可愛い美少女アニメキャラを年代別にご紹介!時代を象徴するような、可愛く美しいヒロイン10選

アニメの華として登場する美少女&美女キャラクター。これまで作られてきたアニメの大半でそうしたキャラクターが登場してきましたが、ときには時代のアイコンとなるようなヒロインが現れ、多くの男性、そして女性をも魅了してきました。

今回は、そんな日本のTVアニメにおける代表的なヒロインを1970年代から年代別にまとめてみました。自分の青春時代のキャラクターの振り返りや、まだ見ぬ魅力的なヒロイン探しのためにチェックしてみてください。

1970年代:峰不二子(『ルパン三世』)

【キャラクターPV:峰不二子♡】シリーズ最新作『ルパン三世 PART6』2021年10月9日(土)24時55分より日本テレビ他全国放送!│"LUPIN THE THIRD:PART 6"

峰不二子は類まれなる抜群の美貌と天才的な頭脳を備えた謎の美女です。ときには主人公のルパン三世すらも出し抜くほどの腕前ながらその行動は風の吹くまま気の向くまま。その自由さや格好良さ、そしてセクシーさから現代まで高い人気を保ち続けています。

『ルパン三世』は現在放送されている第6シリーズまで作られているTVシリーズだけでなく、劇場アニメやTVスペシャルも作られていますが、多くの作品で不二子は大活躍。2012年には27年ぶりの『ルパン三世』のTVアニメシリーズとして、彼女を軸にしたスピンオフ『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』も制作されました。

その他のおもなヒロイン:源静香(『ドラえもん』)、メーテル(『銀河鉄道999』)

©モンキー・パンチ/TMS・NTV

1980年代前半:リン・ミンメイ(『超時空要塞マクロス』)

超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~ Hybrid Pack PV

『マクロス』シリーズの初代作品のヒロインのひとりにして、アニメ史を代表する歌姫となった少女がリン・ミンメイ。物語では主人公のパイロット・一条輝を巡る三角関係、そしてアイドルとしての成長と活躍を見せてくれますが、TV版と劇場版でキャラクター像に違いがあり見比べるのも面白いでしょう。

彼女の名場面と言えば、地球人類とゼントランとの戦争時に展開されたいわゆる「ミンメイアタック」。1984年公開の劇場版のクライマックスとなったこの場面で彼女が歌唱した『愛・おぼえていますか』は、2019年に行われた投票企画「全マクロス大投票」の歌部門で1位となりました。

その他のおもなヒロイン:ミンキーモモ(『魔法のプリンセス ミンキーモモ』)、森沢優(『魔法の天使 クリィミーマミ』)

©1982 BIGWEST

1980年代後半:ラム(『うる星やつら』)

TVアニメ「うる星やつら」解禁ティザーPV

虎柄ビキニと電撃、「だっちゃ」の語尾がトレードマークのラムは宇宙からやってきた鬼族の女の子。「ダーリン」こと主人子の諸星あたるに嫉妬の電撃を浴びせつつも一途な様子は、ツンデレヒロインの元祖と言っても過言ではないでしょう。

『うる星やつら』は1981年から1986年に放送されましたが、放送終了後も人気のラムはアニメヒロインの象徴的な存在となっています。また当時は平野文さんが演じていましたが、2022年に再アニメ化される『うる星やつら』では上坂すみれさんが声をあてることが発表され多くのファンを驚かせました。

その他のおもなヒロイン:エルピー・プル(『機動戦士ガンダムZZ』)、音無響子(『めぞん一刻』)

©高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

1990年代前半:月野うさぎ(『美少女戦士セーラームーン』シリーズ)

90年代のヒロインと言えば、社会現象となった『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎは外せません。ドジで泣き虫な中学2年生の彼女は、“愛と正義のセーラー服美少女戦士”セーラームーンとして世界と大切な人々を守るために戦います。

少女向け作品らしくタキシード仮面との恋愛要素もありながら、少年向け作品のように戦闘するバトルヒロインの魁となった画期的なヒロインであるうさぎ。彼女だけでなく、セーラーマーキュリーこと水野亜美を始めとするその他のセーラー戦士も高い人気を誇りました。

その他のおもなヒロイン:ナディア(『ふしぎの海のナディア』)、ベルダンディー(『ああっ女神さまっ』)

©武内直子・PNP・東映アニメーション

1990年代後半:綾波レイ(『新世紀エヴァンゲリオン』)

Character Promotion Reel 綾波レイ/アヤナミレイ(仮称) 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛上映中

刺激的な要素や多くの謎で多くのファンを生み、こちらも社会現象となった『新世紀エヴァンゲリオン』。その謎の面を象徴するようなキャラクターがエヴァンゲリオン零号機のパイロット・綾波レイです。

彼女はとにかくクール。色素の薄い見た目もそうですが、当時は元気なキャラクターを演じることが多かった林原めぐみさんによる無機質な声色もそれを演出していました。そんな彼女は、改めて考えると『機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリと共にクーデレ(クール+デレ)キャラクターの走りだったかもしれません。

その他のおもなヒロイン:リナ・インバース(『スレイヤーズ』シリーズ)、木之本桜(『カードキャプターさくら』シリーズ)

©カラー/Project Eva. ©カラー/EVA製作委員会 ©カラー

2000年代前半:ラクス・クライン(『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ)

全年代でヒット作を生み出してきた『ガンダム』シリーズにおいて、最も放送時に話題をさらったヒロインはラクス・クラインではないでしょうか。天然気味な歌姫として登場してきた彼女は、次第に世界平和を実現するため組織を立ち上げ戦いに身を投じます。

ラクスは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でも登場し、『機動戦士ガンダムSEED』の主人公であるキラたちと共に活躍しました。そんな彼女は2018年に行われた『全ガンダム大投票 40th』のキャラクター部門で、女性陣ではハマーン・カーン、マリーダ・クルスに次ぐ順位(全体では20位)となりました。

その他のおもなヒロイン:風見みずほ(『おねがい☆ティーチャー』)、月宮あゆ(『Kanon』)

© 創通・サンライズ

2000年代後半:涼宮ハルヒ(『涼宮ハルヒの憂鬱』)

「涼宮ハルヒの憂鬱4 笹の葉ラプソディ」DVD発売店頭用PV

ライトノベルのアニメ化が爆発的に増加した2000年代後半のアイコン的なキャラクターが涼宮ハルヒです。唯我独尊でゴーイングマイウェイな彼女は、「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」通称SOS団を結成し、団員を振り回しながら“ユカイ”な日々を送ります。

なお『涼宮ハルヒの憂鬱』ではその他の女性キャラクターも人気を獲得。『長門有希ちゃんの消失』や『にょろーん ちゅるやさん』といったスピンオフマンガもアニメ化されました。

その他のおもなヒロイン:C.C.(『コードギアス 反逆のルルーシュ』)、中野梓(『けいおん!』)

(c)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団

2010年代前半:アスナ(『ソードアート・オンライン』シリーズ)

【本予告】「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」10.30公開

アスナはVRMMORPG《ソードアート・オンライン》内で閃光の異名を持つ剣士。凛とした剣士としての一面と女性らしい可憐な一面を併せ持ちます。

計4シリーズ続いているアニメのいずれにおいても、アスナは主人公・キリトのパートナーとしてさまざまなVRMMOで見事な活躍を見せました。アニメ放送10周年を迎えた2022年は、アスナ視点で《ソードアート・オンライン》の始まりの物語をリブートする『劇場版ソードアート・オンライン プログレッシブ』が展開中です。

その他のおもなヒロイン:御坂美琴(『とある科学の超電磁砲』)、暁美ほむら(『魔法少女まどか☆マギカ』)

(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project

2010年代後半:レム(『Re:ゼロから始める異世界生活』シリーズ)

TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season PV レムver.

異世界に召喚された際に「死ぬと過去に戻る」という能力を得たナツキ・スバルが主人公の物語『Re:ゼロから始める異世界生活』。レムはそんなスバルに仕え、毒舌を吐きながらも密かに恋するメイドの少女です。

姉のラムと同じく鬼族の生き残りであるレムは、戦闘ではモーニングスターを振り回して暴れる怪力の持ち主。しかし彼女のハイライトを問われたら、多くのファンが第1期18話『ゼロから』を挙げるでしょう。献身的な彼女が、憔悴したスバルを独特な信頼を持って包み込む様子は多くの人の涙腺を刺激しました。

その他のおもなヒロイン:香風智乃(『ご注文はうさぎですか?』シリーズ)、ヴァイオレット・エヴァーガーデン(『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』)

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会

2020年代前半:竈門禰豆子(『鬼滅の刃』シリーズ)

テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編 第2弾PV 12月5日(日)放送開始

2019年にTVアニメが放映され人気となった『鬼滅の刃』ですが、2020年に公開され日本の歴代興行収入で第1位となった『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』によって国民的ヒット作と決定づけられました。

このシリーズのヒロインである竈門禰豆子は、主人公である竈門炭治郎の妹。物語の最序盤で鬼となった彼女は、それでも他人を襲うことなく人々を守るために鬼の力を使って戦い、現在放送中の『遊郭編』でも大暴れしてみせました。

その他のおもなヒロイン:中野三玖(『五等分の花嫁』)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

text/はるのおと

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