TVアニメ『永久のユウグレ』姫神アキラ役・梅田修一朗&ユウグレ役・石川由依にインタビュー! SFと人間ドラマが織りなす本作の魅力をたっぷり語る!!

2025年9月25日(木)から毎週木曜24時26分~放送中のTVアニメ『永久のユウグレ』。今回、主人公の姫神アキラ役・梅田修一朗さんと、アキラが未来で出会うアンドロイドのユウグレ役・石川由依さんにインタビューを実施し、作品の見どころやキャラクターの魅力など、たっぷりとお話しいただきました!

本作の物語は、最愛の恋人・王真樹トワサと愛を誓い合った主人公・姫神アキラが長年に渡るコールドスリープから目覚めたことで動き始めます。アキラは荒廃した未来でトワサにそっくりなアンドロイド・ユウグレと出会い、共にトワサを探す旅に出かけて――P.A.WORKSのオリジナル“本格ラブストーリー”です。

本記事を読めばTVアニメ『永久のユウグレ』がより楽しめるはず♪ 最後までお見逃しなく! 

オーディションから惹きつけられた、オリジナルアニメ『永久のユウグレ』の物語

――オーディションを受けるにあたり、作品情報やシナリオなどを読んだ際の印象、またどんなところに魅力を感じたのかを教えてください。

梅田修一朗さん(姫神アキラ役/以下、梅田さん):本作品はオリジナルアニメということで、原作を読んでオーディションに臨むということができませんでした。オーディションのお話をいただいたときは、作品のヒントがオーディション用の原稿と資料だけだったので、すごくワクワクしたことを覚えています!

今まで一視聴者として色々なアニメ作品に触れてきましたが、その中でもオリジナルアニメは、毎話何が起こるか分からない展開に期待が高まる感じがすごく好きだったので、「もし関われたらキャストとして出演しつつも、毎話の展開が楽しみになるんだろうな。ぜひ出たい!」と思いながら受けさせていただきました。

オーディション原稿を読んだときに、アキラはすごくトワサに対して真っ直ぐな思いを持っているなと感じて。また、ユウグレとのシーンもあったので、未来で困惑している様子もありつつ……あとは、先の話になるので今は話せない原稿内容もあったのですが、この作品は、SF要素もありながら人との関わりを大事にしているんだなという印象を受けました。

石川由依さん(ユウグレ役/以下、石川さん):本作はオリジナルアニメ作品なので、オーディションの時点では物語の全貌は分からなくて。ただ、オーディション原稿を読んで「どういうお話なのかな?」と想像を膨らませていました。オーディションで演じるシーンには感情的なシーンもあったので、物語の全体像は分からないながらも、すごく演じがいがありそうだなと思いましたね。

そして、収録前にシナリオを読ませていただいたんですが、200年後の世界でありながらも、AIの進歩や愛の形、多様性みたいなものが描かれていて。これから私たちもしっかり向き合っていかねばならないことが題材になっていたので、価値観などを問われるような作品だなとも感じました。

主人公役がシナリオを全部読まない⁉ 梅田さん、石川さんが語るキャラクターの魅力や収録の裏話

――ご自身が演じるキャラクターについて、改めてご紹介をお願いいたします。また、ご自身が感じたキャラクターの魅力も教えてください。

梅田さん:アキラは見た目がスポーティーな感じだったので、最初は体育会系・肉体派なのかなという印象を受けていましたが、実は運動だけではなく勉強もできるキャラクターでした。
彼の中では“トワサ”の存在が原動力になっていて、彼女の影響もあって何に対しても突き詰めて真っ直ぐ頑張れる人なんです。その結果、家事も研究も、そして運動もできる万能型のキャラクターになったんだなと。そこは、オーディションのときと収録のときとで良い意味でギャップを感じたところでしたね。

彼にとっては普通かもしれないのですが、その真っ直ぐで一途な姿勢は、誰でも持てるものではありません。そこが彼の大きな魅力であり、物語が進むにつれて、彼の力強さや頼もしさがより際立ってくるんだと思います。

――演じていく中でアキラの成長を感じたり、印象が変わったりした部分はありましたか?

梅田さん:200年後の世界で色々なことを知って、受け入れたり謎を解明したりしていきながらアキラの成長を感じる部分もあったのですが、何よりアキラが持っている芯の部分、特にトワサへの強い思いが変わらないところがすごいなと思っていて。
その思いが変わらないからこそ、ピンチのときでも「トワサのことを知る手掛かりになるかもしれない」「まだ何かあるはず」と旅を続けられます。その一途さが、アキラのすごいところです。

――石川さんはいかがでしょうか?

石川さん:ユウグレは、一見するとアンドロイドと気づかれないくらい、とても高性能なアンドロイドです。なぜかトワサとそっくりという謎はあるんですけど……。
アキラも真っ直ぐなキャラクターですが、ユウグレもすごく真っ直ぐで、とにかく思いをストレートに伝えるところがあります。

ただ、アンドロイドだからこそ、人間の揺れ動く繊細な気持ちが分からない部分もあって。アキラがトワサに思いを寄せていることも分かりつつ、でも自分に振り向いて欲しいと思う、その健気さもすごく可愛らしいです。
アンドロイドであるがゆえの融通が利かない部分もあるのですが、だからこそ彼女の“人間らしさ”がすごく面白くて! 食べることがすごく好きだったり、酔っぱらってしまったり……そういうギャップがすごく魅力的ですし、こんなに可愛い見た目なのにめちゃくちゃ強いっていうところもカッコ良いなと思います。

――オーディションの原稿を読まれたときと実際にアフレコをされたときで、印象が変わった部分はありましたか?

石川さん:実は収録が始まる前に、梅田くんはネタバレを防止するため、シナリオを全部は読まないことになりまして。ただ、私たちは読んだ方が良いということで、収録前にシナリオを全部読んでから臨ませていただいたので、「なぜユウグレがここまで結婚にこだわるのか」といった部分も分かったうえで収録できたんです。そのユウグレの思いにすごく胸が締め付けられ、強くこだわる理由も知れたので、より愛おしく感じるキャラクターになりましたね。

――梅田さんがネタバレ防止でシナリオを全部読まなくなったのは監督の指示ですか?

梅田さん:たまたま音響監督の吉田光平さんと別の現場でお会いしたときに、「『永久のユウグレ』のシナリオはもうもらった? もし読むなら半分くらいのまでの方が良いかも」と言われたのがきっかけでして。

アキラ自身もそうですが、物語が進むにつれてこの世界の真実が少しずつ明らかになっていく展開には、演じている僕自身もかなり驚かされました。アキラも何も知らないところから旅をスタートして、トワサのことを探していく中で色んなことを知っていくので、「シナリオの内容を知らなくてもいいかもしれないから、好きな方を選んで」ということで……ドキドキしながらも今回は全部読まずに臨むことにしました。
ですので、アフレコ中にスタッフさんが共演者の皆さんに物語の説明をするときは、「ちょっと梅田出て行って」みたいな指示がありまして(笑)。

石川さん:主人公退出(笑)。

梅田さん:そんな感じで毎回いじっていただいて(笑)。
シナリオを読まないとなるともちろん難しい部分もありましたが、シナリオをいただく度に「こんな出来事が起こるのか!」とアキラと同じ立場になって毎回新鮮な気持ちで臨めました!

――続いて、ユウグレについてもお聞きします。石川さんは、ユウグレを演じるうえで、見た目が似ているトワサをどの程度意識されましたか?

石川さん:トワサのことは全く意識していないです。見た目は似ているのですが、トワサの分身ではないので、ユウグレはユウグレとして役作りをしました。

――ユウグレはアンドロイドでありながらも人間味あふれるキャラクターですが、その人間らしさを表現する上で、どのような調整を行いましたか?

石川さん:アンドロイドといっても人間と見分けがつかないくらいなので、基本的には人間を演じるように演じました。ただ、アキラとしゃべっていても嚙み合わなかったり、言われたことが全て理解できなかったり、と一方通行になってしまいがちなところや、感情的な部分もあるけど人間の繊細な心の動きに比べると少し薄い部分といった“アンドロイドならでは”なところもあります。そこは、自分の中で一枚フィルターが入っているようなつもりで演じていました。

彼女自身も合理的に行動することが多いので、感情的になりつつもどこか俯瞰的に見ているなど、一歩行き過ぎない感じを意識しましたね。

梅田さんが演じたからこそより引き出されたアキラの魅力、そして石川さんの唯一無二なアンドロイドの演技とは?

――梅田さんからみたユウグレ、石川さんからみたアキラの印象や、お互いのお芝居を見て感じたことを教えてください。

梅田さん:ユウグレ自身としては、人間にはない、細かい調整が利かない感じがすごく魅力的です。

また、先ほどのお話にも繋がりますが、石川さんの演じる唯一無二なアンドロイド感というところで、ご一緒していてすごいなと感じたところがあります。
それは、アンドロイドであるがゆえに、知識が先行して言葉を発するという点です。人間は感情があってからそれを言葉にしますが、アンドロイドは感情を表す言葉を知識として知っており、後からそれはどういうものかを理解しようとする。その人間にはない独特な感覚を、僕は石川さんの演技から勝手に感じていました。

たとえば「好きです」と言ったら、「好き」という言葉とその感情は理解しているけど、自分の中から湧き上がるというよりは理解しようとしながら言っている、というようなところが健気に感じるときもあったり、バイオレンスに感じるときもあったりして。そのパワー全開でくる感じやアンバランスさが、アンドロイドのユウグレとしての魅力だと思いました!

――ありがとうございます。石川さんはいかがですか?

石川さん:アキラは、器用に何でもこなせる面がありつつ、だからこそ上手くいかないこともあるキャラクターです。自分の気持ちをしっかり伝えているのに、それが上手く伝わらずに振り回されてしまう、そんな不器用さが“できる人間”なのに可愛らしく、人間味あふれる魅力に繋がっているのだと思います。

そんなアキラを演じる梅田くんもすごくキャラクターと似ていて! 共演者から愛のあるいじられ方をされているのを見ると、アキラと重なって見えますね(笑)。

梅田さん:すごく皆さんによくしていただいていました! 特にヨクラータ役の阿座上洋平さんには、すごくいじられていましたが(笑)。

石川さん:そういうやり取りが現場を和やかにしてくれました(笑)。梅田くんは、上手くいかないときは何度もトライする真面目な方で、その実直さがアキラらしくもあって。梅田くんが演じたからこそ、アキラの魅力がさらに引き出されているのだと思います。

――最後に本作の見どころと、ファンの皆さんへメッセージをお願いいたします。

梅田さん:0話では、AIが日々の生活のパートナーとして描かれているなど、自分たちにとってもすぐ近くの未来のような描写がたくさんありました。そんな世界で生きている、普通の少年アキラとトワサとの青春物語かと思いきや、いきなり200年後になってしまい……。

でも200年後の世界でアキラが経験していくことは、すごく人と人との距離が近い関わり合い方ばかりです。むしろ200年後の方が、人との心の距離が縮まり会話が親密になる描写が多い。
そして、突然始まるユウグレの戦闘シーンは、誰もが心躍るようなカッコ良いシーンとなっているので、そこのギャップも飽きずに楽しんでいただける要素になっているかなと思います。
SF的な要素も味わいつつ、ぜひ新しい形の人間の群像劇やラブストーリーも楽しんでください!

石川さん:この作品はトワサを探す旅でもありつつ、旅で出会った人たちから色んな愛の形を知っていき、ユウグレ自身も真実の愛とはどういうものなのかを知っていく物語でもあります。

私はこの作品を見て、自分が「当たり前」だと思っていたものが、他の人にとっては違う考え方かもしれないと気づかされ、様々な価値観について改めて考え直すきっかけになりました。色々な愛の形があって、それが感動的だったり、少し寂しかったり、切なかったり……すごく心が動かされましたし、新しい気持ちを教えてもらいましたね。

ただオリジナルアニメ作品なので、ユウグレがなぜトワサに似ているのか、アキラがなぜ200年後の世界にタイムリープしてしまったのかなど、まだ明かされていない謎がたくさんあります。そういったSF的な要素だけでなく、200年という時を超えても変わらない人との対話の大切さも描かれていますし、アキラとユウグレたちがどんな人々と出会い、どのような「愛」を見つけていくのか、ぜひ楽しみにしていてください。

キャストサイン色紙プレゼントキャンペーン概要

【応募条件】
(1)「eeo Media」の公式Xアカウントをフォローする。
(2)「eeo Media」の公式Xから発信される該当ポストをリポストで応募完了。

【プレゼント詳細】
梅田修一朗さん&石川由依さんの寄せ書きサイン色紙

【キャンペーン期間】
2025年10月2日(木)12:00~2025年10月9日(木)11:59

【当選結果発表】
当選結果は<当選者のみ>に、2025年10月24日(金)頃、DMにて通知いたします。

【注意事項】
・リポストしていただくアカウントは「公開設定」にしてください。
・該当ポストへの「いいね」や「リプライ」、また該当ポストの「引用リポスト」を行っても抽選の対象とはなりませんのでご注意ください。
・XのDM受信設定が「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」になっていない場合、DMをお送りできないため、設定をご確認ください。
・賞品の発送にはeeoの会員登録が必要なため、事前に会員登録をお願いいたします。
・サイン色紙には、当選者の方の本名(eeo会員登録をしていただいているお名前)を記載し、発送させていただく可能性がございますので、予めご了承ください。

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TVアニメ『永久のユウグレ』作品概要

■放送・配信情報
2025年9月25日(木)から毎週木曜24時26分~全国同時放送開始

MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて
第1話:10月2日(木)24時26分~
※以降、毎週木曜24時26分~

BS日テレ:9月30日(火)から毎週火曜24時30分~
AT-X:9月26日(金)から毎週金曜22時30分~

<配信情報>
放送後、各配信サイトにて順次公開

■イントロダクション
約束は200年越し。けれど相手は、君じゃない君だった。
P.A.WORKSのオリジナル本格ラブストーリー!!

悠久の眠りから目覚めた世界で求婚してきたのは、最愛の彼女にそっくりのアンドロイドだった……。
コールドスリープから目覚めた男子高校生・姫神アキラの目の前には、信じられない光景が広がっていた。戦争によって荒廃した街。国は廃れ、OWELと呼ばれる統一機構によって管理される人々。結婚とはまた違う新しい“エルシー”と呼ばれる制度。かつて自身が生きていた世界からあまりにも様変わりする人々。そんな未来に置き去りにされ愕然とするアキラの前に、彼女は現れた。
「トワサ!?」思わず口に出してしまったその存在は、最愛の彼女に酷似したアンドロイド・ユウグレだった。
彼女は、微笑みながら願うように自身の想いを口にする。

「アキラ……。私と結婚して下さい」

アンドロイドからの突然の求婚に困惑しながらも、アキラはユウグレと共に旅へ出ることを決意する。世界のどこかにいるはずのトワサと再会できると信じて……。
これは新時代を生きる×××と×××が愛を見つける物語。

■スタッフ
原作:Project FT
監督・シリーズ構成:津田尚克
キャラクター原案:タヤマ碧
キャラクターデザイン:齊藤佳子
サブキャラクターデザイン:GONTA
美術デザイン:宮岡真弓、多田周平
メインアニメーター:鍋田香代子
総作画監督:齊藤佳子、長田好弘、さとう沙名栄
色彩設計:佐々木梓
美術監督:浅井唯奈、田辺浩子
2Dworks :向井吉秀
3D監督 :市川元成
撮影監督:児玉純也
編集:髙橋 歩
音楽:得田真裕
音響監督:吉田光平
録音:安齋 歩
音響効果:小山恭正
音響制作:dugout
アニメーション制作:P.A.WORKS

■キャスト
姫神アキラ:梅田修一朗
ユウグレ:石川由依
王真樹トワサ:茅野愛衣
アモル:富田美憂
ヨイヤミ:沢城みゆき
ハクボ:楠木ともり
オボロ:森川智之
ヨクラータ:阿座上洋平

■主題歌情報
オープニングテーマ:Uru「プラットフォーム」
エンディングテーマ:Hana Hope「Two Of Us」

■TVアニメ公式HP/X
公式HP :https://towanoyuugure.com
公式X(旧Twitter):https://x.com/towanoyuugure
SNS推奨ハッシュタグ:#永久のユウグレ

(C)Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS

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