濱健人さん、西尾夕香さん、入江玲於奈さん、鈴木裕斗さん、松田彩希さん、松本ひなたさん、今井文也さん）。
＜公演日程＞
2024年1月25日(木)～1月28日(日) 全9公演
1月25日(木) 14:00／19:00
1月26日(金) 14:00／19:00
1月27日(土) 12:00／16:00／19:30
1月28日(日) 12:00／16:00
※本公演は約110分となります。
※上記の時間は【開演時間】です。開場時間などの詳細は公式サイトにてご確認をお願いいたします。
＜会場＞
CBGKシブゲキ!! https://cbgk.jp/
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 2-29-5 ザ・プライム 6階
＜キャスト＞
坂井進：狩野翔、笹翼
島崎美波：諏訪ななか、吉岡茉祐、相羽あいな
鷹田慎介：濱健人、濱野大輝
満島蘭子：鈴木絵理、田中ちえ美、西尾夕香
岩渕メイソン：木島隆一、入江玲於奈、浦尾岳大
遠藤孝二郎：鈴木裕斗
南野マリア：南早紀、松田彩希、久保ユリカ
北井道留：汐谷文康、松本ひなた
甲斐田恭介：今井文也、宮﨑雅也
※公演回によって出演者の組み合わせが異なります。
＜グッズ情報＞
【グッズ一覧】
・パンフレット（全1種）
・複製台本（全1種）
・ブロマイド4枚セット（A／B／C 全63種 ※一人につき各3種）
・ランダムブロマイド（2枚セット・全42種） ※ブラインド
・インスタントフィルム風ブロマイド（全42種） ※ブラインド
・アクリルスタンド（全21種）
【通販受付期間】
販売期間：1月16日(火)17:00～2月5日(月)23:59
お届け時期：3月中旬頃を予定
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＜WEB・SNS関連＞
eeo Stage reading 朗読劇『はなしぐれ』公式サイト：https://eeo.today/stage/title/voice_readingdrama_hanashigure/
eeo Stage reading 朗読劇『はなしぐれ』公式X（旧Twitter）：@Hanashigure_rd
eeo Stage 公式X（旧Twitter）：https://twitter.com/eeo_stage
(C)2024 朗読劇『はなしぐれ』 /eeo Stage
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