『うたわれるもの 二人の白皇』のアニメ・マンガ最新情報|放送日・グッズ発売日・キャラ声優情報まとめ

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『うたわれるもの 二人の白皇』のアニメ・原作ゲーム・マンガ(関連書籍)の最新情報をまとめた記事です。

TVアニメ放送日や世界観やキャラクター、声優、原作ゲームや関連書籍の発売日など、『うたわれるもの 二人の白皇』に関する情報をまるっとご紹介します!

どんな作品?

TVアニメ『うたわれるもの』シリーズは原作 AQUAPLUSが手掛ける人気作品で、原作ゲームと同様に三部作で構成されています。

2022年7月より放送予定のTVアニメ3期『うたわれるもの 二人の白皇』は、TVアニメ2期の後編にあたる作品です。(2期『うたわれるもの 偽りの仮面』は、2015年10月から全25話で放送)

原作ゲーム『うたわれるもの』シリーズは、シリーズ累計売上本数100万本突破の大ヒットを記録し、ゲームのほかアニメ、コミカライズなど幅広くメディア展開されています。

『うたわれるもの 二人の白皇』はシリーズ最終章。1期〜2期では明かされなかった全ての謎が解き明かされます。

アニメ基本情報

TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』の基本情報は以下のとおりです。

放送日
2022年7月~

※初回、1 話 2 話連続放送 予定
※放送日時は都合により変更となる場合がございます。
放送局 TOKYO MX、BS11 ほか
原作 AQUAPLUS
キャラクター原案 甘露 樹、みつみ美里
監督 川村賢一
シリーズ構成 横山いつき
キャラクター
デザイン
・総作画監督
中田正彦
話数 全28話

その他基本情報はこちらをクリックすると閲覧できます
配信
サービス
dアニメストア 7月2日より毎週土曜25:00~ 地上波同時先行配信

7月9日より毎週土曜24:00〜
ABEMA、U-NEXT、アニメ放題、Amazon Prime Video、GYAO!、niconicoチャンネル、ニコニコ生放送、FOD、DMM TV、バンダイチャンネル、Hulu、TELASA、J:COMオンデマンド、milplus、スマートパスプレミアム、RakutenTV、Google Play、HAPPY!動画、ムービーフルplus、ひかりTV、ビデオマーケット、music.jp、GYAO!ストア
制作
スタッフ
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
美術設定:天田俊貴
文字デザイン:コレサワシゲユキ、灯夢
色彩設計:佐藤美由紀
美術監督:高峯義人
特効監修:谷口久美子
撮影監督:横山 翼
3DCG:サンジゲン
編集:後藤正浩
音響監督:山口貴之
音楽:AQUAPLUS
アニメーション制作:WHITE FOX
キャスト オシュトル(ハク):利根健太朗
クオン:種田梨沙
アンジュ:赤﨑千夏
ネコネ:水瀬いのり
ルルティエ:加隈亜衣
アトゥイ:原 由実
ノスリ:山本希望
オウギ:櫻井孝宏
ウルゥル/サラァナ:佐倉綾音
キウル:村瀬 歩
ヤクトワルト:江口拓也
シノノン:久野美咲
ムネチカ:早見沙織
フミルィル:儀武ゆう子
ライコウ:置鮎龍太郎
ミカヅチ:内田夕夜
ウォシス:菊池幸利
マロロ:杉山大
シチーリヤ:三宅麻理恵

世界観・あらすじ

「頼んだぜ、アンちゃん。」

帝の崩御から始まったヤマトの動乱。
ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大将・オシュトル。
彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉体と魂は世界の一部と化した。
その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。

オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、
ハクとしての人生を捨て、正体を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。

そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。

一方、ヤマトでは混乱に乗じて、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。
やがてヤマト軍の侵攻は、本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び……。

ヤマト全土を巻き込む戦乱が、幕を開ける。

「うたわれるもの」シリーズ最終章。
全ての謎が、今解き明かされる。

(引用:TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』公式HPより)

公式キービジュアル

2022年4月26日解禁のメインビジュアル

公式ティザービジュアル

2021年11月24日解禁のティザービジュアル

公式PV

TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』第1弾PV
TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』第1弾PV(公開日:2022年4月26日)
TVアニメ「うたわれるもの 二人の白皇」第2弾PV<7月2日より放送開始>
TVアニメ「うたわれるもの 二人の白皇」第2弾PV<7月2日より放送開始>(公開日:2022年6月10日)

ティザーPV

TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』ティザーPV
TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』ティザーPV(公開日:2021年11月24日)

登場キャラクター/声優情報

TVアニメ3期『うたわれるもの 二人の白皇』に登場するキャラクターとそれぞれの声優情報をまとめています。

2期~3期
キャラクター
声優名/キャラ紹介

オシュトル(ハク)

うたわれるもの 二人の白皇 オシュトル(ハク)

CV:利根健太朗

 

亡き友オシュトルから仮面と共に皇女とネコネの未来を託され、ヤマト右近衛大将の後を継ぐ。

オシュトルとしての名声と、ハクとして生きてきた頃の仲間たちと共に、アンジュの帝位奪還のため活動する。

朝廷軍に立ち向かうため、奔走する。

クオン

うたわれるもの 二人の白皇 クオン

CV:種田梨沙

 

艶やかな毛並みの獣のような耳と尻尾を持つ。

薬師をしており、若いながらその腕は確か。

オシュトルに成り代わったハクからハクの死を知らされ、失意のまま故郷であるトゥスクルに帰還する。

ハクを失ったショックから、一時的に記憶を失っている。

アンジュ

うたわれるもの 二人の白皇 アンジュ

CV:赤﨑千夏

 

大國ヤマトの皇女。

帝の崩御後、何者かの陰謀により毒を盛られ衰弱していたが、オシュトルやネコネの故郷であるエンナカムイで療養している。

アンジュの名を語る偽物の皇女の話を聞き、父である帝が残してくれた皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。

ネコネ

うたわれるもの 二人の白皇 ネコネ

CV:水瀬いのり

オシュトルの妹。

自身の行動がオシュトルを失うきっかけに、そしてハクの人生を奪ってしまったことの自責の念から精神的に追い詰められ、塞ぎ込みがちとなってしまう。

オシュトルに成り代わったハクを支え、尽くすことで亡き兄の意志を果たそうとする。

ルルティエ

うたわれるもの 二人の白皇 ルルティエ

CV:加隈亜衣

 

辺境の國クジュウリの皇(オゥルォ)である「オーゼン」の娘。

十五人兄姉の末っ子で、姫君らしい穏やかで内気な少女。

憧れていたハクの死や仲間たちとの戦いを経て、精神的な成長を見せつつある。

ホロロン鳥のココポを飼っており、戦ではその背に乗って戦う。

アトゥイ

うたわれるもの 二人の白皇 アトゥイ

CV:原由実

 

海洋国シャッホロの皇(オゥルォ)であるソヤンケクルの愛娘。

物怖じしないおっとりとした性格で、独特の雅言葉を話す。

生粋の戦好きでエンナカムイ勢には欠かせない存在だが、強敵を欲するあまりの激しい言動も多い。

ノスリ

うたわれるもの 二人の白皇 ノスリ

CV:山本希望

 

豪快にして裏表が無い気風の少女。

弓の名手であると同時に、かつてはノスリ旅団を名乗る義賊の長であり、その側には常に弟の「オウギ」が控えている。

自らの義を重んじるまま、アンジュに忠義を尽くすため、引き続きオシュトル(ハク)と行動をともにしている。

オウギ

うたわれるもの 二人の白皇 オウギ

CV:櫻井孝宏

 

ノスリの弟で姉の補佐役。

まだ若いが切れ者であり、諜報と腹芸が得意。

姉のことをよく慕っており、姉の幸せが自身の幸せだと自覚している。

アンジュ救出の後、オシュトル(ハク)のある命を受けて、キウルと共に帝都に残った。

ウルゥル

うたわれるもの 二人の白皇 ウルゥル

サラァナ

うたわれるもの 二人の白皇 サラァナ

CV:佐倉綾音

 

ハクが帝から賜った双子。

顔は見分けがつかないほどにそっくりだが、ウルゥルは肌の色が白く、ややぶっきらぼうな喋り方をし、サラァナは肌の色が浅い褐色で、やや丁寧な喋り方をする。

主であるオシュトル(ハク)に絶対の忠誠を誓い、その献身ぶりがいつも周囲を混乱に陥らせる。

キウル

うたわれるもの 二人の白皇 キウル

CV:村瀬歩

 

エンナカムイの皇子で、小柄で人当たりの良い少年。

オシュトルとは兄弟の誓いを結んでいる。

やや気弱なところがあるが、戦いの中で日々成長を遂げている。

アンジュ救出の後、オシュトル(ハク)のある命を受けて、オウギと共に帝都に残った。

ヤクトワルト

うたわれるもの 二人の白皇 ヤクトワルト

CV:江口拓也

 

その剛徹な太刀さばきから、『陽炎のヤクトワルト』の異名を持つ剣豪。

養女である「シノノン」を連れている。

飄々とした言葉遣いから軽薄に見られがちだが、これと見込んだ相手に対しては儀に篤い好漢。

経験に裏打ちされた剣技と洞察により仲間を大いに助ける。

シノノン

うたわれるもの 二人の白皇 シノノン

CV:久野美咲

 

ヤクトワルトの養女。

まだ幼いがいつでも元気で、父とはまた違った一種独特の話し方をする。

ヤクトワルトと共にオシュトル(ハク)たちと行動する。

キウルによく懐いているが、シノノン本人は子分にしたつもりかもしれない。

ムネチカ

うたわれるもの 二人の白皇 ムネチカ

CV:早見沙織

 

ヤマト八柱将の一人。『鎮守のムネチカ』の異名を持つ。

護りの戦いを得意とし、蛮族の襲撃において一國を守護した女傑にして仮面の者(アクルトゥルカ)。

ヤマトによるトゥスクル侵攻の際、撤退時に自ら殿(しんがり)を申し出てトゥスクルに残った。

ライコウ

うたわれるもの 二人の白皇 ライコウ

CV:置鮎龍太郎

 

八柱将の一人で、『聖賢のライコウ』の二つ名を持つ。

武力に依るのではなく、ただ知略によりどんな難攻不落の砦も落とせるとまで言われるヤマト随一の智将。

左近衛大将ミカヅチの兄。

帝が崩御した際、混乱に乗じて自らの計を巡らせはじめる。

ミカヅチ

うたわれるもの 二人の白皇 ミカヅチ

CV:内田夕夜

 

ヤマトの左近衛大将で仮面の者(アクルトゥルカ)。

オシュトルと共にヤマトの双璧と呼ばれている。

兄は八柱将であるライコウ。

帝都動乱の際はヴライとオシュトルの決闘に気づき介入しようとするも、ライコウに止められている。

ウォシス

うたわれるもの 二人の白皇 ウォシス

CV:菊池幸利

 

八柱将の一人。『影光(えいこう)のウォシス』の二つ名を持つ。

個性の強い八柱将の面々を柔和な態度で取り纏める。

皇女暗殺の嫌疑により、オシュトルを捕縛する。その後治安回復を優先し、ヴライの行動を半ば黙認する姿勢を見せた。

マロロ

うたわれるもの 二人の白皇 マロロ

CV:杉山大

 

ヤマトの殿学士。

派手な装束に白塗りの厚化粧をしており、見た目に違わず貧弱で、酒好きだが弱い。

オシュトルとは親しい間柄であり、現在はデコポンポに采配師として雇用されている。

シチーリヤ

うたわれるもの 二人の白皇 シチーリヤ

CV:三宅麻理恵

 

ライコウの副官。

物腰穏やかだが、ライコウの緻密な指示を的確かつ迅速にこなす技量を持つ。

アルルゥ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:沢城みゆき

 

トゥスクル建国に関わった人物の一人。
カミュと共にトゥスクル使節団としてヤマトへ来訪した際にクオンに再会
し、ハクとクオンの行く末を期待しつつ故國に帰還した。
クオンにとっては、姉のような存在である。

カミュ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:釘宮理恵

 

トゥスクルの巫(カムナギ)。
気品ある美女で、背中に大きな黒い翼を持つ。アルルゥと共にトゥスクル使節団としてヤマトに来訪した。
クオンにとっては、姉のような存在である。

ウルトリィ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:大原さやか

 

オンカミヤムカイの賢大僧正(オルヤンクル)。
民からの信頼は篤く、術者としての能力もオンカミヤムカイにおいて最高位である。
クオンの母親役の一人で、奔放な他の母親達に代わり、学問や作法の教育役を担っていたため、クオンは彼女に頭が上がらない。
フミルィルとは赤ん坊の頃に出会い、現在も第二の母親として甘えられるような関係にある。

カルラ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:田中敦子

 

白楼閣の主として帝都で生活していた妖艶な魅力のある女性。
クオンの母親役のうちの一人で、その気品ある優雅な立ち居振る舞いはクオンの憧れとなっている。
一見落ち着いた美人であるが、大酒飲みで怪力を持つという一面もある。首にかかった特徴的な鎖はある人物との思い出の品で、自らは絶対に外さない。

トウカ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:三宅華也

 

白楼閣の女子衆(おなごし)として帝都で生活していた、凛とした物腰の女性。
クオンの母親役のうちの一人で、武術や道徳の指南役も務めていた。
義はエヴェンクルガにあり、とうたわれる一族の出自であり、その名に恥じない志と確かな剣術の腕をもつ清廉な女性だが、どこか「うっかり」で可愛げのある面もある。

クロウ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:小山剛志

 

トゥスクルの戦士。ベナウィの腹心の部下でクオンとは知己の様子。
屈強な肉体を誇る歴戦の勇士で、荒々しくも剛胆な性格。
他のトゥスクルの男衆と同じく、クオンの父親役の一人ではあるが、クオンにとっては年の離れたいじわるな兄のような存在として恐れられている。

ベナウィ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:浪川大輔

 

トゥスクルの侍大将。冷静沈着な優将で、クロウを直属の部下に持つ。
知略に優れると同時に、自身も槍の達人でもある。
クオンの教育係で、一人旅の際も宿題を課す等、子煩悩なオボロに代わって厳しく接してはいるが、忠誠心と共に家族としての愛情ももっている。

オボロ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:桐井大介

 

トゥスクル建国に関わった人物の一人、トゥスクルの皇(オゥルォ)であり、クオンの父親。
娘のクオンを溺愛しており、かつてお忍びでヤマトへ訪れていた際には、酔った勢いもあり、子煩悩な様を居合わせたハクへ露呈した。

ドリィ/グラァ

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:渡辺明乃

 

常に二人一組で行動する双子の兄弟。トゥスクルの皇(オゥルォ)であるオボロの御側付きをしている。
隠密行動を得意としており、ドリィは弓兵衆(ペリエライ)蒼組隊長、グラァは弓兵衆(ペリエライ)朱組隊長をつとめる。

ムント

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:白熊寛嗣

 

オンカミヤムカイの僧正。本来、とうにお役御免となっているはずのカミュのお目付け役を今でも現役で続けており、年齢と立場を顧みないカミュの自由な行動に頭を悩まされ続けている。
苦労人として東奔西走する場面が多く目撃されているが、その実力は確かである。

3期
新キャラクター
声優名/キャラ紹介

フミルィル

うたわれるもの 二人の白皇 フミルィル

CV:儀武ゆう子

 

トゥスクル出身の、美しく大らかな性格の女性。

クオンの御側付きであり、良き理解者であると同時に姉のような存在。

魅力的な容姿が元で問題を巻き起こし、それがクオンの悩みの種になることも多い。

オープニング(OP)・エンディング(ED)主題歌

 アーティスト名楽曲名
アニメ3期OPSuara「人なんだ」
アニメ3期EDSuara「百日草」

TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』話数毎のあらすじ

2022年7月現在のTVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』の最新情報です。(前編にあたるTVアニメ2期『うたわれるもの 偽りの仮面』は、2015年10月~2016年3月まで放送し、全25話で終了)

話数ごとにあらすじをご紹介します。

第1話「鉄扇と共に」

決死の救出劇の末、故國エンナカムイまで逃げおおせたオシュトル(ハク)達。
しかし、敵の動向は未だ掴めず、予断を許さぬ状況が続いていた。

もはや戦火は避けられない――オシュトル(ハク)は近く来たる戦に備え、動き出す。
本物の皇女を守る為、そして……己に全てを託した友との誓いを果たす為に。

第2話「覚悟の在処」

オシュトル(ハク)との合流を急ぐべく、キウルは帝都からオシュトルの近衛衆を率いてエンナカムイを目指していた。

しかし、國境を目前に控え、その動きを読んでいたヤマト軍が急襲をかける。
果敢に応戦するキウル達だが、長旅による消耗も重なり窮地に立たされてしまう。
絶体絶命の危機——そこへ馳せ参じたのは、援軍を率いたオシュトル(ハク)であった。
一方で混乱の渦中にある帝都では、八柱将の一人・ライコウが不穏な動きを見せていた。

第3話「その道を紅く染めて」

オシュトル(ハク)の首を狙い、八柱将デコポンポは自ら兵を率いてエンナカムイへと侵攻する。
圧倒的な戦力を以て蹂躙せんとするデコポンポの軍勢を前に、エンナカムイはすぐに陥落するかのように思われた。
しかし、オシュトル(ハク)による地の利を生かした策が功を奏し、戦局は一変。
次第に追い詰められていく自らの軍勢をよそに、デコポンポは不敵な笑みを浮かべていた。

第4話「戻れぬ想い」

ヤマトから海を隔てた遥か西方、神の眠りし國トゥスクル。
そこで長いまどろみから目覚めたクオンは小さな違和感を覚える。

何か大切なことを忘れている――失われた記憶の糸を辿ろうとするクオン。
それは、ヤマト遠征から帰還したクロウの話を聞くうちに鮮明になっていく。

第5話「対なるもの」

数に勝るデコポンポ軍に圧勝し、勝利に沸くエンナカムイ軍。
その最中、チキナロと名乗る行商人が訪れる。
彼はクオンから依頼され、アンジュの為に妙薬を届けに来たと言う。

妙薬のおかげで順調に快方へ向かっていくアンジュ。
ようやく元気を取り戻した彼女は、自らが置かれた厳しい現実を知ることになる。

第6話「覇道皇女」

説得の為、帝都より来訪した左近衛大将ミカヅチ。
しかし、アンジュはこれを受け入れず交渉は決裂した。
決着をつけるべく始まったオシュトル(ハク)とミカヅチの一騎打ち。
怒りと使命に燃えるミカヅチの猛攻を前に、オシュトル(ハク)は次第に追い詰められてゆく。
諦めかけたその時、脳裏に浮かんだのは亡き友の姿。
決死の覚悟と共に、オシュトル(ハク)は仮面に秘められし力を解き放つ。

第7話「奏上の時」

突如、エンナカムイへと来訪したトゥスクルの皇女。
彼女はトゥスクル全軍によるヤマト全土の制圧を掲げ、オシュトル(ハク)達へ隠遁するよう告げた。
トゥスクル皇女の身勝手な言い分に憤激し、果敢にも挑みかかるアンジュであったが、一方的に打ちのめされてしまう。
己の無力さに涙するアンジュを奮い立たせたのは、ある男の言葉だった。

第8話「帰還」

トゥスクルを離れ、エンナカムイの仲間達の元へ帰ってきたクオン。
再会を祝し、アンジュは盛大に宴を催すことに。
宴が始まり、仲間達が笑顔を見せる一方で、主賓のクオンはどこか落ち着かない様子を見せる。
心当たりのあるアトゥイは、半ば無理矢理に彼女を連れ出し……。

第9話「笛の音」

来る戦に備え、オシュトル(ハク)達はクジュウリと同盟を結ぶべく出立する。
一行を出迎えたクジュウリ皇オーゼンは、愛娘ルルティエの帰郷とアンジュの来訪を大いに歓迎。
同盟の提案に好意的な意向を示すクジュウリ側であったが、これに異を唱えたのは長女シスであった。
困惑するオシュトル(ハク)達をよそに、同盟締結の条件としてシスはある提案を申し入れる。

第10話「策動の森」

束の間の休息を取るオシュトル(ハク)の元に届いた一通の文――それは、イズルハを治める八柱将トキフサより同盟の申し入れであった。
その真意を探るべくイズルハへと赴いたオシュトル(ハク)達は、國の情勢に詳しいノスリの父ゲンホウの元を訪ねることになる。
久しぶりに帰郷することになったノスリは複雑な表情を浮かべていて……。

第11話「長の証」

トキフサから長の証である金印を奪取したオシュトル(ハク)達。
そこへヤマト軍がエンナカムイへ向けて進軍を開始したとの報せが届く。
急ぎエンナカムイへの帰路を往く一行の前に立ちはだかったのは、金印を奪われ怒りに燃えるトキフサだった。

慣れぬ地で不利な戦いを強いられるが、オシュトル(ハク)達は互角に渡り合う。
しかし、トキフサが周到に巡らせていた策に嵌り、窮地に立たされてしまうのだった。

第12話「妄執の炎」

同盟國を増やし、着実に戦力を増していくエンナカムイ。
次なる手を模索する中、シャッホロ皇ソヤンケクルとナコクの皇子イタクが来訪する。
ヤマト軍の急襲により陥落した首都ナァラ奪還の為、力を借りたい――イタクの嘆願を重く受け止めたオシュトル(ハク)はナコクへ向けて出立する。
その頃、遠くナァラ城ではオシュトルの首を狙い、因縁の相手が今か今かと待ち構えていた。

第13話「復興の誓い」

ナコク侵攻を先導したのは、かつての仲間マロロであった。
変わり果てた友の姿に心を痛めつつも、オシュトル(ハク)は懸命に真実を伝えようとする。
だが、その声も虚しく、不利を悟ったマロロは戦場を後にするのだった。
戦に勝利するも、國の象徴である大橋を失い嘆くイタク。
しかし、勝利に沸く兵達の姿に勇気づけられ、國の再建を胸に立ち上がる。
それを助ける為、アトゥイはナコクに留まることを決意するのだった。

第14話「決戦前夜」

(C)うたわれるもの二人の白皇製作委員会

いくつも同盟國を得て、エンナカムイの戦力はようやくヤマト軍と拮抗するに至った。
決戦を目前に控え、オシュトル(ハク)は一人、実家を訪れる。
オシュトルの母であるトリコリと穏やかな時を過ごす二人。
まるで本物の家族のように語らう中、ふと、トリコリは問いかける。
それはオシュトル(ハク)にとって思いもよらぬ一言であった。

第15話「死中に活あり」

ヤマトの行く末をかけた大戦は、戦力で勝るエンナカムイ連合軍が優位に立つかのように思われた。
しかし、ヤマト軍の統率された動きに進軍を阻まれ苦戦を強いられてしまう。
膠着した状況を打開すべく、一転攻勢に出ようとするオシュトル(ハク)だったが、突如兵糧置き場から火の手が上がる。
それは復讐に燃えるマロロの策略であった。

第16話「豪雄激突」

ヤマト軍の伝令を担う通信衆を討つべく、オシュトル(ハク)達は二手に分かれて動き出した。
これを阻止すべく、ライコウの命を受けたミカヅチが現れる。
決死の覚悟で戦うオシュトル(ハク)が作りだした隙を突き、ノスリとキウルは通信衆を射抜くことに成功。
ヤマト軍の統制は瓦解し始めるも、オシュトル(ハク)との決着を望むミカヅチの戦意は消えていなかった。
雌雄を決すべく、男達は仮面の力を解き放つ。

第17話「決意の対価」

ヤマト軍と一進一退の攻防を続ける連合軍。
この拮抗を破るべく、ライコウの命により大正門の中からミカヅチ率いる軍勢が現れる。
長引けば不利となる——この戦いが勝負所と見たオシュトル(ハク)は、全戦力を以て攻勢へ転じることに。
その様子を眺め、不敵な笑みを浮かべるライコウ。
全てはオシュトル(ハク)達を一網打尽にする為の策略であった。

第18話「大願を胸に」

友の死を越え、聖廟へと辿り着いたオシュトル(ハク)と仲間達。
一行を待ち構えていたのは、此度の元凶であるライコウだった。
彼が語る帝からの自立と言う悲願、それが帝の意志を継ぐアンジュ自身によってここに体現された今、自らの望みが果たされたことを悟る。
しかし、主の敗北を認めたくないシチーリヤがライコウに差し出したもの。
それは強大すぎるが故に封じられた、かつて帝が作りし仮面であった。

第19話「残された役目」

國の未来をかけた大戦は終結し、ヤマトには久方ぶりの平和が訪れていた。
帝都で職務に勤しむ傍ら、今後について思いを巡らせるオシュトル(ハク)の元に現れたウルゥルとサラァナ。
彼女達に導かれた先は、聖廟の地下に広がる帝の庭園であった。
死した帝に代わり、オシュトル(ハク)をここに招いた者の目的とは……。

第20話「トゥスクルへ」

各地に残る旧時代の遺産を自在に動かす秘宝・マスターキー。
オシュトル(ハク)は帝の願いを受け、それが眠ると言うトゥスクルを訪れていた。
実家へ戻ると言うクオンと別れ、彼は一人、トゥスクル皇オボロとの謁見へ臨む。
しかし、漂う緊張感をよそに謁見は挨拶のみで終わり、歓迎の宴が催されることに。
宴が大いに盛り上がる中、突如トゥスクル皇女はオシュトル(ハク)に迫る。
――我に仕えよ、と。

第21話「人を継ぐ者」

大神ウィツァルネミテアを祀る神域、オンカミヤムカイ。
その管理を任される賢大僧正ウルトリィに導かれ、オシュトル(ハク)達はマスターキーへと近づいていく。
地下に広がる古の遺跡を抜けた先、一行を出迎えたのは荘厳な社だった。
異彩を放つそれを訝しむオシュトル(ハク)だが、その時、仮面が小さく共鳴を起こす。
社の中で一行を待つ、ただならぬ気配を纏う存在とは……。

第22話「叡智への扉」

突如現れたウォシスはマスターキーを手にし、自らこそが帝の正統な後継者だと告げた。
その強引なやり方を受け入れられず、オシュトル(ハク)は救援に訪れたミカヅチ達と共に戦いに臨む。
しかし、ウォシスが呼び出した異形の化け物に苦戦を強いられ、奮闘虚しくマスターキーは持ち去られてしまう。
急ぎ後を追おうとするオシュトル(ハク)を引き止めるエルルゥ。
彼女が差し出した社の主からの餞別、それは原初の仮面であった。

第23話「目覚めの地にて」

帝の悲願を成す為、マスターキーを用いて古の遺産を起動したウォシス。
タタリの殲滅を声高に命じるが何も起こらず、システムは無情なエラーを告げるのみであった。
封印より解き放たれたタタリは聖廟地下から溢れ出し、瞬く間に帝都を蹂躙していく。
その被害を食い止めるべく、必死に解決方法を模索するオシュトル(ハク)。
しかし、残された唯一の手段は彼らにとってあまりに残酷なものであった。

第24話「深淵より来る声」

聖廟を脱出し、クジュウリ近郊の遺跡へ転送されたオシュトル(ハク)達。
帝都のタタリを殲滅させたことで気象衛星アマテラスが機能を停止し、ヤマトの気候は大きく変化しつつあった。
降りしきる雪は以前よりも厳しく、いずれ人々の生活にも大きな影響を与えるだろう——手遅れとなる前に、オシュトル(ハク)はアマテラスを再起動するべく動き出す。
一行は手がかりを知るウルゥル・サラァナに導かれ、クジュウリ城の地下遺跡へと向かうのだった。

第25話「歪みし大神」

正体不明の化け物・ノロイの出現を聞き、急ぎ駆けつけたオシュトル(ハク)達。
そこで待ち構えていたのは、死んだはずの冠童達であった。
何度倒しても蘇るノロイとウォシスから授かった力を振るう冠童に苦戦を強いられ、一行は次第に追い詰められていく。
この窮地を脱すべく、オシュトル(ハク)は仲間の静止を振り切り仮面の力を解放。
しかし、その力の代償を払う時はすぐそばまで迫っていた。

第26話「願いの果て」

タタリ殲滅の影響が色濃く残る帝都に鎮座する巨大な繭。
それは、ライコウが残した仮面の力を解放したウォシスであった。
人々がノロイへと姿を変える中、その元凶である繭を破壊すべく立ち向かうオシュトル(ハク)達。
しかしウォシスの力は凄まじく、近づくことすら敵わずにいた。
後は頼んだ――仲間達に意志を託し、オシュトル(ハク)は残り僅かな命の全てを代価に根源への扉を開く。

第27話「神話の始まり」

全身全霊を賭したオシュトル(ハク)の一撃がついにウォシスを打ち砕く。
しかし、その代償はハクの死と言う余りにも大きすぎるものであった。
かけがえのないものを二度も失い、強い自責の念に苛まれるクオン。
彼女は失意の中を内なる声に付け入られ、大神ウィツァルネミテアへと変貌してしまう。
自らの意に反して暴走するその強大な力を前に、クオンに出来るのはただ祈り続けることだけ。
それは歪な形となって顕現し、大切な仲間達へ牙を剥く。

第28話(最終回)「二人の白皇」

長きに渡る戦乱は終わりを告げ、世は安寧を喜ぶ民の声で溢れていた。
ヤマトとトゥスクル——両國は同じ過ちを繰り返さぬよう、決意を新たにそれぞれの道を歩み出す。
未来を見据える二人の皇女が胸に浮かべるのは、ずっと側にいたかけがえのない人の笑顔。
これは、己の運命を悟り、大切な仲間の為に身を賭して戦い続けたある男の物語。
古よりうたわれしもの、その名は——

原作ゲーム 基本情報

『うたわれるもの』シリーズは三部作構成のゲーム作品です。原作ゲームの情報をまとめます。

うたわれるもの

2002年4月26日に「Leaf」から発売されたPCゲームで、通称はオリジナルPC版またはアダルト版(18禁要素の描写を含むため)です。

PC版のほかにPS2版、PSP版も発売され、対応機種が増えました。主人公「ハクオロ」による一人称形式のSRPGゲームです。

企画/開発/販売Leaf
ジャンルAVG+SLG
対応機種Windows®98/Me/2000/XP
公式HPhttps://leaf.aquaplus.jp/product/uta/
発売日2002年4月26日

うたわれるもの 散りゆく者への子守唄

2006年10月26日に発売されたPS2版『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』は、2002年に発売したオリジナルPC版『うたわれるもの』を全年齢対象に作り替えた作品です。

このPS2版が大ヒットを記録し、2009年5月にPSP版、2018年4月にPS4/PS Vita版の順で対応機種が増えました(下記の表はPS4/PS Vita版の基本情報)。

自然に囲まれ、獣のような耳尾を持つ人々が暮らす世界。大怪我を負って倒れていた仮面の青年「ハクオロ」の物語が描かれています。

企画/開発/販売AQUAPLUS
ジャンルAVG+S・RPG
対応機種PlayStation®4
PlayStation®Vita(PS Vita TV対応)
公式HPhttps://aquaplus.jp/uta/chiri/
発売日2018年4月26日

うたわれるもの 偽りの仮面

シリーズ第二作『うたわれるもの 偽りの仮面』は無数の國からなる大國「ヤマト」が舞台。記憶を失った青年「ハク」の物語です。

前作『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』から一新され、新たな主人公・舞台でストーリーが進んでいきます。(前作キャラクターは一部登場)

企画/開発/販売AQUAPLUS
ジャンルAVG+S・RPG
対応機種PlayStation®4
PlayStation®3
PlayStation®Vita(PS Vita TV対応)
公式HPhttps://aquaplus.jp/uta/itsu/
発売日2015年9月24日

うたわれるもの 二人の白皇

シリーズ第三作『うたわれるもの 二人の白皇』は、前作『偽りの仮面』のその後の物語です。そして『散りゆく者への子守唄』からも連なる三部作全ての結末が描かれています。

企画/開発/販売AQUAPLUS
ジャンルAVG+S・RPG
対応機種PlayStation®4
PlayStation®3
PlayStation®Vita(PS Vita TV対応)
公式HPhttps://aquaplus.jp/uta/oro/
発売日2016年9月21日

その他 関連ゲーム作品

・うたわれるもの斬:2018年9月28日PS4版発売
・うたわれるもの ロストフラグ:2019年11月26日iOS/Android版リリース
・ドカポンUP! 夢幻のルーレット:2020年12月10日PS4 / Nintendo Switch版発売
・うたわれるもの斬2:2021年7月22日PS5/PS4版発売

※詳しくはAQUAPLUS公式「うたわれるものシリーズ 指南書」をご覧ください。

関連書籍

『うたわれるもの 二人の白皇』にまつわる関連書籍を3つご紹介します。

うたわれるもの 偽りの仮面/二人の白皇 公式ガイドブック

・出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA
・発売日 ‏ : ‎ 2016/11/5
・大型本 ‏ : ‎ 192ページ

『偽りの仮面』『二人の白皇』両作をエンディングまで導く完全攻略本です。
さらに、シリーズの原点『散りゆく者への子守唄』も解説。

うたわれるもの 二人の白皇 コミックアンソロジー

・出版社 ‏ : ‎ 一迅社(DNAメディアコミックス)
・発売日 ‏ : ‎ 2016/12/24
・コミック ‏ : ‎ 162ページ

うたわれるもの 偽りの仮面/二人の白皇 公式ビジュアルコレクション

・出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA
・発売日 ‏ : ‎ 2017/3/24
・大型本 ‏ : ‎ 304ページ

『うたわれるもの』シリーズ第2作『偽りの仮面』と最終章『二人の白皇』2作品のビジュアルをたっぷりと掲載した書籍。
いわゆる「一枚絵」と呼ばれる数々のイラスト、各キャラクターの設定画やラフ画のほか、物語世界の美術設定、シミュレーションRPGパートにおけるキャラクターのモーション設定画、ゲーム中イベントビジュアルなど、そのボリュームはおよそ300ページにおよびます。
キャラクターデザインを担当した、甘露樹氏とみつみ美里氏による主要キャラクターの誕生秘話も必見。

(C)うたわれるもの二人の白皇製作委員会

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