TVアニメ『太陽よりも眩しい星』神城光輝役の小野友樹にインタビュー! 20年経った今、あの憧れのポジションに…貴重なエピソードも!!

2025年10月2日(木)よる11時56分から放送がスタートするTVアニメ『太陽よりも眩しい星』。今回、主人公・岩田朔英の初恋相手である神城光輝役の小野友樹さんにインタビューを実施し、作品の見どころやアフレコの裏話など、たっぷりとお話しいただきました!

コミックス累計320万部を突破した、河原和音氏の最新作『太陽よりも眩しい星』は、平均より少し頑丈な女の子・岩田朔英と、か弱い男の子から爽やかイケメンに成長した神城光輝の“きらめく初恋ストーリー”が描かれます。

本記事を読めばTVアニメの放送がより楽しみになるはず♪ 最後までお見逃しなく!

>>岩田朔英役・藤寺美徳さんのインタビューはこちら!

今回のオーディションは小野さんにとって挑戦だった!?

――まずは原作を読んだ感想を教えてください。

小野友樹さん(神城光輝役、以下小野さん):まず、小学生から始まっていくストーリーにすごく惹きこまれました。何より登場人物たちがそれぞれ異なる個性を持っていて、学生生活や友達関係、絆などがひとつひとつ丁寧に楽しく描かれていて。ギャグシーンとシリアスなシーンのバランスも良く、読んでいて魅力的な作品だなと思いました。

――神城光輝役として出演が決まったときの気持ちや、オーディションときの印象に残っているエピソードなどがありましたら、教えてください。

小野さん:最初にオーディションのお話をいただいたとき、「こんなキラキラなキャラクターのオーディションを受けさせていただけるのですか」と思いました(笑)。
マネージャーを含め、私自身のイメージはどちらかというと体格が良く、力強い役柄がメインでして……。キラキラした高校生の恋愛作品で、王子様のような役を演じることはあまりなかったので、オーディション自体が大きな挑戦でした。
ただ、オーディションを終えたときにスタッフさんから「小野さん、こういうキャラクターもいけるんですね」という感想をいただいて「ああ良かったな」と。

オーディションは役を勝ち取る場であると同時に、初めての役柄に挑戦し、役者としての可能性を広げる場でもあります。そう言っていただけると「こっちの可能性もあるのか」と発見できて、役者として嬉しかったですね。

合格の連絡をいただいて「これは気合を入れないと」と思いつつ顔合わせに臨んだら、“現役の高校生が相方さん”ということが判明して驚きました(笑)。恋愛作品は、キャリアがあまり変わらない男性と女性でキャスティングされる印象があったので、「年齢が倍以上違う」というのは役者個人として面白く感じながら、神城をどう演じるか考えましたね。

▲小野友樹さんが演じる神城光輝

――ご自身が演じる神城光輝について、改めてご紹介をお願いいたします。また、ご自身が感じた神城光輝の魅力もお教えください。

小野さん:彼はある部分が小さいころから一貫していて。彼が成長してできることが増えていくのは、朔英を守るため、あるいは一緒にいるためというのが結構大きい部分を占めていると思います。真っ直ぐな男というのはすごく魅力的です。

でも「朔英の色んな言葉を受けて、その行動に出るのはなぜ?」と思う部分もあり……。実は、それは全部照れ隠しや不器用とかでしか説明できない部分が多くて。なので神城は、王子様というよりも等身大の高校生で、まだまだ恋とか自分の好きという表現に慣れていない不器用さがあります。それ故に出てしまう言葉や振る舞いがあるから「本当にどういうつもりで朔英に言っているの?」と見られかねない。だからこそ収録中には周りのキャストからすごいバッシングがあって……(笑)。でも朔英への想いが彼の根幹にあります。

――キャリアが重しではないですが、年齢を感じさせないような演技を心掛けたのでしょうか?

小野さん:演じているうちに説得力が出過ぎてしまったり、ちょっと高校生よりも年齢が上に見えてしまったりした際には、「神城に寄せましょうか」といったディレクションがあったので、そういう意味でのバランス調整はありました。

また自分の声は太く、少しガラついているので、客観的に聞いたときに神城のイメージに合うかを常に意識していましたが、意外と自由に任せてもらえたという印象です。

「ある意味先輩なのに寺ちゃんに委ねた部分がありました。」役を演じるうえで意識したこととは?

――主人公・岩田朔英と神城光輝の関係性についてどう思われましたか?

小野さん:いや~全て語るのは難しいですね。それこそ本作は、彼らの関係性が作品の根幹となっています。
小さい頃の描写が断続的に描かれることで、キャラクターたちに親近感が湧き、神城がどのように成長したのかが見えてくるので、キャラクターへの愛情や物語の解像度が深まり、読んでいてすごく楽しいです。

また、物語のメインとなる高校生編で、2人のやり取りがもどかしい部分があって。収録中に「どういうつもりで神城はこう言ったんだ」と共演者に聞かれて「分かってやってくれよ!」と返す……みたいなやり取りも結構ありました(笑)。
神城は別に完璧な王子様ではなく、恋に迷う等身大の高校生なんです。でもこの辺を話してしまうとネタバレになりますし、恋愛作品だから当然そうではあるんですけど、序盤から色々話せなくて難しいという意味でのもどかしさもあります。

――神城は朔英に対する態度とその他のキャラクターに対する態度が違うなと感じましたが、演じるにあたってあえて意識されたりしましたか?

小野さん:「ストーリーに沿って神城を演じていれば、自然にそうなっていくだろうな」という感覚があったので、一人ひとり明確に接し方を分ける意識はしていなかったです。たぶん神城自身も器用に分けていたわけではなく、自然にそうなっていたと思うので、その感覚を大事にしました。

逆に培ってきた技術で、「この人にはこのトーンで接する」みたいに意識して変えてしまうと、自然ではなくなってしまうんですよね。朔英を演じる寺ちゃん(藤寺美徳さん)は自然にいてくれているからこそ、そこはあえてやりすぎないように気をつけたかもしれないです。

――小野さんからみた朔英の魅力を教えてください。

小野さん:小さい頃から神城を一途に思い続け、自身のコンプレックスとも向き合う強さに魅力を感じます。だからこそ周りの友達に愛されていますし、どんどん前向きに成長していく過程も見られるので、この先ももっと彼女の魅力に気づいていくと思います。

――藤寺さんとの掛け合いで大切にした部分があれば教えてください。

小野さん:僕は寺ちゃんよりもキャリアが上の先輩という立ち位置ではあるんですが、マイクの前に立って、学生時代を過ごしている神城たちに思いを重ねたときに、朔英に引っ張ってもらおうと思いました。

今、等身大の空気感をまとっているのは朔英であり、彼女を演じている寺ちゃんなので、僕が同じように演じようと工夫してしまうと、それは単純な技術によるものになってしまう。
それは皆さんが聞いて分かってしまうと思うので、そうじゃないところで朔英と同じ空間にいるために、ある意味先輩なのに寺ちゃんに委ねた部分がありました。
芝居のリズムや物語を引っ張るのは朔英、神城たちであり、それを大事にしたいと思っていたので、マイクの前では僕がむしろ連れていってもらおうかなと。

学生時代や北海道にまつわるエピソードも!

――神城たちのクラスメイトである鮎川陽太役の坂 泰斗さんや、井沢優心役の逢坂良太さんたちとの収録の思い出はありますか?

小野さん:泰斗くんは折に触れて新人時代から話を聞いたり、プライベートで一緒にゲームやる機会があったりしていたので、今回ガッツリ一緒にお仕事することができて嬉しかったです。
あとはりょーちん(逢坂良太さん)とは色々な作品で、今までも一緒にやってきたので、普段の現場のやり取りとかを楽しくさせてもらいつつ、神城たちが放課後出かけていたみたいに、収録後にはキャスト同士で一緒にご飯行ったりしました。

――本作の舞台である北海道に小さい頃にお住まいだったとお伺いしまして……北海道の思い出はありますか?

小野さん:実は彼らが遊んでいた場所が、昔住んでいた家の近所の公園だったんです!
また、最近お仕事で札幌に行く機会があり、以前住んでいた場所を訪れてみました。昔を懐かしみながら、よく遊んでいた近所の裏山にも立ち寄ってみると、そこで遊んだ思い出や、友達と喧嘩した記憶が蘇ってきて。

もしかしたら、朔英や神城たちがその辺りで遊んでいたかもしれない……そんなことも思いながら、故郷の札幌に帰ったときの楽しみがひとつ増えた感じがします。

札幌つながりで言うと、新人のときに参加させていただいた、同じく札幌市が舞台の『君に届け』という作品が印象深くて。浪川大輔さんや能登麻美子さんをはじめとした先輩方の背中を見て、お芝居や人としての在り方を学んだ身としては、今そこに近しいポジションをやらせていただくことがすごく嬉しいです。
『君に届け』も札幌が舞台という一致しているところもあって、僕にとっては『太陽よりも眩しい星』という作品に参加できたこと自体が温故知新のような感覚がありました。

――20年経過して「憧れの先輩のポジションに立ったぞ!」という気持ちもありましたか?

小野さん:そうですね! その感覚もありました。

――本作では神城たちの学生生活が中心に描かれています。小野さんご自身の学生生活の思い出や印象に残っていることを教えてください。

小野さん:高校時代は神城と同じサッカー部だったのですが、進学校ということもあってサッカー部は朝練がなかったんです。しかも常時グラウンドの半分は野球部が使っている状態だったのですが、残り半分は空いていたので学校に掛け合って、ひとりグラウンドを借りて朝練をしていました。

その後大学2年生になったときに、たまたま同じ高校出身の元野球部の人と再会して。当時ひとりで練習している僕を見て、野球部の人たちは「アイツ頑張っているな」と思っていたということを初めて聞いたんです。やっぱり見ている人はいるんだなと、同じ運動部としてそういう目で見てもらっていたと知れて、嬉しかったですね。

――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

小野さん:すでにPVなどで聞いた方もいらっしゃると思いますが、寺ちゃんは朔英の心情を彼女の声を通してずっと聞いていたくなるような、すごく真っ直ぐで繊細な声をしています。
ほかの皆さんももちろん素敵な声なんですが、彼女の第一声を聞いたときから「この作品の中心である朔英を、寺ちゃんが演じてくれてよかった」と共演者一同思っていたので、まずは朔英に会いに来てもらえると嬉しいです。

そして、彼女たちが織り成す恋模様や友情だったり……学生時代のあの頃をより楽しく感じられる作品になっているので、ぜひ楽しんでください!

キャストサイン色紙プレゼントキャンペーン概要

【応募条件】
(1)「eeo Media」の公式Xアカウントをフォローする。
(2)「eeo Media」の公式Xから発信される該当ポストをリポストで応募完了。

【プレゼント詳細】
小野友樹さんのサイン色紙

【キャンペーン期間】
2025年9月30日(火)17:00~2025年10月7日(火)16:59まで

【当選結果発表】
当選結果は<当選者のみ>に、2025年10月24日(金)頃、DMにて通知いたします。

【注意事項】
・リポストしていただくアカウントは「公開設定」にしてください。
・該当ポストへの「いいね」や「リプライ」、また該当ポストの「引用リポスト」を行っても抽選の対象とはなりませんのでご注意ください。
・XのDM受信設定が「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」になっていない場合、DMをお送りできないため、設定をご確認ください。
・賞品の発送にはeeoの会員登録が必要なため、事前に会員登録をお願いいたします。
・サイン色紙には、当選者の方の本名(eeo会員登録をしていただいているお名前)を記載し、発送させていただく可能性がございますので、予めご了承ください。

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TVアニメ『太陽よりも眩しい星』作品情報

■放送情報
2025年10月2日(木)よる11時56分からTBS系28局にて全国同時放送開始
※放送日時は変更になる場合があります。

■イントロダクション
『俺物語!!』(作画:アルコ)『高校デビュー』『先生!』と多くの作品でメディアミックス化されている河原和音の最新作。

平均より少し頑丈な女の子・岩田朔英と、か弱い男の子・神城光輝。
小学生の頃、神城の笑顔にひとめぼれした朔英だったが、細くて小さかった神城は、中学生になると、爽やかイケメンに成長。遠い存在になってしまった。
そんな中、中学最後の体育祭で一緒になり、心の奥にしまってきた初恋が動き出す。

どんなに遠くなっても、私の眩しい星はずっと君――。きらめく初恋ストーリーが始まる!

■スタッフ
原作:河原和音(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:小林 彩
シリーズ構成:中西やすひろ
キャラクターデザイン:曾錦峰
サブキャラクターデザイン:村長由紀
プロップデザイン:益田賢司
美術設定:青木智由紀・イノセユキエ
美術監督:氏家こはく
色彩設計:横山さよ子
3DCGディレクター:山内郁人
画面設計:田村 仁
撮影監督:澤見泰治
特効:原田祥子(グラフィニカ)
編集:丹 彩子
音響監督:吉田光平
音響効果:吉澤美寿恵
音響制作:ダックスプロダクション
音楽:田渕夏海・櫻井美希
音楽制作:日音
チーフアニメーションプロデューサー:柴 宏和
アニメーションプロデューサー:伊藤太貴
アニメーション制作:スタジオKAI

■キャスト
岩田朔英:藤寺美徳
神城光輝:小野友樹
小野寺翡翠:羊宮妃那
鮎川陽太:坂 泰斗
香川美織:田村睦心
井沢優心:逢坂良太
神城 昴:白石晴香

■オープニングテーマ
秦 基博「Stellar Days」

■エンディングテーマ
和ぬか「最新話」

■原作情報
『太陽よりも眩しい星』
著:河原和音(集英社「別冊マーガレット」連載)

別冊マーガレットにて連載中
https://rimacomiplus.jp/betsuma/episodes/1efe960ad612f
1~12巻:好評発売中

■TVアニメ公式HP/X
◆アニメ公式HP:https://tamahoshi-anime.com
◆アニメ公式X:@tamahoshi_anime

(C)河原和音/集英社・「太陽よりも眩しい星」製作委員会

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