10月9日より放送が開始される…
2023年1月6日からスタートしたオリジナルTVアニメ『アルスの巨獣』は、2023年2月8日現在、第5話まで放送されました。
そこで本記事では、ジイロ役の森川智之さん、クウミ役の羊宮妃那さんに特別インタビュー第2弾を実施！（特別インタビュー第1弾はこちらから）
オーディションやアフレコ現場での裏話、キャラクターを演じるうえで意識したポイントなどを伺いました。
TVアニメ『アルスの巨獣』は、人や街に甚大な被害をもたらす巨獣がのさばる世界を舞台に、主人公ジイロとクウミが戦乱に巻き込まれながらも世界の秘密に迫っていく物語です。
壮大なオリジナルストーリーが魅力の本作。ここでしか読めない“作品の魅力”をたっぷりお届けします。
――今回お二人は初共演だと思います。お互いの印象をぜひ教えてください。
ジイロ役 森川智之さん（以下、森川さん）：
羊宮ちゃんはそのまんまクウミちゃんなんで……、初めて会ったときもなんの違和感もなかったです。
コロナで最初は一緒のブースで収録できなかったので、ヘッドホンで彼女の声を聞きながら収録していたんですが、「まんまクウミだな」と思っていて。
徐々にパーテンションで区切った状態でなら一緒のブースの中で収録できるようになったんですが、実際にお会いしてみて、なんていうんだろう……、儚げな、それでいて可憐で。
作品の中から出てきたようなキャラクターをお持ちの人だったので、毎週の収録が楽しみでした。
クウミ役 羊宮妃那さん（以下、羊宮さん）：
スタッフルームの奥に 1 人用の別ブースがあって、私だけ残って収録するときもあったんです。
森川さんが帰られる際にスタッフルームで挨拶をされていて、その様子を別ブースから私が覗いていると、森川さんが手を振って「お疲れ様です」って言ってくださって。「温かい！ お優しい！ 」って感じていました。
森川さん：いやいや、普通ですよ、挨拶は（笑）。
羊宮さん：とてもすごく嬉しかったです！
森川さん：いやぁ、そうですか（照）。
羊宮さん：
最初は別ブースでヘッドホンごしに収録してたので、森川さんの笑い声とかジイロさんを演じているときの声しか聞けなくて……。
クウミとジイロさんとの会話ではちょっと素っ気ないところが多い分、現実の世界に戻ってきたときに、森川さんにニコッと手を振っていただけると、すごく心が温かくなるというか……。一人じゃないなと思いました。
――森川さんにお伺いします。ジイロを演じていく中で感じるキャラクターの魅力を教えてください。
森川さん：
冒頭は“終わった感”のある男として登場しますけど、本来ジイロはとても能力のあるナギモリ。
彼の第1話に登場する前の物語っていうのが役作りの中で大切なのかなと思って、表現したり役を作り込んだりしています。
出し惜しみってわけじゃないですけど、彼の本来の力は序盤ではまだまだ見られないので、アニメを見てる人にとって楽しみの一つになるんじゃないかな。
――ジイロとご自身を比べて、なにか共通点や憧れる部分はありますか？
森川さん：
なんか憧れる部分はありますよね。“戦う能力”という手に職を持ってる男の魅力とか、その能力だけじゃなくて彼の人間らしさとか。
要は人間性ですよね。例えば、シャイな部分とか優しさとか、上手く自分を表現できない部分とか。そういう人間くさいところも感じられて。無精髭も生やしてるしね。
（メインキャラなのに）こざっぱり綺麗な感じでもない。（そこに王道らしく）「綺麗なクウミという少女との出会い」があるって、ものすごくアンバランスじゃないですか。ジイロとクウミのバディ感もうまくコントラストがついてて良いですよね。
――アフレコのときに監督からなにかアドバイスや意見などをもらいましたか？
森川さん：
1回目はそんなに言われなかったけど、2回目は「ちょっとクウミちゃんとの距離が近すぎます」って言われました。
ジイロがクウミを受け入れちゃってから（戦闘合体したあと）だったので、「もう距離はけっこう近いのかな」って思ったんですが、「そこまでまだジイロは許してないんで」って監督に……。
距離っていうのは心のね。ジイロは、トラウマというか……過去の大きなものに対して引きずっている男でもあるので。
ジイロとクウミの絶妙な距離感……、近づいてるようで近づいていないというか、全てを許しているようで許してないような感じが、観ている人にとって1番気になるポイントだったりするのかなと思います。
――『アルスの巨獣』はオリジナル作品ですが、人に説明するときに言葉を選ぶ作品だと感じました。この作品を説明するときにどう説明しますか？
森川さん：
めちゃくちゃ可愛い子と合体して巨獣を狩るアニメ（笑）。
でも、それは断片的でもっと世界の設定が広い。アニメを見てる人からすると、話が解決しないんですよ。「なぜ巨獣と闘いながらも、帝国として繁栄し、うまく共存して生きていけるのか」っていう謎がそのまま残る。
もっと広い大きな流れ……、世界を創造する根幹部分がもとにあるような気がしますね。冒頭で世界観のナレーションが入りますが、それが少しヒントになっていると思います。
――羊宮さんにお伺いします。オーディションに受かった時はどんなお気持ちでしたか？
羊宮さん：
とっっっても嬉しかったです！
オーディションの時も「受かりたい」という気持ちから、巨獣に似ているようなチャーム付きネックレスをつけて、クウミちゃんの衣装をイメージしたお洋服を着て、「よし！準備オッケー！」と思って事務所に行ったのを覚えています。気合を入れて臨んだオーディションだったので、とても嬉しかったです。
――オーディション後からアフレコまでに気合を入れたなど、何かエピソードがあれば教えてください。
羊宮さん：
仮のシナリオを頂いていたので、そちらの台本を読ませて頂いていました。ですが、読み進めていくとクウミちゃんの変化や成長が見えたような気がして。
物語の主軸となる女の子を演じさせていただくのは初めてだったので、クウミちゃんの真っ直ぐで素直なところを演じるためにもキャラクター感を掴める途中までを読ませて頂きました。あとは、オーディションで収録した音源を聴き返したり、他キャラクターの資料を読んだりしていました。
――クウミちゃんとご自身を比べて、共通点や憧れる部分はありますか？
羊宮さん：
共通部分は、食べることが好きなところです（笑）。
あとは、なんでも興味津々というか、何か気になることがあった時に「わ〜！」って（喜んで）寄って行っちゃうところ。私も気になったものや好きなものにはすぐに寄って行ってしまうので、親近感というか「うんうん、わかる」と思いながら台本を読ませていただいていました。(笑)
尊敬するところは、自分の事よりも「困ってる人がいたら気になるし助けてあげたい」ってなるところです。そういう優しさをとても尊敬しますし、そんなクウミちゃんの気持ちに添えるように演じられればなって思っています。
――最後に、今後の意気込みをお願いします。
森川さん：
意気込みというよりかは、僕とジイロがシンクロしてて、とりあえず自分の船に乗っかった運命的な仲間たちと共に“なるようになる”みたいな気持ちです。
そんな中でジイロは自分のこれからの居場所みたいなのを見つけていくのかな、と。居場所が見つかったときに、「彼が持っているもの（能力や過去など）が楽になるのかな」という気持ちがあります。
ある意味覚悟はできていますが、「どんなことが起きるのか」は僕にもまだまだわからないので、そこはニュートラルな気持ちで待っていようと思います。
羊宮さん：
いま収録を終えた段階で、クウミちゃんが直面している問題っていうのは、すごく大きなものがあると私は感じていて……。そこからどういうふうに前を向くのか、今後の出会いや次に起こる出来事を受け入れてどう捉えていくのかっていうのを、私が隣で一緒に向き合っていけたらと思います。
すべての出来事を大切に捉えて演じさせていただけるよう精一杯頑張ります。
＜放送情報＞
2023年1月6日(金)25時25分よりMBS／TBS系列全国28局ネット「スーパーアニメイズム」枠ほかにて放送開始！
・MBS／TBS系列全国28局ネット「スーパーアニメイズム」枠
2023年1月6日より毎週金曜25:25〜
・BS日テレ
2023年1月10日より毎週火曜24:00〜
・AT-X
2023年1月9日より毎週月曜23:30〜
＜配信情報＞
・先行配信
DMM TV：2023年1月6日(金)26時00分～
・一般配信
2023年1月11日(水)26時00分〜
dアニメストア／ABEMA／U-NEXT／アニメ放題／バンダイチャンネル／Hulu／FOD
WOWOWオンデマンド／Amazon Prime／ニコニコチャンネル／MBS動画配信イズム／GYAO!
Tver／Amazonビデオ／ビデオマーケット／music.jp／GYAO!ストア／クランクイン！ビデオ
2023年1月12日(木)12時00分〜
HAPPY!動画
2023年1月12日(木)23時30分〜
ニコニコ生放送
2023年1月12日(木)24時00分〜
TELASA／J:COMオンデマンド メガパック／milplus／auスマートパスプレミアム
【STAFF】
監督：オグロアキラ
キャラクター原案：大槍葦人
シリーズ構成・脚本：海法紀光
キャラクターデザイン：清水洋・加藤真人
音楽：片山修志・鈴木暁也
色彩設計：田中美穂
美術監督・美術設定：外谷恵美
撮影監修：山田和弘
撮影監督：長谷川奈穂
編集：本田優規
音響監督：田中亮
音響制作：ビットグルーヴプロモーション
アニメーション制作：旭プロダクション
オープニングテーマ： PENGUIN RESEARCH『変幻自在』
エンディングテーマ： 遥海『名もない花』
【CAST】
クウミ：羊宮妃那
ジイロ：森川智之
ミャア：芹澤優
メラン：峯田大夢
ロマーナ：日笠陽子
ツルギ：瀬戸麻沙美
シャルト：倉持若菜
ファザード：竹内良太
トオカ：青耶木まゆ
ゼン：緒方賢一
メザミ：田丸篤志
バクラ：菅生隆之
勝クウミ：渡辺明乃
ババン：島田岳洋
ババン妻：中原麻衣
クリュネス：水中雅章
ゴウザ：清川元夢
グウン：乃村健次
キリス：渡井奏斗
【関連サイト】
公式HP：https://ars-giant.com
公式Twitter：https://twitter.com/ars_giant #アルスの巨獣
(C)DMM.com・旭プロダクション／アルスの巨獣製作委員会
よく読まれている記事
