オタク用語一覧|オタクとは何か?今さら聞けない「尊い」「沼」「ぬい」などの意味を一気に解説!

最近ではすっかり市民権を得たとも言われる「オタク」や「推しごと」。そうは言っても、オタク仲間から飛び出すあの言葉やその台詞、本当の意味や使い方ってわかりますか? そこで、編集部が気になるオタク言葉をピックアップし、「オタク用語一覧」としてまとめてみました!

オタクとは?

オタク(ヲタク・おたく)

「オタク」とは、ある意味”広義的”な言葉です。語源は1980年代初期の秋葉原やイベント会場で、アニメやマンガ好きの人が相手に対して「お宅は~」を多用していたためだと言われています。そのため、以前はアニメやマンガ好きな人などを「オタク」に分類していましたが、いつしか「鉄道オタク」や「アイドルオタク」のように裾野が広がり、今では”特定のものごとに熱狂的する人”を「オタク」と呼ぶようになりました。

推しごと(推し事・推し活)

ところで、私たちが推しを応援する「推しごと」ですが、これは「オタク」に含まれる要素のひとつなのだそうです。そんな「推しごと」と似た言葉に「オタ活」がありますが、両者にはちょっとした違いがあるのをご存じでしょうか?

元々「オタク」は物(アニメやマンガ)を対象にしていたのに対し、「推し」は人を対象としています。つまり「オタ活=物」、「推しごと=人」となるわけです!……とは言え、前述した「オタク」の例にもあるように、「オタ活」と「推しごと」はほぼ同じ意味合いで使われているようですね。

オタク用語一覧

気になる「オタク用語」をジャンルごとに分け、例文などを交えながら説明します。

基礎用語編

■推し…一番好き、もしくは応援している人物やキャラなど。
■尊い…言葉そのまま。素晴らし過ぎて天にも昇り(つまり昇天)そうなことを「尊死(とうとし・たっとし)」。
■神…最高の人物およびキャラ。漫画家や公式以外に、チケットを獲得してくれた友人なども感謝の意味で「神」呼び。
■沼…ゲームやアニメなどの作品にどっぷり”ハマって”しまう様子を「(底なし)沼」に例えて。作品やキャラを好きになる=「沼にハマる」「沼落ち」。
■嫁…最愛の二次元キャラや人物。女性が使う場合もあり。例)赤城さんは俺の嫁。虎徹さんは私の嫁。
■二次元…「二次元空間」や平面の意味。転じて平面に書かれた絵=アニメやマンガを指す。
■2.5次元…アニメやマンガ(平面=二次元)を現実の人間(立体=三次元)が演じること。二次元と三次元の”中間”の意味としても使われる。
■フラグ…「フラグが立つ」の略。元はゲーム用語だが、現在は物語の伏線や条件が出始めた時などに使う。例)バーン様が死亡フラグを立てやがった。

ネット・SNS編

■ツイフィ必読…「Twitterプロフィールツール」の略。フォローやアイテム交換する際など「ツイフィ確認」の一文を記載する場合がある。トラブル防止策。
■取引垢…ダブついたアイテムなどをTwitter上で「取引」するアカウントの意味。垢=アカウント。
■地雷…苦手なカップリングやシチュエーションなど。例)A×B推しなのでA×Cは地雷。
■DM…Twitterに設置された「ダイレクトメール」の略。アイテム交換の取引やメール代わりに使われる。
■自衛…苦手ジャンルやネタバレなどを、ブロックやミュートで見ないようにする。または、それらが苦手な人にお願いすること。例)自衛のため本誌ネタバレはブロックします。
■支部・渋…イラストコミュニケーションサービス「pixiv(ピクシブ)」の略および隠語。

ゲーム編

■うたプリ…恋愛アドベンチャーゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』の略。ライブは「プリライ」。
■とうらぶ…刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞』の略。
■刀ステ・刀ミュ…刀ステは『刀剣乱舞』のステージ(舞台)、刀ミュがミュージカル。違いは舞台=お芝居、ミュージカル=歌+お芝居。
■夢100…女性向けパズルRPG『夢王国と眠れる100人の王子様』の略。ちなみに、登場する王子様は現在700人以上に。
■あんスタ…『あんさんぶるスターズ!!』の略。アニメ版は「アニスタ」。
■アイナナ…アイドル育成ゲーム『アイドリッシュセブン』の略。アニメ版は「アニナナ」、ライブは「ナナライ」。
■えすり…イケメン役者育成ゲーム『A3!』の略。アニメ版は「えーあに」、ライブは「ブルライ(=ブルーミングライブ)」。
■ツイステ…学園アドベンチャーゲーム『ツイステッドワンダーランド』の略。
■リセマラ…「リセットマラソン」の略。ゲームアプリでレア度の高いキャラや装備を入手するため、インストールとアンインストールを繰り返す行為。※初回特典でガチャを(多く)回せる。

二次創作編

■二次創作…ゲームやマンガなど既存の作品を利用して、ファンが「二次的」に作成した非公式作品の総称。ファンアートやパロディ。
■野生の公式…まるで原作者(※アニメなどの公式を含む)が描いたとした思えないようなファンアートなど。語源は『ポケモン』の「あっ やせいの〇〇が とびだしてきた !!」と言われている。
■同人誌…個人が作り出版したオリジナルならび二次創作などの本。
■同人誌即売会…同人誌やグッズなどを個人が配布(販売)するイベント。大ざっぱだが配布する側を「サークル」、買う側を「一般」、主催・運営を「スタッフ」と呼ぶ。
■コミケ…「コミックマーケット」の略。1975年から続く日本最大規模の同人イベント。
■オフセ(本)…「オフセット」の略。同人誌印刷の種類としても用いられ、版下とインキを用いる「オフセット印刷」の他に、トナーで刷る「オンデマンド印刷」や「コピー誌」などがある。
■BOOT(ブース)…pixiv運営の無料で利用できるネットショッピングサービス。同人誌やグッズ通販、DLなどに利用されている。本やグッズ制作も可能。

人物・キャラ編

■箱推し…特定の1人ではなく、グループ全体を応援すること。例)『鬼滅の刃』では「かまぼこ隊(炭治郎、善逸、伊之助)」を箱推し。
■同担…推しが同じ人のこと。対義語は「同担NG」や「同担拒否」。
■〇〇しか勝たん…〇〇(キャラや人物名)が最高、もしくは〇〇に勝てるものはないという意味で使う。例)虹丸様しか勝たん…。
■CV…キャラクターボイス(Character Voice)の略。キャラの担当声優を紹介の際に使われる造語。他にも「cv.」「中の人」「〇〇(キャラ名)の声帯」などがある。
■顔が良すぎる…キャラの美しさを称える時に飛び出す言葉。
■夢女(女子)…キャラやアイドルなどに恋愛感情を抱く「夢見る女子」のこと。
■ガチ恋…アイドルや配信者などに対して「本気で恋してる」の略。同意語に「リアコ(=リアルに恋している)」。

グッズ・購買編

■ぬい…「ぬいぐるみ」の略。大体が推しキャラを模したぬいぐるみを指す。ぬい好きな女性を「ぬいママ」と呼ぶ。
■アクスタ…「アクリルスタンド」の略。
■アクキー…「アクリルキーホルダー」の略。
■ラバスト…「ラバーストラップ」の略。
■痛バ…推しの缶バッジなどでデコった「痛い(=見ていて痛々しい)バッグ」の略。
■銀テ…イベントやライブなどの演出で使われる「銀テープ」の略。
■円盤…アニメDVDやBDの意味。例)円盤の売れ行きが悪いと2期がヤバイ。
■布教…自分の好きなアニメやマンガなどを周囲に広めるための活動。例)布教用、鑑賞用、資料用に3冊買う。
■お布施…公式グッズやDVDを購入することで、自分の好きな作品や俳優、制作会社などに還元しようとする行為。例)公式にお布施としてDVD全巻買わせてもらった。
■供給過多…好きな作品やキャラからの情報(供給)が多すぎること。休止状態気味ななコンテンツが動いた時にも使われる。例)公式からの供給過多で息の根が止まる。

オタクの心情編

■わかりみが深い…わかる度合いが深いの意味。「かなり共感」のような曖昧さを含む。
■すこ…「好き」の意味。
■SAN値…正気度や精神力の意味。語源はTRPG『クトゥルの呼び声』の正気度パラメーターから。例)今週はSAN値(さんち)がガリガリに削られた。
■エンダァーーー…ホイットニー・ヒューストンが歌う「I Will Always Love You」の一節。日本のオタク界隈では「お幸せに!」的な使い方をされている。
■バブみ…キャラクターから母性を感じられること。幼女や男性に対して使われることも。
■オギャる…「バブみ」の発展形。自らが赤ん坊になって思う存分キャラに甘えさせて欲しい、育てて欲しいの意味。例)バブみを感じてオギャる。
■しんどい…推しへの愛が積もり過ぎて苦しい状態など、さまざまな場面で使える汎用性の高い言葉。例)待って、推しの存在が尊過ぎて無理、しんどい。

カテゴライズ編

■腐女子…「BL」など男性同士の恋愛が好きな女性。上位形態として「貴腐人(きふじん)」→「汚超腐人(おちょうふじん)※お蝶夫人」→「腐婆婆(ふばーば)※湯婆婆」→「腐死鳥(フェニックス)※最終進化系」。
■腐男子…女性向けBLを嗜む男性。同意語に「腐兄」、対義語に「姫男子※ガールズラブ好きな男性」。
■801(やおい)…男性同士の同性愛を描いた作品(=BL)。「ヤマなし、オチなし、イミなし」の略語だったが、現在では死語になりつつある。
■中二病・厨二病…「中学二年生」頃の思春期にありがちな痛い発言や行動。伊集院光さんの深夜ラジオが発祥と言われている。例)封印されし右目が力の開放を求めている。
■ケモナー…「ケモノ」キャラが好きな人。「ケモミミ」はライト層と言われている。
■ハーレム・逆ハーレム…「ハーレム」は1人の男性キャラに複数の女性キャラが好意を持つこと。「逆ハーレム」はそれの女性版。

進化し消えゆくオタク用語たち

仲間同士で使う「オタク用語」。これらはもちろん”言葉”なので、時代ととも意味や使い方にも変化が生じます。周りが話していたアノ言葉、間違った使い方をしていたのに気づけば「だいたい合っていた」なんてことはありませんでしたか? 前述した「フラグ」などのように、一部で使っていたものが他所へと伝播し、いつのまにか私たちが多用する「オタク用語」へと”進化”することもあるようです。
さらに「オタク用語」とは、推しに対する私たちの感情を代弁してくれたり、仲間との意思疎通を簡略化するための大切な”ツール”とも言えるでしょう。

終了したサービスやジャンルにともない、使わなくなったり消えてしまった言葉もたくさんあるかもしれません。ですが、オタク界隈はとてもディープな場所なので、十年後、二十年後には、きっとたくさんの新しい「オタク用語」が生まれていることと思います。
もしかしたら将来、あなたが使っていた言葉が違う意味になっているのかもしれませんね?

text/高塔琳子

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