推し活すると“幸福度”は「高まると思う」が72.1%、かけられる活動費は月3,000円超が60.5%【有効回答数665件/しゅふJOB総研調査】

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス)より、「推し活について」をテーマにしたアンケートの結果が発表されました。

同調査は、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を対象に行われたもの(調査実施期間:2024年3月12日~19日、有効回答数:665件)。今回は「いま推し活をしているか」をはじめ、「推し活の対象」「推し活代」「推し活したときの幸福度」などについて回答が寄せられました。

「推し活について」のアンケート概要

【結果概要】
1.「いま推し活をしている」27.7%
2.推し活対象と考えられるのは「タレントやアイドルなどの人物」48.4%
3.推し活するとしたら「月3,000円超」60.5%/推し活経験有無別比較
4.推し活すると「もっと収入を増やしたくなる」48.7%
5.推し活すると幸福度が「高まる」72.1%/推し活経験有無別比較
6.フリーコメントより

【調査概要】
■調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
■有効回答者数:665名(※)
■調査実施日:2024年3月12日(火)~2024年3月19日(火)まで
■調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト「しゅふJOB」登録者

※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

1.「いま推し活をしている」27.7%

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんより
人に勧めたいほど気に入っている人や物を応援する活動を意味する「推し活」。いまや「〇〇推し」などと日常会話の中でも普通に使われる言葉となっています。
就労志向の主婦・主夫層に「あなたは推し活をしていますか」と尋ねたところ「いま推し活をしている」が27.7%、「推し活をしていたことがある」と合わせると4割近い人が推し活経験者でした。

2.推し活対象と考えられるのは「タレントやアイドルなどの人物」48.4%

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんより
「推し活するとしたら、どんな対象が考えられそうですか」と尋ねると、半数近くが「タレントやアイドルなどの人物」と回答しましたが、「アニメなどのキャラクター」「漫画やゲームなどの作品」「動物や魚などの生き物」なども一定数存在し、推し活の可能性が幅広い分野に広がっていることが伺えます。

3.推し活するとしたら「月3,000円超」60.5%/推し活経験有無別比較

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんより
推し活するとしたら月にいくらまでかけられるかを尋ねると、推し活経験がない人は3,000円以下が過半数だったのに対し、推し活経験がある人は3,000円超と答えた人が8割を超えました。実際に経験すると推し活にお金をかける意欲が高まるようです。

4.推し活すると「もっと収入を増やしたくなる」48.7%

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんより
「推し活すると、あなたの仕事にはどんな影響があると思いますか」との問いには、「もっと収入を増やしたくなる」「仕事に対して前向きになる」と仕事に対してより積極的な姿勢につながる回答がトップ2で、比率はいずれも4割を超えました。

5.推し活すると幸福度が「高まる」72.1%/推し活経験有無別比較

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんより
推し活と幸福度の関係について尋ねると、幸福度が「高まると思う」と回答した人が7割を超え、推し活経験者だけに絞るとその比率は96%にも及びました。
推し活には、人を幸せにする力があることが感じられます。何ごともやり過ぎには注意が必要ではあるものの、「推しがある生活」は、仕事にも人生にもポジティブな影響を与える面があるようです。

6.フリーコメントより

※フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

■投げ銭など明確な形で他人の行動が目に付くような推し活だと、ライバル心や嫉妬心などが湧いてきて際限なくお金を溶かしてしまいそうで怖いとも思う(40代:パート/アルバイト)

■育児家事や人間関係のことを推し活してる瞬間だけ忘れて笑顔が増えるし、同じ推し活繋がりが増える(20代:今は働いていない)

■無理にするものではないと思うので推奨化は不自然な現象と感じるが、家で好きな事をする事も推し活に含めると自然な流れになるのではないかと思う(50代:パート/アルバイト)

■時が経つと無駄遣いだったことに気が付く(60代:派遣社員)

■ストレス発散になる(40代:パート/アルバイト)

■私は何かを作ったり実際どこかへ行ったりする行動推しです。推し活の対象が異性やアイドルじゃなくても楽しいです(40代:今は働いていない)

■人生で挫ける事があっても励まされるなと思います(30代:パート/アルバイト)

■やりたいひとがやればよい(40代:その他の働き方)

■人生に生きがいができ、生活が彩られる。推しの幸せを願いながら過ごせる事が精神的にも良い(30代:今は働いていない)

■お金をかけることだけが推し活ではない。想う気持ちが大事(40代:パート/アルバイト)

■心の余裕とお金の余裕がなければ、出来ません(50代:契約社員)

■推し活最高です!(40代:パート/アルバイト)

■今は推す対象はないけど「好き」はすごいパワーを生むと思っているので早く推すもの(?)が現れて欲しいです(50代:パート/アルバイト)

■誰かを応援する事で、自分も応援されるような人間になりたい。推しの作品や考え、人格が素晴らしいので、自慢の推しに出会えたことに感謝しかないし、人生に確実に良い影響を与えてくれた(50代:フリー/自営業)

■時間とお金が必要。しかし育児と家庭を優先させると難しい(40代:パート/アルバイト)

■子供が段々と手が離れたら寂しくなって推し活したくなるかもしれない(40代:今は働いていない)

■推し活をする人はそれが幸せだから良いと思うが、自分は興味は無い(50代:パート/アルバイト)

■推し活ができる金銭的時間的に余裕がある人が羨ましい(50代:正社員)

■今までそう言った状況になった事がないのですが、パート仲間が推し活をしていて、それだけ夢中にになれる事があるのはうらやましい(40代:パート/アルバイト)

■推し活する事でリアルで多少の苦があっても乗り越えられる(50代:パート/アルバイト)

■周りの推し活している人が、皆イキイキしているので、私も始めたいが、何(誰)を推せばいいのかわからず困っている(50代:今は働いていない)

■推し活してる人をみていると、仕事とプライベートのメリハリがきちんとされていて仕事も前向きに頑張ってる感じで楽しそう(40代:パート/アルバイト)

■推すのにもお金はかかる(40代:フリー/自営業)


■好きな人は自分が満足するまでやればいいんじゃないかと思っている。そこまでのめり込んだことがないので、気持ちがわからないです(40代:SOHO/在宅ワーク)

■休みを計画的に取得しようと思うし、仕事も迷惑のかからないように頑張るし、心はニコニコ(^^♪ルンルン(^^♪推しがいないのは寂しいと思う・・(60代:パート/アルバイト)

■推し活にかけられるお金がない。無駄だと思ってしまう(50代:派遣社員)

■働くモチベーションが推しにしかないので推しのおかげで働けてる節ある(40代:パート/アルバイト)

■推し活は生きている喜びになる。私の場合はアーチストでライブに必ず行きたいって思ってます。旦那・義母に何言われようとも近所の人に何言われようともです(50代:今は働いていない)

■仕事と両立出来るのは理想です(50代:パート/アルバイト)

■子どもも同じ漫画やアニメが好きなので一緒に楽しんでいます(40代:パート/アルバイト)

■推しがいると人生に楽しみができて何事にも頑張りがきくと思う。家族や職場など周りや推しに迷惑のかかる推し活はダメだが、自分の心の芯を支えてくれる推し活は必要だ(50代:契約社員)

■沼に落ち過ぎないようにセーブ出来ない人は推し活してはダメ(60代:パート/アルバイト)

■時間と金銭的に制限があるために充分には楽しめていない(50代:パート/アルバイト)

■子供が推し(40代:正社員)

■推し活する余裕がない。子供のことで手一杯(40代:パート/アルバイト)

■本当はもっと推せるけど、仕事と家庭と推しとのバランスを考えてしまう(40代:パート/アルバイト)

■推し活を否定しませんが、夢中になる人の気持ちがあまりわかりません(60代:フリー/自営業)

■推し活歴、1年ほどですが、全てに於いて考え方が変わりました。仕事に前向きになれる。オンオフの切り替えがはっきりする。働く意味を見いだせる(60代:パート/アルバイト)

■推しは推せる時に推せ(50代:パート/アルバイト)

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんプロフィール

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。

これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ約50000人の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/JCAST会社ウォッチ解説者/日本労務学会員

<委員等> 
厚生労働省 委託事業検討会委員
 民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職促進検討会」(平成29~30年度)
 労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会
 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会議 雇用WG勉強会(平成26年)など

<メディア出演> 
NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数

<執筆・その他> 
ITメディア連載『働き方の見取り図』/JCAST会社ウォッチ連載『ここがヘンだよ会社の常識 ~兼業主夫のひとりごと』他、JBpress、日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、NEWSポストセブンなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める

しゅふJOB総研について

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」
そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

ビースタイルグループについて

『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、 使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現中。

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